パパ
あなたは本当にいないの?
8/18で四十九日。
決まりきった事は特別していない。
読経をあげてもらっただけ。(普通これを法要というのだろう)
自分でも読経をあげただけ。
あとは何も…
パパが「いなくなってから」自分がしてる事。
毎日お線香をあげる。
毎日必ずコーヒーをいれる。
好きなものを見つけたら速攻お供えする。
「お供えする」なんて立派なものじゃないだろうな。
でも。
パパの「お道具」だけは早く揃えたくて。
お線香だけは絶やしたくなくて。
ネットでだけど「パパに合うもの。我が家らしいもの」で選んだ。
どこかでは「いなくなってしまった事」を分かっている。
でも。
どこかではまだ「7/7」のあの夜のままだ。
パパの家系の宗教も方針もお墓も知らないので、自分の実家の宗教、方針で考えることにした。
(もう調べようがなかった)
色々な手続きをおぼつかない足取り、体力でやっては来た。
パパ。
本当はまだどこかにいるんじゃないの?
確かに真っ白になったのをこの目で見たけど。
ここ10年近く二重生活だったからか。
まだいつか「ただいま帰りました〜」って帰ってきそうで。
まだいつか「腹減った〜」って言いそうで。
パパがいなくなった事でしなきゃならない手続きに四苦八苦してはいるのに。
自分の心はまだ。
パパが帰って来る気がしてる。
こんなんじゃパパの魂は安心出来ないんだよね。
パパごめん。