mentawai boat→trip 2009 chapter 9 アドベンチャー
さっきの興奮状態が落ち着き、船はゆっくりとやわらかく揺れながら進んでいた。
向かう先には島が見えるのだけどすぐ着きそうでその景色は近づいてこない。いまいち船の速度がつかめないくらいまったりとしていた。
デッキから広大な景色に見とれていると飛魚がつるつるの水面を
軽快に飛んで行く。それを何度も見かけるたびに「あ~いたいたっ!」て指差していた。
あいちゃんがイルカが船と併走して泳いでいたのを見たらしい。自分たちが海の自然を満喫し眺めているのと同じように魚や広大な海も自分たちを見ているような気がした。
移動する時間は、ある者はビンタンタイム、またある者は音楽を聴きながらデッキで音楽を聴いたり、
傷だらけの板を簡易リペアキットで直しまたすぐ使えるようにしていた。

そのうち船が島沿いをゆっくりと走るようになった。
その景色は砂浜の広がる海岸線ではなくごつごつした岩肌が見え先にパームツリーがびっしり生えているといった感じだった。
ずっと前子供のころ、遊園地に行ったときに人口で作られた木々の中で人口の川があり、そこにはレールが敷かれてあってその上を小さな小船が走り水しぶきが飛ぶというアトラクションがあった。それを思い出した。
今俺は本物の自然の中にいて本物の船の上にいる。まるで探検家にでもなった気分で。
あの頃の自分が今の自分を想像できるわけないくらいの超非現実。だけど五感で味わうリアル。
やがて小さな無人島が見えてきた。
それは誰も住んでいないとわかるくらい小さな島だった。みんな「うぉ~無人島じゃん」とテンションがあがる。
たかさんが「ここで少しゆっくりしてきますか?」と提案してきた。
明るいうちにスーパーレフトに着いても今日は波がかなり小さいだろうという予想だし、目の前の無人島にみんな好奇心をくすぐられまくっていたので即決で決まった。
島の前もサーフポイント(目測:腿~腰あるかないか)という事だったので俺とたかつぐ、いっぺいくんは、一応波乗りしてから島に行こうとパドルアウトしていった。
なにかにつけすぐ飛び込む俺たち
波は思ったとおり小さく、乗って走ったらすぐ浅いとこまで行ってしまう。ぎりぎりのところまで乗ってプルアウトしないとここでも簡単にリーフの餌食になってしまうコンディションだ。
このころからは俺たちの間でこれは「男塾」だなと言っていた。
旅がはじまってすぐに体も、板も傷だらけになりそれでも波には乗らずにいられない。板は再び傷つき、体にも新しい傷が増える。そうこの旅は「男塾」。 そんなことを言って盛り上がる頭の弱い3人の男達。 こいつらとメンタワイに来れて本当に良かった。
島を見るとこんな小さな波には目もくれずゆっくり船でリラックスしていた、たかさん、あいちゃん、しのさんがディンギーで先に島に上陸して遊んでいた。
デディが小さなカヌーに乗って俺たちのところへきた。それで波に乗ろうとしていた。さすがメンタワイで唯一ローカルでサーフボートのオーナー
だけあって波乗り以外にも海での遊び方はプロといった感じのデディ、そんなのもサライナにあるんだぁと思っていたら彼が「セット、セットーッ!」って。沖からあきらかに胸近い波が。
みんな我こそはとパドルするがだれもピークに間に合わなかった。結局このラウンドの幻の1本となった。
そろそろ上陸しようということになり島に着くとびっしりと生えた木々の中から無数の鳥たちの綺麗な鳴き声が聞こえてくる。どんな鳥がいるのか見てみたくて中に入りたいところだけど歩けそうな道もなく無理やり入って虫に刺されたり、葉っぱに触れてかぶれたりすると後悔しそうなのであきらめた。
いっぺいくんとタカツグがシュノーケリングを始めた。
