「雪国の都市伝説・・・③でした?」のミエミエの解凍編です。 | 余生庵 カラスの晴耕雨・読ぶろく…クンセイが肴

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残り少ない余生をテキトーにいきていくブログ
◇監修 左上野 老鶴 ◇GM 経田野 横鋤 ◇照明 当代元 蔵志
☆余生を送っている人間が書いている記事ですので、恐縮ですが
 「記事更新頑張りましょう」といったコメントにはお返事できま
  せん。

登場人物 = = = = =
 ・古書店「欧風堂(*)」の御主人:崎山氏
        (*)ブック・オフとは違います。
 ・長屋の面々:ご隠居、蜂、
 ・定山渓の住人:ヒグマ(熊)
 ・謎の古書店の客:カラス(前回は崎山氏の話の中だけに登場)
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 前回は、古書店のお得意さん?であるカラス氏がH.K氏の
 「放火前(+)」の初版本がほしいからと、11 / 25 と、入荷して
 いるかどうかの確認のはがきを、12 / 8 に「欧風堂」に出したが、
 返事がなかったので、12 / 11お店に来店。
  (+):東野圭吾氏の「放課後」とは作者・作品とも無関係であります。

 崎山氏は何も知らず、従業員にも確認したが、誰一人として、
 そのような郵便物を見たものはいなかった。

 ところが、12 / 12 欧風堂の郵便受けを見てみると、
 確かに、11 / 25, 12 / 8 の消印が打ってあるカラス氏からの
 はがきが、本人が話した内容と寸分違わず書いてあった。
 
 そこで、困った、埼山氏は、この不可解な現象を解いてもらおうと
 ご隠居のところに来ていたのであった。
  ***ここまでが、前半戦のお話です*****

 埼「ご隠居様、まさかとは思いますが、カラス様が、私どもの
   店のところに先廻り、店の従業員のふりをして
   はがきを受け取り、ご自分で回収なさったと言うことは
   ありますまいか?」

 隠「さー、それでは、ちょっとでも集配時間がずれた場合、
   同じ時間にまって、二日とも同じようには受け取れんでしょう。」
 埼「なるほど、さよーでございますねー・・・」

 ヒグマ(熊)「ご主人様、あっしが見てもよろしいんで?」
 埼「えー、是非お願いいたします。
    なるべく多くの方の目に触れたほうがいいお考えが
    いただけるものかと・・・」
ヒグマ(熊)「ご主人様、はがきのあて先のオモテ面のほうに
      細かい傷が沢山ありやすね・・・?」

ご隠居「あーこれこれ、熊さん、旦那さんの大事なものだ。
    表面をそんなに何度もなでるでない。
    お前様の手あかがつくではないか。」

ヒグマ(熊)「いえ、ご隠居、あっしには、このからくり、わかって
    しまったんで・・・ショーコはありやせんが・・・」
埼「え?モーですか??」

ヒグマ(熊)「えー。あっしは、麻雀が三度の飯より好きなぐらいなんですが
    そこから思い付きやした。
    まず、あっしの考えが正しいかどうか確認させてください。
    ご主人様、そのカラスさんてお客さんの下の名前は
    クンセイさんですか?」

埼「すごい!そのとーり!でもどーして分かったのです?」
ヒグマ(熊)「いえ・・・先ほど申しました、はがきの傷が、ちょっと<文字?>に
     見えましたものですから・・・麻雀の盲牌(牌を見ることなく、親指などで
    牌の紋様をなぞってその牌をあてること)の要領で、はがきの表面を
    なぞってみたら、
    お名前と、住所は**区北++条とありました」
埼「住所も当たっています。はがきにそれが書いてあるのですか?」

ご隠居・蜂「ちょっとわしらにも、もう一度見せてくれないか・・・
    あー、そうか。」
ご隠居「蜂さん、そこの文机フヅクエから2Hか4Hあたりの薄めの鉛筆を・・・
     や、ありがとう!!
     旦那さん、はがき汚くなりますが表書きに鉛筆塗らせていただきますよ。」
埼「えーえ、お役に立つならなんだってどうぞ。」

蜂「すごい!熊のいうとーり、あらかた、オモテメンが黒くなったら、
    カラスさんとやらの住所と名前が出てきた!!」
ご隠居「熊さん、さっきは何もわからず、あんなたしなめ方して
     悪かったね・・・
    でも熊さん、これに、すぐ気が付くとはすごいぢゃないか!」
ヒグマ(熊)「イエイエ。遊び人の浅知恵でさ。
     カラスさんとやらは、まず薄い色の鉛筆で、自分宛てにはがきを
       出します。すると、その時の消印がついて戻ってくる。

     次に自分宛ての宛名を消して、本屋さんの宛名を書いておけば
     何時いってもお芝居はうてるでしょ?

     薄い鉛筆はすぐ消えるけど、芯は固いから、いくら柔らかいタッチで
     書いても、字の形は、はがき表面の傷になって残ります。」

埼「いや、すばらしい・・・ところで、こんな手の込んだことをして
  どーゆー得になるのですか?」

ヒグマ(熊)「おそらく、ナントカの初版本とやらは、カラスさんの手元に
     始めからあると思うんです・・・」
埼「ますますわからない?」

ヒグマ(熊)「それで、例の10日に1度の連絡手紙も出し続けておいて、
    自分の在庫を、第3者に頼んでお店に持ち込ませる・・・
    そこで改めて、ご自分が登場・・・
    <なんだ、初版本入っているぢゃないか>と文句をつける
    そこに、カラス氏が雇った二人目の第3者が出てきて、
    <実は私もこれを探していました。是非お譲り願いたい!>
    とすったもんだ・・・

    カラス氏は、お店の情報伝達が不備でこーなったと
    損害賠償請求・・・」

埼「まさかそこまでは、あはは・・・」
ヒグマ(熊)「さすがにありませんか?
     でもご主人様おっしゃるように、今のままでは
     なんも得もなりませんね?」
埼「ちょっとケータイが鳴って、。。。失礼いたします・・・
   え?ほんとですか??」
ご隠居「ドーされました、御顔の色少し悪いよーですが?」
埼「カラス氏が交通事故にあって入院したとのことです。」
ご隠居「いや小事といえど世間を騒がせたのです。
  多少のお仕置きはショーがないでしょう・・・」

埼「今回は、皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。
   特に、ヒグマ様、後程、定山渓のお住まいに冬眠用として鮭を
  お届けに上がります。」

 雪国の都市伝説・・・③  了

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まー、なんとイーますか、勝手気ままに書いてスイマセン。
熊さんは、ヒグマ(熊)と書いてある通り、人間ではありません。

最後までおつきあい頂いた方、今回も深謝申し上げます。

 カラスのクンセイ 拝