前回の寄生虫の話の続きです🐛


さぁーーー張り切って

他の寄生虫も紹介しますね笑


今日はヒトに関係する寄生虫特集です



蟯虫(ぎょうちゅう)




うわっ

なつかしーーーニヤニヤ

僕が小学生の頃は

まだお尻にペッタンして学校に提出してました



セロハンテープみたいなシートを

カシャカシャさせながら

お尻にペッタンするあの感覚は

ちょっとやそっとじゃ忘れません真顔



衛生環境が良くなった日本では

この検査をしても

ほとんど検出されなくなったので

2015年に廃止になった様です



日本では蟯虫の寄生が

ほとんどなくなりましたが

諸外国では全然普通にいます



では

なぜ蟯虫検査では

肛門にペッタンするかというと


お腹に寄生している成虫が

夜中になると肛門からコンニチハして

肛門周りに産卵するためです



なので

検査してるのは寄生虫の卵です🥚🐛



気持ち悪っゲッソリ‼️‼️



と思ったあなた

多分これからもっと面白い展開になるはずです

もうしばらくお付き合い下さい笑



ちなみに

蟯虫の感染によって起こる症状は


肛門が痒くなる


です笑



稀に尿道炎や膣炎もある様ですが

基本的にはお尻が痒くなるだけ

特に子供で



まぁ地〜味に嫌だけど

全国の小学校で徹底して検査するほど

蟯虫ってそこまで人に悪さしてない感じしません?





続いて


トコジラミ(南京虫)



シラミも寄生虫の仲間になります


なんか最近

韓国とかで少しニュースになってますよね



タイムリーなので載せましたが

別に昔からいたはずなので

なぜ今更ニュースになってるのかは謎です





続いて


バンクロフト糸状虫




蚊によって媒介される

糸くずの様な寄生虫です



ヒトのリンパ管に寄生し

リンパ液が皮下に貯留することで

象の様に足が全体がパンパンに腫れるのが特徴です🐘

象皮病と言います




恐ろしい事に

男性は運が悪いと金玉がパンパンに腫れて

ジブリの平成狸合戦ぽんぽこみたいになります


陰嚢水腫と呼びます








ひーーー😱‼️‼️‼️

怖すぎる

マジで怖すぎるゲロー



実際の写真は

衝撃的すぎるので載せるのはやめときます昇天




でも

安心して下さい真顔


日本ではすでに終息してます‼️

(1970年代に終息)→意外に最近な🫢



昔の日本では流行してた様です



その証拠に

浮世絵で有名な葛飾北斎が

北斎漫画12編って作品にその様子を描いてます





それがこちら👇 どん




もうね

重すぎて

2人で担いじゃってますよ不安



それくらい

江戸時代の日本ではポピュラーだった

って事なんでしょうね



ちなみに

日本人なら誰もが知ってるあの著名人も

陰嚢水腫でした



さぁ誰でしょう??

………





どうせ誰も当たらないから

すぐ答え発表します笑



そーです


幕末志士の

西郷隆盛です



アレを抱えながらここまで活躍されるとは

心中お察しします


単純にすげぇ驚き





まだまだたくさん

紹介したい寄生虫はいますが

僕のブログを誰も読まなくなりそうなので

これくらいにしときます笑




ヒトと寄生虫の付き合いは長くて



平安時代の医師によって書かれた

医心方(いしんほう)という

現存する日本最古の医学書にも

寄生虫の事が載ってるそうで



寄生虫の形状や寄生部位

治療に使う薬草



などの情報も書かれているそうです



平安時代にはすでに

寄生虫の存在は身近だったって事ですね



というか

人類が出現してどれくらい経つか分かりませんが


縄文時代から数えたとしても


最低でも1万5000年前には

寄生虫はヒトに普通に寄生してたはず



それが

現代では衛生環境が整備されて

ほとんど寄生虫の感染がなくなりました



それもほんのここ50年くらいの間にです



① 1万5000年間 寄生虫と同棲(感染)

② 50年間 寄生虫と別居(感染なし)



寄生虫と同棲してる期間は

寄生虫と別居してる期間の最低でも300倍



そしたら

もうこれは寄生虫と別居してる

現代の状況の方が


人類史的には異常


と言えるかもしれません




皆さんが嫌っている寄生虫と人類は

同棲してるのが普通でした




以前のブログでも軽く載せましたが


寄生虫学者としても有名な

藤田紘一郎先生は



日本人に

花粉症やアレルギーが発症する様になったのは

日本人の身体から寄生虫がいなくなった事が

一つの要因だと考察されてました



僕らの身体は1万5000年の間

寄生虫と同棲してたので


免疫系統が寄生虫の感染ありきの

システムになってます



でも

ここ50年で

いきなり寄生虫が身体から消えたので

それまで寄生虫に対応していた分の免疫部隊は

すげー暇になり



行く先を無くした免疫部隊は

今までは完全スルーしてた

花粉とか卵とかをとりあえず攻撃してみてる

だってやる事ないし


って感じです



なので


なんと

寄生虫がいてくれたことで

ヒトの身体も免疫のバランス

取れていたようです




東南アジアとかアフリカとかでは

花粉症ってあまり聞かないし

日本でも昔の人は発症してません




そーいえば


生命の起源となっている重要なアミノ酸が

宇宙由来であるという研究があります



地球にいる生物は

宇宙から地球に持ち込まれたってことです



そーいう意味では

地球という生命体からすると

人間も寄生虫と同じですね




実際の寄生虫は

感染した動物全てに悪い影響は与えません



もし寄生したことにより

その動物達が全部死んじゃったら

寄生虫も困るからです



死んでしまう個体も確かにいますが

全体からすればホント少数だろうし


もしかしたら

一部の動物種が増えすぎない様に

寄生虫がバランスを取ってくれてる可能性すらあります




でも人間はというと

寄生させて頂いてる地球を

壊し続けてる様なので



もうそろそろ破壊活動はやめて

寄生虫達を見習って


バランス(調和)を取る方に

意識や感性を切り替えなきゃいけない

タイミングに来るかもしれませんねー




寄生虫から意外な事を学べました


寄生虫ありがとう!