道具が2つしかなさそうだったので俺は一人で島の周りを歩き始めた。
綺麗な貝殻や珊瑚をさがしながら下をみていると小さなヤドカリがたくさんいた。つまむとササッと貝に隠れる姿はかわいい。ゆっくり歩いたけど結局15分くらいで1周してしまうくらい小さな島だった。元に戻って俺がシュノーケリングを始めた。友達の家でみたことがあるような小さな箱の中にいる熱帯魚が実際に泳いでいた。海パンでゴーグルをして泳ぎながら見るエメラルドの水中での熱帯魚たちは自由で太陽の光を浴びてより輝きカラフルな色をしていた。

島を見るとみんなが椰子の木に登って写真を撮っていた。そのはしゃぎ様をみていると心はまるで子供そのものだった。
そのうちいっぺいくんとたかつぐが椰子の実でラグビーみたいにパスし合い砂浜にトライしていた。この2人は本当仲がよく息がピッタリだった。それをみてしのさん、あいちゃんが爆笑していた。そしてみんな遊びつかれ船に戻ることに。
今日も素敵な夕日に乾杯。
おいしい晩御飯の用意もできていて、船はスーパーレフトへ動き出した。
飯も食べ終わりビンタンタイムになるころたかさんがメンタワイにいる遥か昔からの文化を継承しつつ暮らす部族のDVDを見せてくれた。お金の概念もなく、自力で木を切り倒し、家を作り、大きなカブトムシの幼虫に似ている白い虫などをそのまま食べたりして栄養をとるなど自然と調和した部族の生き方を紹介したものだった。そしていまだにその生活をしている人たちが島の奥にはいるという。
自分が以前住んでいた、オーストラリアにもそのようなアボリジニという先住民がいて国に一定の彼らのエリアを誰にも邪魔されないよう保護され彼らの文化を尊重しているけど、ここメンタワイにもいまだ原始的な生活をしている人たちがいるということに驚いた。
そしてメンタワイにはサーフィンしかイメージを抱いていなかった俺たちにそういった文化や事実を知り違った面でのスマトラ、メンタワイを吸収して帰ってほしいというタカサンの思いを感じた。
明日は朝からスーパーレフトで入る予定なので今日、おもっきり波に乗れなかった分明日にかけようと、体を早めに休ませようとタカツグが寝ようとした。寝る前にビンタン帳を見てタカツグが「おいおい」とびっくりした様子。そこには「タカツグ FUCK!!」と書いてあった。
それ見てしのさん、あいちゃん大爆笑!彼女たちどうやら犯人。
ビンタン帳とは毎晩自分の飲んだビール(ビンタン)を正の字にして書き足していって最終日に合計を計算し支払うというものだった。日本で細田さんから電話で「ビール前もって買い込んでおくので一人何本くらい飲むか教えてください」といわれた。「10日間で、飲まない日もあると思うのでみんなそれぞれ30本くらいで」という答えに「そんなに少なくて大丈夫ですか?四国から来る女の子達はそれぞれ60本づつですよ」 「ええっ、まじですか?」こんなやり取りがあった。
その話をしたら「私たちは多めに言っといて飲みきれなかったらみんなで飲めばいいと思ってたけど、さすがに30本は少ないやろ」というツッコミ。男3人なにも言い返せない。
タカツグFUCK!!はこのとき一番飲んでいなかったタカツグへのいたずらだった。60本頼むだけあって2人は昼2,3本、夜3,4本(いや、それ以上?)のペースで飲んでいった。
たかさん、しのさん、あいちゃんの酒が今宵も止まらない中タカツグが始めに寝て、いっぺいくんも寝て、やがて俺もベッドに入り横になると腕をトントンとつつかれた。
ん?と目を開けるとしのさんがアフロのズラを被り鼻に棒のお菓子を突っ込み「もうねんのかぁ~」と言ってきた。後ろであいちゃんが腹をかかえて笑っている。
たかつぐもいっぺいくんも起こされ寝ぼけ眼でそれを見てびっくりしていた。
