登場人物 = = = = =
・古書店「欧風堂(*)」の御主人:崎山氏
(*)ブック・オフとは違います。
・長屋の面々:ご隠居、蜂、
・定山渓の住人:ヒグマ(熊)
・謎の古書店の客:カラス(前回は崎山氏の話の中だけに登場)
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前回は、古書店のお得意さん?であるカラス氏がH.K氏の
「放火前(+)」の初版本がほしいからと、11 / 25 と、入荷して
いるかどうかの確認のはがきを、12 / 8 に「欧風堂」に出したが、
返事がなかったので、12 / 11お店に来店。
(+):東野圭吾氏の「放課後」とは作者・作品とも無関係であります。
崎山氏は何も知らず、従業員にも確認したが、誰一人として、
そのような郵便物を見たものはいなかった。
ところが、12 / 12 欧風堂の郵便受けを見てみると、
確かに、11 / 25, 12 / 8 の消印が打ってあるカラス氏からの
はがきが、本人が話した内容と寸分違わず書いてあった。
そこで、困った、埼山氏は、この不可解な現象を解いてもらおうと
ご隠居のところに来ていたのであった。
***ここまでが、前半戦のお話です*****
埼「ご隠居様、まさかとは思いますが、カラス様が、私どもの
店のところに先廻り、店の従業員のふりをして
はがきを受け取り、ご自分で回収なさったと言うことは
ありますまいか?」
隠「さー、それでは、ちょっとでも集配時間がずれた場合、
同じ時間にまって、二日とも同じようには受け取れんでしょう。」
埼「なるほど、さよーでございますねー・・・」
ヒグマ(熊)「ご主人様、あっしが見てもよろしいんで?」
埼「えー、是非お願いいたします。
なるべく多くの方の目に触れたほうがいいお考えが
いただけるものかと・・・」
ヒグマ(熊)「ご主人様、はがきのあて先のオモテ面のほうに
細かい傷が沢山ありやすね・・・?」
ご隠居「あーこれこれ、熊さん、旦那さんの大事なものだ。
表面をそんなに何度もなでるでない。
お前様の手あかがつくではないか。」
ヒグマ(熊)「いえ、ご隠居、あっしには、このからくり、わかって
しまったんで・・・ショーコはありやせんが・・・」
埼「え?モーですか??」
ヒグマ(熊)「えー。あっしは、麻雀が三度の飯より好きなぐらいなんですが
そこから思い付きやした。
まず、あっしの考えが正しいかどうか確認させてください。
ご主人様、そのカラスさんてお客さんの下の名前は
クンセイさんですか?」
埼「すごい!そのとーり!でもどーして分かったのです?」
ヒグマ(熊)「いえ・・・先ほど申しました、はがきの傷が、ちょっと<文字?>に
見えましたものですから・・・麻雀の盲牌(牌を見ることなく、親指などで
牌の紋様をなぞってその牌をあてること)の要領で、はがきの表面を
なぞってみたら、
お名前と、住所は**区北++条とありました」
埼「住所も当たっています。はがきにそれが書いてあるのですか?」
ご隠居・蜂「ちょっとわしらにも、もう一度見せてくれないか・・・
あー、そうか。」
ご隠居「蜂さん、そこの文机フヅクエから2Hか4Hあたりの薄めの鉛筆を・・・
や、ありがとう!!
旦那さん、はがき汚くなりますが表書きに鉛筆塗らせていただきますよ。」
埼「えーえ、お役に立つならなんだってどうぞ。」
蜂「すごい!熊のいうとーり、あらかた、オモテメンが黒くなったら、
カラスさんとやらの住所と名前が出てきた!!」
ご隠居「熊さん、さっきは何もわからず、あんなたしなめ方して
悪かったね・・・
でも熊さん、これに、すぐ気が付くとはすごいぢゃないか!」
ヒグマ(熊)「イエイエ。遊び人の浅知恵でさ。
カラスさんとやらは、まず薄い色の鉛筆で、自分宛てにはがきを
出します。すると、その時の消印がついて戻ってくる。
次に自分宛ての宛名を消して、本屋さんの宛名を書いておけば
何時いってもお芝居はうてるでしょ?
薄い鉛筆はすぐ消えるけど、芯は固いから、いくら柔らかいタッチで
書いても、字の形は、はがき表面の傷になって残ります。」
埼「いや、すばらしい・・・ところで、こんな手の込んだことをして
どーゆー得になるのですか?」
ヒグマ(熊)「おそらく、ナントカの初版本とやらは、カラスさんの手元に
始めからあると思うんです・・・」
埼「ますますわからない?」
ヒグマ(熊)「それで、例の10日に1度の連絡手紙も出し続けておいて、
自分の在庫を、第3者に頼んでお店に持ち込ませる・・・
そこで改めて、ご自分が登場・・・
<なんだ、初版本入っているぢゃないか>と文句をつける
そこに、カラス氏が雇った二人目の第3者が出てきて、
<実は私もこれを探していました。是非お譲り願いたい!>
とすったもんだ・・・
カラス氏は、お店の情報伝達が不備でこーなったと
損害賠償請求・・・」
埼「まさかそこまでは、あはは・・・」
ヒグマ(熊)「さすがにありませんか?
でもご主人様おっしゃるように、今のままでは
なんも得もなりませんね?」
埼「ちょっとケータイが鳴って、。。。失礼いたします・・・
え?ほんとですか??」
ご隠居「ドーされました、御顔の色少し悪いよーですが?」
埼「カラス氏が交通事故にあって入院したとのことです。」
ご隠居「いや小事といえど世間を騒がせたのです。
多少のお仕置きはショーがないでしょう・・・」
埼「今回は、皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。
特に、ヒグマ様、後程、定山渓のお住まいに冬眠用として鮭を
お届けに上がります。」
雪国の都市伝説・・・③ 了
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まー、なんとイーますか、勝手気ままに書いてスイマセン。
熊さんは、ヒグマ(熊)と書いてある通り、人間ではありません。
最後までおつきあい頂いた方、今回も深謝申し上げます。
カラスのクンセイ 拝