影丸再び・・・⑤1/2 | 余生庵 カラスの晴耕雨・読ぶろく…クンセイが肴

余生庵 カラスの晴耕雨・読ぶろく…クンセイが肴

残り少ない余生をテキトーにいきていくブログ
◇監修 左上野 老鶴 ◇GM 経田野 横鋤 ◇照明 当代元 蔵志
☆余生を送っている人間が書いている記事ですので、恐縮ですが
 「記事更新頑張りましょう」といったコメントにはお返事できま
  せん。

影丸再び①―④のできごと
・影丸は、京都に呉服店を構え、そこの収入源の一部を伊賀上野学校を強化、弱体化していく、
  忍びの初等教育に腐心していた。
・時を同じくして、江戸伊賀屋敷、伊賀上野・上野学校が裏柳生衆に強襲された。
  特に上野学校は、裏柳生が乗っ取りをねらったもので、幕府の享保の改革の影響を受け、
 規模縮小を言い渡されていた、柳生忍者隊が、伊賀衆をせん滅すれば、後、従来通りの
 裏・表2隊が確保できると考えたのであろうか?
 その狙いは影丸・天真らに阻まれた。
・ところで、飛脚業はうまくいくのだろうか?
 影丸の伊賀屋敷での伊賀衆との説明会が始まる。
 しかし、影丸の説明が一瞬滞ってしまうと、天真が”この先は後日”といって
 説明会を早じまいしてしまった・・・
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影丸「天真殿、かたじけない。説明がいま少し残っておりましたのでどーしよーかと・・・」
天真「いや、何。この足の運び、また裏柳生のようだの。今回に限ってしつこいな。」
影丸「20名程度はおりますな。」
天真「しかも、結構強いのが来た。
        このまた 次があるのかもしれん。
   悪くすると波状攻撃を受けるかもしれない。
   それに移らせないためには、こちらには何人で押し掛けられようが「守りは鉄壁」を
   思い知らせなくなくてはならん。
   脳天鬼!電之助!飛行僧!後鬼!」
四名「は。」

天真「まず電之助、先日柳生衆が侵入したときにワシが瓦の裏に火薬をしかけておくよう
    頼んでおいたのをやってくれたか?」
電之助「はい。運よく天候に恵まれ火薬の発火状態は良好にございます。」
天真「次に脳天鬼、お主には、「布瀑布ぬのばくふ、'14.11.25,十六夜幻之丞 VS
     しらない・しらないぜ 戦」
で屋敷を巡らせるがごとく、
     覆うがごとく囲ってもらいたいのだが準備はできておるか?」
脳天鬼「今回は充分量用意できましたが・・・さきほど天真様、波状攻撃とか
              おおせでしたか?そこまでは・・・」
天真「いやいーんだ。」
影丸電之助というのは<嵐月之助、地獄谷金山の巻>の遺児でしたな。大きくなりました。」
天真「やつは今、伊賀一の火術の使い手よ。」
カラス「しかし、江戸で嵐電=らんでん=嵐山電鉄はおかしくないですか?」
天真「誰ぞ、こいつを、このエディタ外に"Poiッ”してこい!!」
天真「時間がなくなった。皆の衆、近う・・・
     屋敷が囲まれた。15-20名程の裏柳生衆のようだ。
         脳天鬼の耐火・布瀑布で屋敷を覆い、
     電之助の火走りで
 敵を一気に斃す。
         逃げようとする者・・・ありえんと思うが、歩けるものは返せ。
    理由はあとからはなす。あとは斬って捨てよ。

   逃亡者の見張りとして、
   正門・南壁は影丸と後鬼、西壁は頑茂土鬼、東壁は魔朱麿、北壁は飛行僧。
   壁の守りに就くもの、爆発一段落してから隠し戸からいでよ。
   さらに飛行・・・これ以上は後だ。脳天鬼、電之助まずはたのむ。
   ほかの者はふせて被害を回避!!」

   ◆黒装束に包まれた影のかたまりが三方から侵入してきた。
     脳天鬼が天真の顔をうかがうと、天真が片手をあげた。
    <忍法・布瀑布>によって柳生衆は袋のねずみとなった。
    そこに、間髪いれず、伊賀屋敷中を火が走り、そこから多数の火柱があがった
    ・・・と想像するしかないであろう大音響が、布瀑布の閉鎖空間の中から、わずかな煙と
    血しぶきとともにもれてきた。
    
   ◆脳天鬼、電之助が見聞に行って、まず外から布に水をかける。充分冷えたところロで
      あけてみると・・・五体満足な忍びはほとんどいなかった。
      そこで、頭の数を数えてみると「16」?

