今日は、大阪府立富田林中学校(2022年)で出題された知識を要する歴史問題を紹介します。
親子で挑戦してみてください!
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次のア~オのうち,鎌倉時代のできごとをすべて選びなさい。
ア:元軍が二度にわたって九州北部にせめてきた。
イ:清少納言が「枕草子」を著した。
ウ:武士が初めて太政大臣の地位についた。
エ:北条氏が鎌倉幕府において執権という役職についた。
オ:足利義政が京都に銀閣を建てた。
大阪府立富田林中学校(2022年)
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■解答例
ア,エ
■解説・ポイント
ア:鎌倉幕府の第8代執権・北条時宗のときのできごとです。
1274年と1281年の二度にわたって,現在の中国・モンゴルに広大な領土を持っていた元が日本に攻めてきました。
イ:枕草子は平安時代中期,およそ1000年ごろに清少納言が書き上げた随筆です。
ウ:武士で初めて太政大臣の地位についたのは平清盛で,1167年のことです。
保元の乱・平治の乱の勝利を通じて地位を高め,後白河天皇とも深い関係を築いた末に,太政大臣にまで上りつめました。
エ:選択肢に「鎌倉幕府において」とあるので明らかですが,北条時宗が初代執権の座についたのは鎌倉時代初期,1203年のことです。
以来,鎌倉幕府滅亡まで10代以上にわたり,北条氏の一族が執権の座を独占し続けました。
オ:足利義政は室町幕府の第8代将軍です。義政が京都に銀閣を建てたのは室町幕府時代の1489年のことで,東山文化における代表的な建築物として世界遺産にも指定されています。
★知識を要する歴史問題がよく出題されている学校は下記になります。
青森県立三本木高等学校附属中学校、秋田県共通、宮城県仙台二華中学校、福島県共通、山形県立東桜学館中学校、川口市立高等学校附属中学校、埼玉県立伊奈学園中学校、さいたま市立浦和中学校、静岡県・沼津市共通、石川県立金沢錦丘中学校、大阪府立富田林中学校、奈良市立一条高等学校附属中学校、奈良県立青翔中学校、滋賀県共通、和歌山県共通、京都府共通、京都市立西京高等学校附属中学校、徳島県共通、高知県共通、熊本県共通、大分県立大分豊府中学校、沖縄県共通
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