織田信長の不覚 | 余生庵 カラスの晴耕雨・読ぶろく…クンセイが肴

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残り少ない余生をテキトーにいきていくブログ
◇監修 左上野 老鶴 ◇GM 経田野 横鋤 ◇照明 当代元 蔵志
☆余生を送っている人間が書いている記事ですので、恐縮ですが
 「記事更新頑張りましょう」といったコメントにはお返事できま
  せん。

「信長様、殿ッ!!丸根、鷲津の砦も落ちましてございます。」
「そーか、そーか。そーてー内ぢゃ。
(今川)義元殿の出城に対抗しての、付城だからの・・・
心配するでない・・・
義元殿、桶狭間から田楽狭間のどこか平らで、高みになっておるところを探して、
しかもそばに祠のような雨風しのぐる処にお休みになるはず。」

「殿、そのよーな一点買いは(退場!!)・・・」
「(別人)極めつけはよろしくないのではないかと・・・」
「きっさまぁ!余の読みが甘いともーすか!!!?」
「いーえ、決してそのよーなご無礼なことなど・・・」
「お!!名古屋のツインタワーに笠雲ぢゃ(あんたもあんただよ!!)。
ゲリラ豪雨が来るぞ!!(わし、もー知らんかんね・・・)
これからの奇襲にはもってこいぞ!!!
瑞兆じゃ、瑞兆じゃ!!
出撃前の舞の準備をせい!!」
「で、本日は何を!?」
「決まっとるではないか!!必勝の<特盛>よ!!」
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♪ 謡曲「特盛」 (あくまでも謡曲ですが、内容は責任持ちません)
「思へばこの世は常の住み家にあらず
墓場に浮かぶ白い桜、見ず方の蒼穹に宿る月と同点札
金谷で花を詠じ、新金谷では種々の車輌群に目を奪われる


人間五十年、ペテンの手の内看過さるるは、己の技量の未熟なり
一度生を享け、滅せぬもののあるべきか
これをボサッと過ごせば後顧の憂いの種と思ひ定めざらんは、トーゼンの報いぞ
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「いまから出陣じゃ!!ついてこられるものだけでよいから後に続け!
他の者も準備でき次第いでよ。途中のお社で、必勝祈願を期しながら皆を待つぞ!!」

はじめ五十とも二百騎ともいわれた先発組でしたが、お社での「必勝の儀式」がおわるころには
二千騎ほどにもなっていたでありましょうか・・・
いざ出陣!!という頃に、折よく、今川勢に向かっていた偵察隊が帰ってまいりました。
「今川義元殿、ただいま、田楽狭間にて休息中。ほか、隊も、隊伍を解いて、食事などとっておりました。」
「や、殿、まったく殿の読み通りの展開になってまいりましたな。」
とすかさず宿老がヨイショする。
「まーな!それと、この、雨脚よ。われらの接近の音を消してくれようぞ。
騎馬は一列、徒歩カチ組は二列で進め。
いくら気を抜いているとはいえ、天下の今川隊だ。気を許すでないぞ!」
「おー!」


一刻ほど東にまいりますと、何やら、楽しげな歌拍子。
そこに、至る道のりの間も、雨脚は強まるばかりでありました。
信長は
「これはモラッタ!!」
と思っちゃいました。無理もありませんね・・・
崖っぷちのような少し高いところから、今川勢の宴会の様子が手に取るように
わかります。しかも、織田方の動きには誰一人として気づいている者はいないようです。
宴会場?の中心には、白黒の縦縞の緞帳に囲まれた四畳半ほどの広さがあり、
四隅に今川家の旗竿が刺さっています。
おそらく真ん中に義元が構えているのでしょう。
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今川家カモ~ン
家紋
足利二つ引両
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「よし!!」
「お待ちください、殿!!!」
「なにを、今更止めおる。攻めるなら今を置いてあるまいぞ!!」
「今川勢、2万と聞いております。ここに散開している軍勢、どーみてもその半分。
どこぞに<中入り(今でいうところの別働隊または奇襲隊)>がひそんでいるに
違いありません。もう一度だけ、偵察を出すことをお許し願えませんか?」
「ならぬ。せっかくの勢いに貴様水を差すか!!
それほど戦いに加わりたくなくば、屋敷にかえっておれ。」
「いえ、かくなる上はご一緒に・・・」
「勝手にするがよい・・・
全軍突撃!目標、今川家、旗指物がある白黒緞帳。」
上から駆け降りる攻撃です。しかも、下の者たちは鎧兜ははずし、中には
酔いつぶれている者もいる始末・・・
本陣まで、寸刻のうちに抜かれ、その真ん中に座ってる人物の胸板に槍が深々と刺さるまで
そう長い時間かかりませんでした。
槍の使い手が叫びます。
「われ、今川義元殿打ち取ったリー!!」
信長陣営からは鬨の声が・・・

しかし信長だけは・・・青ざめた顔いろで・・・
「そいつは偽物じゃ・・・・」

すると、岩陰から五百騎程の塊が出てきて、
「わしが本物の義元ぢゃ。」

また違ったほうから同じような塊が出てきて
「いや本物はわしよ・・」

と。次々と5-6の小部隊が出てきましたでしょうか?
部隊の勢いはすっかり逆転、信長の軍勢は、個々に撃破され
残っているのは、信長と側近の10名ほどになってしまいました。

「信長殿、お久しゅう。
勢い余って、功をあせりすぎましたかのー。
わしは、おぬしの偵察隊の数を常に把握して、いつもその倍の数は
出しておった。
本日、雨の日に出陣してきたのも、奇襲好きのおぬしなら絶対出てくると思って
わざわざ天候の悪い日を選んだのよ。
おぬしは雨脚が行軍の音を消してくれるかと思ってここまで来たのであろうが、
街道、間道すべてわしの偵察隊が見ておった。
この場で皆酒でひっくり返っていたのも、
皆、おぬしをこの場に引き寄せるための芝居よ。」
「もー、皆までいわんくてもいーですわ。すきにしてくだされ。」
「信長。おしい男よのー。才気あまりて、過剰な自信になった、若いノー。」
「うるさいぞ、じじぃ、さっさとやってくれ。」
「この今川をじじぃ呼ばわりとは、皆の者。信長以下、全員この場で切って捨てよ!!」

と田楽狭間の戦いは、織田信長の性格を隅々読みきった今川義元の圧勝に終わりました・・・


と、どこからともなく、騎馬兵用の短槍が飛んできて義元の胸板を貫きます。
先ほど、信長に今一度偵察隊を出すよう上申したご重役の死に際の渾身の
一投でありました。

 織田信長の不覚  了


 ・ねー、歴史の改ざんもイーとこでないの?
 *あー・・
 ・あーぢゃなくてさー
   このあと、どーなっちゃうの?
 *なんも考えてない
 ・読者さんからコメントなんかで突っ込みが来たらどーすんのよ?
   *・・・どーせあまりこーゆーものって読まれないから、コメントこないべ・・・

 ・・・あ・・・最後までお読みくださいましてありがとうございました。

      カラスのクンセイ 拝