家庭教師を頼むとき、お子さんに少しでも何とかしたいという気持ちがあれば、つぎは教師を探すことになると思います。
探し方には大きく派遣会社からと個人的に探すのと2種類の方法があります。
ここではまず、派遣業者に頼む場合についておはなしします。
①まずはインターネットやタウンページ、新聞広告などから情報を取りだしチェックします。
自分の住んでいる地域にどんな派遣会社が存在するのか、調べます。
派遣会社には全国的に展開しているところ、地元密着型でこじんまりとやっているところなどいろいろあります。ご近所や友人の話を聞いてみるのも良い手です。
<やってはいけないこと >

すぐに会社に電話をかけないこと!
こちらから電話をかけることでほかの情報を分析する間もなく、強引に契約に持ち込まれるケースが少なくないからです


情報収集段階でかかってきた勧誘電話はたとえ興味があってもその場では聞かないこと!
たとえ迷っていたとしても、テレアポの話をその場できいてしまうのは業者からカモだどみられ しつこい営業にあいかねません。
<おすすめしたいのは・・・>

友人・ご近所の評判を聞いてみること。

タウンページやPTA新聞の広告を参考にすること。

インターネットの掲示板での前評判を見ておくこと。

派遣業者のホームページは良いことだけを誇張気味に書いているものも多いです。また、派遣業者に関しての掲示板は、実際の体験談なども出ていて参考になりますが、そのすべてが正しい情報とはいえませんし、偏りのある情報もあります。
情報に見極めはとても重要です。

保護者側の評判だけでなく教師側の評判も情報としては重要です。
私の経験上、教師を邪険に扱っている業者は保護者側も邪険に扱うところが多いのです。
教師を邪険にする派遣業者は派遣するまで(教材のあるところはこれを売ってしまうまで)が仕事なので、それ以降の世話はしてくれません。売り上げさえ上がればOKで、子供の将来なんて考えてないし、最悪なところは教師を教材のおまけとして扱うところもあり、教師に対しての指導が皆無なんてところもあります。
②いくつか業者の候補を挙げたところで、その業者に頼んで大丈夫か、そのあたりを注目して情報を整理してください。大丈夫だと親子ともが思ったら業者へオファーを試みます。
実際オファーをすると、間髪いれず営業スタッフが来ます。
彼らは営業としての教育を受けているので、セールストークはすばらしいのですが、なかには家庭教師の経験がない人間も含まれています。
なので、セールストークに批判的に構えていたほうが無難ではないかと思います。
体験指導などが実際あったとしても、セールスマン用にマニュアルがあって、そのとおりやっているだけなので、実際その先生が派遣されるケースは少ないです。あまり参考にならないと思います。
契約の話をするときは家庭のペースで話を進めると後で後悔はしないと思います。
③契約書にサインする前に、必ず確認!
教材の購入はないか、支払う月謝の料金とその基準、支払い方法、教師交代や途中解約の制度、教師のランク(教師の学校などの希望があれば)、紹介はいつごろきてしてもらえるかという点を確認してから契約書にサインをしましょう。

業者の中には、料金の話をする前に契約書のサインを強要するところや、契約書を書かせてから教材のローンの契約の話を切り出してくるあくどい業者もあります。なので、気をつけなければいけません。こういう会社はほとんどが悪徳業者です。
営業スタッフにそういう態度に出られたら、玄関から外へ引きずり出す位の強硬な態度をとることが必要かと思います。
業者との契約には利点欠点それぞれあります。冷静に見て、デメリットよりメリットが大きければ、契約に踏み切っても後悔しないでしょう。
なお、業者の実態については私の経験談のほうも参考になさってください。

