おそらく皆さんは経験した事が無いでしょう❢私が小学4年生の頃、我が家に2人の刑事さんが、やってきて「おたくのお店で張り込みをさせて欲しい」という申し出があった。当時、我が家は八百屋を営んでいた。我が家の前の道路を挟んだ、斜め前のアパートに窃盗の常習犯がいるとのこと。そのアパートは「幸福荘」とは名ばかりの不幸な人達の吹き溜まりだった。刑事さんは私に「あのアパートの加藤って知ってる?」と尋ねました。私は、こう見えても「長い物にはグルグル巻かれろ」&「公権力には犬の様に柔順に」をモットーに生きてますから、知っている事は、洗いざらいゲロしました。まず、月に1度くらいの頻度で、加藤君が、日曜日の早朝に出かけて、軽トラに、巨大な木製の糸車の様な物に電線が巻かれた物を運んで来て、空き地で灯油をかけて燃やす。するとピカピカの銅線だけが残る。昭和40年代は高度成長期だったので、そのピカピカの銅線がサラリーマンの月給以上の値段で売れた。だから加藤君は羽振りが良かった。ただ、1つだけ、刑事さんに秘密にしていた事があった、加藤君がギャンブルで大儲けをして、とても機嫌が良かった時に、おもちゃ屋とは全く異なる大人向けのホビーの店に、私を連れて行ってくれて、しかも高価なモデルガンを買ってくれた。百円札が1枚あれば、お祭りで豪遊出来た時代に、数 千円もするモデルガンは、私の宝物だった。しかし、加藤君が逮捕されて取り調べの時に「八百屋の息子にモデルガンを買ってやった」って言って、モデルガンを没収されたらどうしようって、眠れぬ夜を過ごしたのは、遠い昔❢
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