権利とは、「義務の中の一部分を例外的にまぬがれることと、
負担からのわずかな戻り。」だと思う。
注意しないといけないのは、公権力側は、たえず権利を
縮小しようとする。
更に悪いのは、権利と義務を実質的に逆転させて国民に認識
させようとするところである。
例えば、義務教育がその代表である。本来は、子どもの
権利だが、まるっきり逆転させていることで深刻な
弊害が生じる。悪質ないじめや、学級崩壊など、
教育を受ける権利を放棄した側と教育を受ける権利を侵害
された側に、適切な対応が成されないのはそのせいだ。
ある時期に教育を受ける権利を放棄しても、将来、
受け取るチャンスがあればいいだけの話である。
憲法にある幸福追求権も脅かされている。この権利は、
個人の思想、身体、財産に関することは個人の自由を認める
権利であり、この権利を認めない国は民主主義国でも
自由主義国でもないのだが、やれ、血圧が高い、血精脂質が高い、
内臓脂肪が多い、血糖値が高い、などと服薬を迫る。
また、被雇用者は毎年、医療被曝を伴う健康診断を
強制されている者が大半である。それに加えて、タバコは吸うなとか、
酒量を減らせ、などなど、きりがない。
次回は「社会性」を考えてみる。