あのーー、いちおー読みは正解をだしてきております。
またお約束よりだいぶ遅くなりましたことお詫びいたします。
おもわぬボリュームに七転八倒・・・八転キュート―・・・やむを得ず、二つに分けることにいたしました。
この点もご容赦頂きたくよろしくお願いいたします。
それから、私なりに、
「難読地名」というのは下のように分類されるのでは?というふーに考えておりますが、これが当たって
おりますかどうか、いまのところまるで、カクショーがありません。
そしてこれが、「ここでの一番の大事」かな?と思うのですが、
ここでの趣旨は皆様に
「読み」の「正解・不正解」を楽しんでいただくコーナーではなく、一文字の意味から
全体の意味を類推したり(「山カン」けっこー)、全く見たことのない字から、読み方が、
わからなくとも、そこの土地がどーゆー街なのか?を類推したりと(「あてずっぽー」大カンゲー)・・・どちらかとゆーとクイズを解くというより、推理小説を読む・・・
といった感覚に近いでしょうか??
ですから・・・
問題の部のところで申し上げました通り、考え方や、読み方が途中まであっていた場合、
「胸を張って<部分点>をご自分でつけたりして盛り上がりましょー
それから、これは、フロクですが、「固有名詞の地名」というのは、かなり変わったものでも
意外なところで「サイソーグー」とゆー場合があります。
「鉄」さんの場合は、特に、地図帳と一緒に、地名を探っていくのも、オモロイのではないかと
愚考する次第であります。
眼を光らせておいでになると、身の回りの難しい地名が、遠方にあり、そこの土地のHPに由来が
書いてあったりするかもしれませんよ!?
例)長野県軽井沢町・・・横浜市軽井沢→「涸れやすい」「井戸」がある「沢」
横浜・・・下北半島にもあります
横須賀・・・遠州灘、袋井ー御前崎の間にあります。
駿遠線(最終所属・静岡鉄道)の大軽便線の駅もありました。
また、よく知っている言葉が、特定の地域の古い方言だったりする場合があります。
例)「雲仙」→長崎地方の「温泉」の方言に山岳地帯を連想させる字をあてたもの
では、始めに前回の分類と読み、所在の地図、
続いて多少の説明を・・・
*********分類*****************
◇:本来の読みだが、なじみがない字(最近使われなくなった字)が地名に入って難読になってしまった
「飫肥おび」、「飫お」は辞書に載る「ユイショ正しい<読み>」であります。
しかし現在、使われる機会は、「飫肥」が宮崎県日南市の中央部である(=日南市は飫肥町を中心に
付近の町村を合併して成立)地域であることや、一帯を飫肥平野という平地であるということぐらい
しか使われていませんでショカ?
ついでに、九州7県の中で、明治維新になってから県都の建設を「江戸期の街並みと関係なく」計画的に
造成されたのは宮崎のみで、福岡、熊本、佐賀、長崎、鹿児島、大分は江戸期以前からの政庁所在地を
利用しております。
◆:「訓読み」がないので「音読み」から、ふさわしい「訓読み」を考えてみたものの
肝心の「読み」が漢和辞典や国語辞典に載っていないので迷ってしまう
鰄渕(かいらげ渕))2014.4.13の秋田県・難読地名から
本来、訓読みは認められておりません。
本邦では「かいらぎ=サメ(の皮)」の意味としてつかわれています。
またサメの皮をまいた装飾品、刀の束、鞘なども指すようです
#字の脱落や調子を整えるために、余分な一文字の読みを加えたら
俄然読みが難しくなった。
「小比内さんぴない」2014.4.10,難読地名・青森県編
出だしは「さ・ひない」でしたでしょう。そこに、「さ-ひ」間に撥音便化(#)が起こり
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(#)飛ぶ・・・が連用体になり「飛びて」などなりますと、だんだん発音が早くなってきたときに
「び」が犠牲になって「飛んで」よなります(撥音便化)。しかしこの時は元々の字数の増減は起こらず・・・
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「さんぴない」となりますが、漢字の組み合わせで説明できない「ん」の字のトージョーにしばし困惑いたします。
⇔読みの調子(発音重視)が良くなるよう、本来の読みから1文字脱落させたら難読化
→渡)渡り音効果、二文字以上の地名で隣同士のひらがなが親戚筋の時一方が片方に吸収され①文字脱落
渡)石動:いし+ゆるぐ(発音記号のishiのi とjurugu のj が親せき関係で、い+「し+ゆ=1文字化」+るぐ
例は結構あり、皆様の町の周囲)にもあるかもしれません。
探してごらんになってみてはいかがでしょう・・・
●旧仮名遣いを現代発音化、または音便によって読みが複雑化
「知立ちりゅう」、江戸期の宿場町「池鯉鮒ちりふ」を現代発音化し、良字を当てました
■慣例的に古来より使われてきていたが、「死語」となり、難読化したと思われるもの。
「左沢あてらざわ」、遠くにあるもの「あちらの古語あてら」が由来で、「律令制度」では
太政大臣の次位が左大臣だったものが、ある時期右大臣が次位となり、左大臣を
遠ざけた=左(大臣)をあてら(遠く)に追いやったことから、というちょっと嫌味な意味
から「左=あてら」が一般化したともいわれています。
「一青ひとと」純白の鳥の体の中央に青い模様の鳥がいた・・・という言い伝えから。
▲2-3文字の地名で「セット」で意味を成す地名:下記の「治田」(2番目に登場いたします)
当)それらしき文字を並べて、オヤジギャグ風の物から古典落語風のものまで・・・「当て字」です
雪車町(秋田県由利本荘市)そり町
*上記の分類に分けられぬ「本来」の難読地名
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①伊勢市佐八町 ● 「ソウチ」ちょう
こーゆー場合は、アルファベット表記による検討が有効かと思います。
sahachi →souchi (発音はsoochi ? でしょーか???)