関西から来たオッサン2人
にわからされた夜だった。
向かう先には島が見えるのだけどすぐ着きそうでその景色は近づいてこない。いまいち船の速度がつかめないくらいまったりとしていた。
デッキから広大な景色に見とれていると飛魚がつるつるの水面を
軽快に飛んで行く。それを何度も見かけるたびに「あ~いたいたっ!」て指差していた。
あいちゃんがイルカが船と併走して泳いでいたのを見たらしい。自分たちが海の自然を満喫し眺めているのと同じように魚や広大な海も自分たちを見ているような気がした。
移動する時間は、ある者はビンタンタイム、またある者は音楽を聴きながらデッキで音楽を聴いたり、
傷だらけの板を簡易リペアキットで直しまたすぐ使えるようにしていた。

そのうち船が島沿いをゆっくりと走るようになった。
その景色は砂浜の広がる海岸線ではなくごつごつした岩肌が見え先にパームツリーがびっしり生えているといった感じだった。
ずっと前子供のころ、遊園地に行ったときに人口で作られた木々の中で人口の川があり、そこにはレールが敷かれてあってその上を小さな小船が走り水しぶきが飛ぶというアトラクションがあった。それを思い出した。
今俺は本物の自然の中にいて本物の船の上にいる。まるで探検家にでもなった気分で。
あの頃の自分が今の自分を想像できるわけないくらいの超非現実。だけど五感で味わうリアル。
やがて小さな無人島が見えてきた。
それは誰も住んでいないとわかるくらい小さな島だった。みんな「うぉ~無人島じゃん」とテンションがあがる。
たかさんが「ここで少しゆっくりしてきますか?」と提案してきた。
明るいうちにスーパーレフトに着いても今日は波がかなり小さいだろうという予想だし、目の前の無人島にみんな好奇心をくすぐられまくっていたので即決で決まった。
島の前もサーフポイント(目測:腿~腰あるかないか)という事だったので俺とたかつぐ、いっぺいくんは、一応波乗りしてから島に行こうとパドルアウトしていった。
なにかにつけすぐ飛び込む俺たち
波は思ったとおり小さく、乗って走ったらすぐ浅いとこまで行ってしまう。ぎりぎりのところまで乗ってプルアウトしないとここでも簡単にリーフの餌食になってしまうコンディションだ。
このころからは俺たちの間でこれは「男塾」だなと言っていた。
旅がはじまってすぐに体も、板も傷だらけになりそれでも波には乗らずにいられない。板は再び傷つき、体にも新しい傷が増える。そうこの旅は「男塾」。 そんなことを言って盛り上がる頭の弱い3人の男達。 こいつらとメンタワイに来れて本当に良かった。
島を見るとこんな小さな波には目もくれずゆっくり船でリラックスしていた、たかさん、あいちゃん、しのさんがディンギーで先に島に上陸して遊んでいた。
デディが小さなカヌーに乗って俺たちのところへきた。それで波に乗ろうとしていた。さすがメンタワイで唯一ローカルでサーフボートのオーナー

だけあって波乗り以外にも海での遊び方はプロといった感じのデディ、そんなのもサライナにあるんだぁと思っていたら彼が「セット、セットーッ!」って。沖からあきらかに胸近い波が。
みんな我こそはとパドルするがだれもピークに間に合わなかった。結局このラウンドの幻の1本となった。
そろそろ上陸しようということになり島に着くとびっしりと生えた木々の中から無数の鳥たちの綺麗な鳴き声が聞こえてくる。どんな鳥がいるのか見てみたくて中に入りたいところだけど歩けそうな道もなく無理やり入って虫に刺されたり、葉っぱに触れてかぶれたりすると後悔しそうなのであきらめた。
いっぺいくんとタカツグがシュノーケリングを始めた。
道具が2つしかなさそうだったので俺は一人で島の周りを歩き始めた。