指導の時間ってどのくらい必要?
よく、業者のHPで、1~1.5時間で5教科教えます、という文句を見かけます。
指導している側からすれば、??って感じです。
私の経験上、それではとても無理です。
以下は私の経験からの話なりますが、参考までに。
私は派遣の場合、中学1,2年生で週1~2回、4~5教科、1回2時間、の指導でお話をいただきますが、個人的にご家庭に国語・理科・社会の指導用に1ヶ月に1~3回分追加指導の時間をいただくよう相談しています。
その理由は、5教科すべてを指導しようと思ったら下手したら週8時間は必要ではないかと考えるからです。
実際に指導するとき、生徒さんの能力によりますが宿題を確実にこなしてくれる生徒さんであっても、1教科45~60分はかかります。宿題のわからないところの確認・前回の学習項目の復習・新しく指導する事柄の説明・問題演習(解き方のコツ)とやっていくと要領よくいってもこのくらいかかってしまいます。これだけはやっておかないと学習したことが定着しないためです。
・・・ということは、2教科(英数)メインの指導の場合、1回1.5~2時間は最低でも必要、ということになります。5教科を指導希望というのであれば2時間は確実、実際はテスト前などに1~2回ほど指導回数を増やさないと間に合わなくなります。
1回1時間で5教科、という派遣会社はあまりにも指導に対して無知、というか、現場を知らなさ過ぎます。
聞いた話ですが、ある教材系派遣会社では、
「教材を必ず指導に使うように」
「1教科の指導は15分程、30分は長すぎる。1時間なんてもってのほか」
「1時間の指導でで5教科まんべんなく教材を使ってやってくれ」
・・と、教師に徹底して指導しているところもあるようです。
教材を高額で買わせているから使わないとクレームが来るから、という考えからなのかな、と個人的には思います。
なので、あまりに短い指導時間で5教科やります、というところは業者選択の際避けたほうが良いのではないかと思います。
b、個人契約の場合
個人契約をする場合、知り合いのつてであったり、大学の求人広告を通じて募集したり、するのが一般的ですが、最近では教師とご家庭との個人契約を斡旋するサービスも登場し個人契約を結ぶことが出来るようになっています。
個人契約では、派遣会社が中間に入らない分、授業料が安いなどのメリットもありますが、授業日、授業料等々の問題を教師と相談して決めていかなくてはなりません。メリット・デメリットの詳しいことは、個人で 家庭教師を頼む場合のほうを参考になさってください。
ここでは指導に本格的に入る前に、いったんは教師を呼んで話し合いをすると思いますが、そのとき契約を結ぶまえに確認しておくと良い事項を挙げてみます。
①家庭教師としての指導経験はあるか・指導に対する考え方がしっかりしているか
個人で雇う場合、知り合いからの紹介であったり、個人契約サイトからのマッチングであったりして教師と面談をするわけですが、その教師に個人指導塾や家庭教師としての指導歴があるかないかは聞いておく必要がある思います。
家庭教師は生徒と教師の二人三脚でやっていくものなので、その生徒のペースに合わせられるかや知識をわかりやすく伝えられるスキルがあるかが重要です。その点を初回の面談である程度ご家庭は判断する必要があると思います。
また、単に高額アルバイト感覚で家庭教師をする人も多いのが実情です。本当にその教師が指導する気があって、指導力があるか、まずはきてもらうことを決める前に判断して、不安があるなら徹底的に話し合って、駄目だと思ったら遠慮せずに断ってください。子供とご家庭双方が納得できると思う教師を雇ったほうが子供のためになります。
知り合いからの紹介だった場合はこの時点で紹介してくれた人にお詫びを入れておけば指導始まってから断るよりは気まずくならずにすみます。
②授業料・交通費等を決める
はじめに授業料をしっかりと決めておかないと、あとあと大きなトラブルになります。
授業料の支払い基準は時給なのか授業回数なのか。
また、追加指導や延長があった場合の授業料については話し合う必要があると思います。また、教師の都合やご家庭の都合で指導時間が足りなくなったときや、最悪指導中止となったときなどどうするか、考えられるケースを想定してこまかく決めておくことが大切だと思います。
私は個人契約の場合、時給で計算して、実際の指導時間に即した御代を月末に提示して、いただくようにしています。
交通費の支払いや、参考書代、コピー代はどうするか
これらなどについても前もって話して置くとトラブルが少なくなると思います。
授業料の支払い方法
日払い、週払い、月末払いなのか、また手渡しなのか口座振込みなのか等々決めておく必要があります。また、領収書が必要な場合は、家庭教師に伝えておく必要があります。
③授業曜日、授業時間を決める
授業曜日を決めるにあたっては、もし授業曜日に急用ができた場合に他の曜日の代替授業が可能かどうか聞いておくことが必要です。
教師が学生の場合、大学のテスト期間は休みたい(生徒のテスト期間がかぶることも少なくないんです。)とか、地元に帰省するから休みたいなどの要求をしてくることがあります。
大学生でも社会人でも授業曜日以外はすべて他のバイトや仕事で埋まっている、教師のスケジュール上、振り替え指導が難しいということも少なくありません。(私の場合も他の生徒を抱えているため振り替え指導できる時間帯が限られることは必ずお話しています。
また細かくたずねるなら授業時間には休憩時間も含まれるのか聞いておいた方がよいこともあります。
④子供の性格やご家庭側からの指導についての要望をきちんと伝える
派遣会社を通して家庭教師を依頼する場合には、たいていの派遣会社では面談時にお子さんの状況等の聞き取りをして、派遣会社を通して教師側に生徒の状況が伝えられるのが普通ですが
個人契約の場合、派遣会社が中間にはいらないため、ご家庭側からお子さんの状況をしっかりと教師に伝える必要があります。
事前にお子さんの性格を教師が知っているのと知っていないのでは、初期の指導段階のコミュニケーションや成績の伸びに差が出ます。
その生徒にあった指導法を教師は考え、一緒に実践しながらその生徒さん独自の勉強スタイルを作り上げるのが家庭教師の大きな役割のひとつです。そのためには生徒の性格や育った環境、ご父兄の考え方も情報として必要なのです。
生徒の性格を一番知っているのはいつも身近にいるご両親です。ですから、教師にお子さんの性格をしっかりと伝えておくとよいですね。
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