ですから、何らかの理由で、「SAHA」が「SOU/SOO」になればいい・・・
ことに「H」をどこかに飛ばしたいですねー。
まず周囲から実例を探してみましょう。
諸賢は土佐の名物料理に、「皿鉢」というのがあるのを御存知かと思います。
土佐名物を豪快にチョーデカ・一皿盛りに盛り付けた「いかにも」といった風情の一品でありますが、
読みは「さらはち」ではなく「さわち料理」であります。
<sarahachi → sa-ra-ha-chi → ①sa-ra-wa-chi →②sa-wa-chi >
この料理名が変化し始めたのは、おそらく10世紀ごろからでありましょー。
「ハ行転呼音テンコオン(*)」という現象がおきて、10世紀ころ最盛期を迎えたとされます。
(*)は、例えば、旧仮名遣い通りの「川かは」と発音していたものを、次第に「かわ」と現代に近い発音に
変化していく現象をさしたものです。
次に、②の「r」が落ちる地名となりますと・・・と「佐八」と関係ないことまでやっておりますと、またいつしか
はまってしまいますので、
皆様には、ここでは「は→わ」の「ハ行転呼音」だけ頭の片隅にでも置いていただけますと幸いかと・・・
さて、そーしますと、「さはちsahachi」は「さわちsawachi」となったわけであります。
これ以上はと申しますと、sawachi → souchi ,すなわち なかほど「awa → ou 」となることが可能か否かの
確認作業でありましょうか?
よい例が、国鉄・蘆尾線→わたらせ溪谷鉄道の「沢入駅」に見ることができました。
沢入=そうり、と発音いたしますが、これも始めはおそらく 「さわいりsawairi 」。
それが上のごとく変化しましたので、sa-wa-i-ri → sou-ri ,つまり awa(i)が ou にかわっております。
変化をもう一度負いますと、sahachi → sawachi → souchiということになりましょう。
100%ダイジョビか?と言われますと自信がありませんが、まず間違いありませんでしょう・・・
されています。
②-1上野市(現・伊賀市)治田 ▲ 「ハッタ」
元は「はりた」と発音したのではないのでしょうか?
