こんにちは! teinen-diverです。

 

2012年に、初めてギャッベを購入しました。

それまで、数年に一度はリビングの敷物を購入していました。

夏は、涼しげなゴザ風とか、麻系とか、冬は、カーペットとか、ホットカーペットとセットの敷物とか

いろいろ買いましたが、買うたびに何かもっといいものはないかなぁ~と思っていました。

 

ある日、Mrs.diverが、近くのお店の「ギャッベ展」を新聞の折り込みか何かで発見しました。

善は急げ、早速お店へ。

第一印象は、今までに見たことのない、すばらしい絨毯だと思いました。

と同時に、価格が想像以上に高くて、とても我が家で手の出るものではありませんでした。

う~~~~~~~~~ん、悩ましいなぁ~~~~~~~。

 

そこで、ネットでいろいろ調査をしました。

近辺の取り扱っているお店、ネット販売、東京のお店にも行きました。

が、ピンとくるものがありませんでした。

そうこうしているうちに、神戸に「絨毯ギャラリー」というお店があることを知りました。

ペルシャ絨毯、ギャッベなどを取り扱っているお店です。

 

2012年9月にお店にお邪魔しました。

神戸ファッションマートにあります。

店がデカい!

ギャッベが数えきれないくらい大量にある。

ちょうどお邪魔した日は、ギャッペが入荷したばかりで、かつ、小売りのお店の方が買い付けに来る前

だったので、種類、色などがいつもよりさらにあったそうです。

(あとから知ったのですが、ゾランヴァリというギャッペの日本総代理店のお店だったのです。問屋さんです。)

我々が欲しかったのは、サイズ3mx2m位(3畳サイズ)、色はグリーンです。

当時グリーンは、数があまりありませんでしたが、何十枚も積んであるギャッペを一枚一枚よけて下の方から

数枚探しだして頂きました。

 

そして、ギャッペには種類があることも教えて頂きました。

当時いい方から、カシュクリ、アマレ、ギャッペの順でした。

今は、ルリバフというカシュクリより上位のものもあります。

違いは、編目の細かさ、糸の違いです。

細かい目の方が、肌触り、模様の表情などがいいです。

編目のアップです。(1㎝四方の編目数です)

左がカシュクリ、右がアマレです。

だいぶ違いますよね。

ただ、実際の肌触りは体感したほうがいいと思います。

毛足の長さや、柔らかさがそれぞれ違うので、カシュクリだから必ず気に入るとは限らないと思います。

(この種別は、あくまでゾランヴァリ系です。メーカーによって違います。)

 

絨毯ギャラリーの値段設定は、種類(カシュクリ、アマレ等)の違いとその大きさ(絨毯の面積)で計算されるそうです。

我々が言った他の店では、デザイン性で値段の差をつけていたような感じがあします。

(アートギャッベとか、ランドスケープとか・・・)

これは感想です。

 

さて、その日どうなったかというと・・・。

出会ったしました。

運命のギャッペと。

これです。

グリーンのグラデーションです。

アマレです。

お値段37万円です。

今まで見てきたお店の値段の半分強位です。

買ってしまいました。

 

昨年(2020年)7月、購入して8年経ちました。

その間、このギャッペの上では、こぼしたり、落としたり、いろいろなことがありましたので、

クリーニングに出すため、絨毯ギャラリーに持っていくと、

「今買ったら倍くらいする」と言われ、少しうれしくなりました。

ちなみに、クリーニング代は3万円(㎡5000円です)+送料+TAXです。

 

ギャッベの使い心地はとてもよく、1年中敷きっ放しです。

冬は、ギャッベの下にホットカーペットを入れています。

 

そして、調子に乗って買い足しました。

玄関マット(カシュクリ116x83 10万円)

ベッドサイド(左カシュクリ82x61 5万2千円)(右アマレ103x68 5万4千円)

 

どれも、絨毯ギャラリーで購入しました。

神戸に行く費用を考えても、絨毯ギャラリーで購入したほうがお得だと判断しました。

 

参考までに

下の写真は、ルリバフです。

我々も驚いたのですが、とても繊細なタッチで表現されています。

ザクロですね。子孫繁栄です。

ザクロ一つ一つのグラデーション、幹と枝の繊細さ、背景の濃淡、抜群のデザイン性ですね。

細かいですよね。

見ていて飽きません。

これは、絨毯ギャラリー(ゾランヴァリ)ではありません。

今年見に行った、グレースギャベというものです。

大きさ104x159です。

94万です。

(94万は手が出ませんね)

 

ここ数年は、秋から年末年始あちこちで「ギャッベ展」が開催されています。

今でも、見に行って楽しんでいます。

(もう、敷く所もないので、冷やかしですね)

 

ただ、個人的に思うことは、最近のギャッベはデザインが洗練されてきた感じがします。

もともとギャッベは、遊牧民が自分たちのために織っていたものです。

デザインも頭の中でイメージしたものを自由気ままに織っていたのではないでしょうか。

我が家のギャッベの模様です。

よく見ると、木の模様が2段あります。

その下の段の木の色ですが、茶色、ベージュと交互にくるのですが、この部分だけ、茶色が

2回連続織ってあります。

これが、楽しいところです。

縁も真直ぐではありません。

毛の長さもまちまちです。

これが、ギャッペのいいところです。

面白いところです。

飽きないところです。

完璧なデザイン画をもとにしているようなギャッベはどうなんでしょうね。

(ルリバフは、昔からデザイン性があったと聞いています。)

 

ギャッベは、深いです。

ゾランヴァリが有名ですが、それ以外も結構あります。

ネットを見てもいろいろ書いてありますが、大切なのは現物を見て触れることだと思います。

 

ギャッベは、一点ものです。

ギャッベは、出会いです。

お店に行ったら、必ずギャッベに乗ってみて下さい。

必ず手でさすってみて下さい。

必ず両側から見て下さい。(織り方向で濃淡が出ます)

そして、しばらく、見てあげて下さい。

 

そのギャッベが、連れて帰ってくれと言っていませんか?