この前、偶然見ちゃったんだ。いつもと違う、パパとママ。いつもは優しいパパとママの顔が、その時は違った。パパもママも、厳しい顔をしてた。近寄れないくらいだった。花組のお姉ちゃんたちも、由里お姉ちゃんも、かすみお姉ちゃんも、椿お姉ちゃんも、とても怖い顔をしてた。私とゆずだけが、取り残されたみたいで、なんだか寂しかった。でも、しょうがないんだよね。パパもママも、花組のお姉ちゃんたちも、
由里お姉ちゃんも、かすみお姉ちゃんも、椿お姉ちゃんも、死んじゃうかもしれないところに行くんだもんね。私もゆずもいい子でお留守番してるから、絶対に死んじゃ嫌だよ。みんな、生きて帰ってきてね。
いつものとおりに、パパとママ、花組のお姉ちゃんたち、由里お姉ちゃん、かすみお姉ちゃん、椿お姉ちゃんが戦いにでかけて行った。いつも、私とゆずは抜け者なんだ。離れたところで、応援するしかないんだ。みんながいない時、私とゆずは、2人で遊んでる。つまんないな…。そんな時、パパとママ、お姉ちゃんたちが帰ってきた。その時のパパ、たくさんケガしてた。ママも、疲れた顔をしてる。マリアも、カンナも、すみれも、紅蘭もケガしてた。痛そうだった。ママは、
「ごめんね。いつも寂しい思いをさせて…。」
って言って、抱きしめてくれた。私もゆずも、しょうがないって思ってるんだ。だけど本当は、寂しくて、つらくて泣きたいって思うこともある。パパは、ケガしているのに、自分のことよりも、私とゆずのことを心配してくれている。私もゆずも、パパやママ、花組のお姉ちゃんたち、由里お姉ちゃん、かすみお姉ちゃん、椿お姉ちゃんのことが心配。パパもママもお姉ちゃんたちも、ケガをしたり、疲れた顔をしたりしてるから、そんなパパやママ、お姉ちゃんたちを見るのがつらいんだ。だから、もうやめてほしい。
「パパやママ、お姉ちゃんたちが戦うのは、帝都のみんなの笑顔が見たいから。守るべきものを守りたいから。」
ってママが言ったことがあった。どうしても、やめることはできないんだね。じゃあ、私もゆずも、寂しいとかつらいなんて泣き言なんて言ってられないんだね。戦うことをやめたらなんてことは、私もゆずも考えられないし考えたこともない。ただ、帝都を守るため、みんなの笑顔を守るために、パパやママ、お姉ちゃんたちが戦うんだってことは知ってる。だから、応援したいって思うんだ。
私、将来は、ママみたいに帝国陸軍に入って、守るべきものを守るために戦うのが夢なんだ。パパやママ、花組のお姉ちゃんたちを見ていると、みんなが力を合わせればできないことはないって、そう思った。ゆずも、帝国華撃団に入るのが夢だって言ってる。夢を叶えられるように、私、頑張るよ。
☆あとがき☆
今回は、戦いに行く、大神パパとかえでママ、花組のみんな、三人娘を見送る子どもたちの心境を、紅葉視線で書いてみました。
今までで1番の駄作です。すみません…。
最後まで読んでくださってありがとうございました。