綺麗な貝殻や珊瑚をさがしながら下をみていると小さなヤドカリがたくさんいた。つまむとササッと貝に隠れる姿はかわいい。ゆっくり歩いたけど結局15分くらいで1周してしまうくらい小さな島だった。元に戻って俺がシュノーケリングを始めた。友達の家でみたことがあるような小さな箱の中にいる熱帯魚が実際に泳いでいた。海パンでゴーグルをして泳ぎながら見るエメラルドの水中での熱帯魚たちは自由で太陽の光を浴びてより輝きカラフルな色をしていた。

島を見るとみんなが椰子の木に登って写真を撮っていた。そのはしゃぎ様をみていると心はまるで子供そのものだった。
そのうちいっぺいくんとたかつぐが椰子の実でラグビーみたいにパスし合い砂浜にトライしていた。この2人は本当仲がよく息がピッタリだった。それをみてしのさん、あいちゃんが爆笑していた。そしてみんな遊びつかれ船に戻ることに。
今日も素敵な夕日に乾杯。
おいしい晩御飯の用意もできていて、船はスーパーレフトへ動き出した。
飯も食べ終わりビンタンタイムになるころたかさんがメンタワイにいる遥か昔からの文化を継承しつつ暮らす部族のDVDを見せてくれた。お金の概念もなく、自力で木を切り倒し、家を作り、大きなカブトムシの幼虫に似ている白い虫などをそのまま食べたりして栄養をとるなど自然と調和した部族の生き方を紹介したものだった。そしていまだにその生活をしている人たちが島の奥にはいるという。
自分が以前住んでいた、オーストラリアにもそのようなアボリジニという先住民がいて国に一定の彼らのエリアを誰にも邪魔されないよう保護され彼らの文化を尊重しているけど、ここメンタワイにもいまだ原始的な生活をしている人たちがいるということに驚いた。
そしてメンタワイにはサーフィンしかイメージを抱いていなかった俺たちにそういった文化や事実を知り違った面でのスマトラ、メンタワイを吸収して帰ってほしいというタカサンの思いを感じた。
明日は朝からスーパーレフトで入る予定なので今日、おもっきり波に乗れなかった分明日にかけようと、体を早めに休ませようとタカツグが寝ようとした。寝る前にビンタン帳を見てタカツグが「おいおい」とびっくりした様子。そこには「タカツグ FUCK!!」と書いてあった。
それ見てしのさん、あいちゃん大爆笑!彼女たちどうやら犯人。
ビンタン帳とは毎晩自分の飲んだビール(ビンタン)を正の字にして書き足していって最終日に合計を計算し支払うというものだった。日本で細田さんから電話で「ビール前もって買い込んでおくので一人何本くらい飲むか教えてください」といわれた。「10日間で、飲まない日もあると思うのでみんなそれぞれ30本くらいで」という答えに「そんなに少なくて大丈夫ですか?四国から来る女の子達はそれぞれ60本づつですよ」 「ええっ、まじですか?」こんなやり取りがあった。
その話をしたら「私たちは多めに言っといて飲みきれなかったらみんなで飲めばいいと思ってたけど、さすがに30本は少ないやろ」というツッコミ。男3人なにも言い返せない。
タカツグFUCK!!はこのとき一番飲んでいなかったタカツグへのいたずらだった。60本頼むだけあって2人は昼2,3本、夜3,4本(いや、それ以上?)のペースで飲んでいった。
たかさん、しのさん、あいちゃんの酒が今宵も止まらない中タカツグが始めに寝て、いっぺいくんも寝て、やがて俺もベッドに入り横になると腕をトントンとつつかれた。
ん?と目を開けるとしのさんがアフロのズラを被り鼻に棒のお菓子を突っ込み「もうねんのかぁ~」と言ってきた。後ろであいちゃんが腹をかかえて笑っている。
たかつぐもいっぺいくんも起こされ寝ぼけ眼でそれを見てびっくりしていた。
関西から来たオッサン2人
にわからされた夜だった。

