「みず=さんずい」で「治水」を行ない「田」の水利をコントロールしていたことを示す地名で、
相当古い地名と思われます。
「治+田」でワンセット熟語です。
関東では「治水関連」の地名は目立ちませんが、関東平野が 本格的農耕地となったのは、
14-16世紀ころで、関西より遅いため、「開墾」に関する地名の傾向に違いがあり、
関西はすでに田畑がある様子がうかがえる地名、関東は「新田開発」現在完了形のような地名が
目立ちます。
変わった字の使い方と私が思っておりますのは、「本来は新治にいはり、新しく開墾/治水を始めたトコロ」 →にっぽり→日暮里」で、目が惹かれます。今まさに、新田開発終了といったところかと思います。
一方、関西では「何らかの功績があった農民にたいして、一代に限って租税を納めなくとも、土地を貸与、
死後、国家が回収した<一身田>というシステムに統一していた時期があり、「農耕地」の運用はすでに
確立していたことがわかります。<一身田>は皆様よくご存じのように、特に伊勢地方でその名が伝わって
おります(二代目・伊勢鉄道の駅)。
また、尾張地方において<一色>と申せば、年貢は納めなければなりませんが、やはり何らかの功績が
あり、公事(お役所・地方自治体への人的御奉公)の義務は解かれた家柄/土地のことで、中央政府に
対する特典・免訴も、律令制度から2-300年程度の経過で有名無実となり、かえって地方によって
独特な文化?呼び方、習わしなど、バラバラになっていくことがわかります、今に伝える言葉の史料と
なっております。
②-2上野市枅川 ◆ 「ヒジキガワ」
◆がついていますように、枅には「訓読み」がありません。
ショーがないと思った、太古の人は、文字の意味から 「ひじき・・・食用海藻のヒジキではありません」と
意訳して振り仮名をつけました。
建築工法の一つで縦材が横材に直接あたると、横材の一点のみに縦材の負担がかかりますので
それを分散させるのが「ひじき、現在は肘木と」であります。
②-3上野市生琉里 * 「フルサト」
「芝生しばふ」の「ふ」、「瑠璃(色)るり」の字の組み合わせが一般的ですが、「琉璃」ともかきます。
いずれにせよ、無責任ですが、コー言った地名は、「どー読めばまともに聞こえるか?」だけで
決めていいと思います。
②-4上野市喰代 */◆ 「ホオジロ」
「喰う」「喰らう」と書けば「くう」「くらう」と読みたくなりますが・・・
実は「喰」は「音読み:サン、訓読み:なし」の字なのです。
単純に考えて「頬張る」+「しろ」・・・でしょうけれど?「しろ」と読む必然性に欠ける説明です
***********************今回は**************
難読地名①伊勢市②上野市→伊賀市③松阪市④多気郡の一部
***************************
③-1松阪市白粉町 ■ 「オシロイ」まち
江戸期から使われております「慣用的」漢字表記であります
しかし、詳細は別に譲りますが、「おしろい」と書けば、「粉白粉」「水白粉」「煉白粉」「紙白粉」・・・
などありすべて別物役割も違うようです。
共通なのは主成分が炭酸鉛PbCO3であることだけのようでした。
③-2松阪市駅部田町 ■ 「マエノヘタ」ちょう
<うまや>の部田町の短縮形と思われます。
「馬」は音読みに「ま・ば」があるためか、訓読みの「う・ま」の「う」がよく脱落しているのを見かけます。
小名浜鉄道→福島臨海鉄道の「馬落前」は、臨鉄になってから、停留所が失われましたが、明治期は、
「まおぢまえ」、昭和期は 「もおぢまえ」と発音しております。
「落」を「おちる」と訓読みしていることから、先頭の「馬」も「訓読み」しかも読みの始めの「う」は脱落して
いるとおもわれます。
福島臨鉄のお話は、「うまや→まや→まえ」と先頭の「う」が脱落したのではという根拠になると思われ、
お示しいたしました。
また、「まや→まえ(まへ)」は間に入った、所有の格助詞「の」の前後の母音が同一のほうが会話上
発音しやすいので、前のMAYAが後ろのHETAにひかれて、MAEになったと思われます。
③-3松阪市岩内町、④-1多気郡明和町岩内町(異なる土地ですが読みは同じです) ●「ヨウチ」ちょう
「岩」の正字体に「巖」という字かあり、日本人が勝手につけた「訓読み」に「よし」があります。
以前は「巖内町」と書いて「よしうち」ちょうと名乗っていたと思われます。
ところが近くに「養川ようかわ」なる住所があり、発音に混同が発生、「ようち」となったかと思われます。
④-2多気郡多気町兄国 ■ 「エクニ」
元々の「干支」の始まりは「十干・・・甲・乙・丙・丁・・・」の順で「甲」から二文字ずつ組になり、
兄弟に模します。「甲乙」「丙丁」・・・の組み合わせが兄弟です。
読み方は、「兄が<え>」「弟が<と>」と読んで 「甲乙」=<きのえ・きのと>、
「丙丁」=<ひのえ・ひのと>・・・ってー具合です。この時の末尾を取って「えと」と呼びます。
でもまさかこんなところでいきなり、陰陽五行説に関係した地名が出てこようとは誰も考えませんでしょーね?
その点もわかりませんでした。
で、よみは「えくに」です。
また、同じ多気町内に「弟国おおくに」というアザナもあります
さらに「きのえ・ね」の年にできたので甲子園球場です
近鉄雑感・・・難読地名<三重県>の巻,解凍らしきもの1/2 了
読了された皆様へ
今回、勝手に問題を出しておきながら、このように回答?編が大変遅くなり、
しかも、説明下手もあって、文章が冗長、2回に分けざるを得なくなるという
無様な結果になったこと、深くお詫びいたします。
また、いつものように、最後までおつきあいくださいました方々、
特段のご厚情と承りまして、後半につなげさせて頂きます。
カラスのクンセイ 拝