脳天鬼「天真様、何か半端な数でございますな。」
天真「2名ほど、火薬のにおいに気付いて引き返した者がおったのよ。
     しばらくすれば、影丸が生け捕ってこようぞ。
     それにしてもお主の<布瀑布>の耐火性というのか、防御性というのか・・・
     毎度驚かされるわい。電之助、屋敷内の火薬使用であったので、炸薬量を
     へらしたのか?」

電之助「いいえ、いつも通り。家が1-2軒吹き飛ぶ量は使っています。
     私も、火術を防御する術というのをはじめてみましたが、いや、
     完璧ですね。こちらも、もっと勉強しないと・・・」
影丸「天真殿!!」
天真「ほらきた!!」
脳天鬼「やはりお二方の読みは別格ですな・・・」
影丸「おひとりお連れ申した。摩朱麿が催眠の練習をしたいというので、あらかた、
          目的などは聞いてしまいましたが・・・」
天真「ん?初めから、そうだな、質問者に説明させよう。皆を集めよ。」
摩朱麿「まず、火術から逃れた者2名。捕虜1名。ほか1名は深傷フカデで、柳生屋敷に
             つくころまでの命であると思われます

     そのため、催眠は元気な脱出者を捕虜にしてかけました。
     裏柳生衆の組織は、い組から始まっていろは10組各13名。
             いろは組から一人ずつ出して10人で不寝番をくみます。
     閏月のみ小頭が番をします。
     その上に、天・地・人30人組、一番上が空虚20人組。
     本日はい組小頭以下12人、ろ・は組の小頭から3番の計18人で襲撃。
     目的は伊賀屋敷の占拠と、もし伊賀者がいたらそのせん滅。
     柳生屋敷に逃れた者、「い組2番」、この捕虜は「ろ組小頭」。
     第2波以降の攻撃計画があるかどうかは、この捕虜も聞いていないようでした。」
天真「いや、上出来、上出来。
    結構強いところをよこしてくれたようだが、18人で屋敷を占領できると思ってこられるとは
    舐められたものだ。
    今度は、天地人組30人、空虚20人一度に来たらどうすべきか。」
影丸「夜目を利く者を含めて、手勢をもう少し確保しましょう。
     だめなら、最後の手段で・・・」
天真最後の手段?やはりお主・・・まあ、あとだ。
     皆、聞いてくれ。裏の空虚、天地人組が通った後は草も生えていない、という話を
          きいたことがある。
     これに、表柳生50名加えて100名程で来られれば、さすがにここも
         持ちこたえられんじゃろう。
    とりあえず、近くにいそうな連中に連絡を取ってきてもらってくれ。
    特にきてもらいたいのは、十六夜幻之丞、サンマルコ、
         兄が体調不良でなければ村雨源太郎。

    人集めの刻限を今から半刻(1時間)以内とする。
   そののち、重大な話がある。急げ。
   それからなぁ、影丸・・・」

(ぴぽ・ぴぽ)
*裏柳生の総帥の屋敷
屋敷門番「XX様、火柱、何かに囲まれて爆発、瞬時に全滅・・・とおっしゃってこときれまして
       ございます。」
副総帥A「毛穴からも出血がみられますな。ふつーの火傷ではなく蒸し焼きに近い?
      一体、どのようにすればこのような死に方に?」
副総帥B「そのよーなことより、総帥、第二波攻撃をしかけますか?」
総帥「伊賀者、思ったよりできるのー。天地人、あるいは空虚を投入しても、
          勝ち目はあるかの??」
副総帥B「何を弱気なことを仰せです。連中には不可能の文字などないのです!!」
副総帥A「何を根拠に?!今回も弱い組を送ったわけではない。それでも「い組」は
                 全滅に近い被害をこうむった。」
総帥「二人とも、もうよいぞ。ひくも、おすも気持ちはわかる。
    じゃが、どちらかというと、ワシもAの考え方に近いかの?
    引き分けでも駄目じゃ、勝たんとな・・・。
    この際、表と一緒にやることを許してくれんかね??」
副総帥A,B「良きように・・・」
総帥「あ、もしもし?ABEちゃん裏のマスゾエだけど・・・どした?」
副総帥Aあのー、いくらなんでも、ケータイはまずいのでは・・・この時代に・・・」
総帥「ではなぜ、お主もケータイを知っておるのぢゃ。時間短縮ぢゃよ、物語の。
     <DOCODEMO>ぢゃないからえーじゃろ?」
副総帥A「そーゆーことぢゃなくてですね・・・」
総帥「今は<英雄>使ってんの!!あ、悪い、こっちの話・・・伊賀屋敷に<い組>中心に
    18人送ったら 一瞬で全滅させられて・・・そー・・・
    これから、天地人と空虚の50人送りこもうとしているんだけれど、
    強そうなところ40-50名ほどかしてくれない?
    だめ?ABEちゃんさぁ、こーゆー場合ってね、柳生忍者隊の裏・表の間では、
    ABEちゃん得意の集団的ぼーえーけん?だったっけ?発動してくんないの?
    ABEちゃんだって、伊賀がいなくなった後の士分の余席ほしいはずだよネぇ?
    今回特別?扶桑組、高雄組、古鷹組、秋月組各10名?それって帝国海軍だったら
    旧式戦艦、 巡洋艦2隻、新鋭艦とはいっても駆逐艦レベルでしょ?
          はじめに送ったうちの集団より弱いぢゃない!!
    少なくとも、うちの「い組」より強いのよこしてよ!!うんうん、そーそー。
    瑞鶴組、赤城組、武蔵組、金剛組各10名、空母x2、戦艦x2ね?お願いします。
    そちらの指揮者は?カン?
          こちらは「空クウの頭・オブチ」が全体を仕切ります。
    集合はXXXヶ辻、◎の刻、それぢゃおたの申します。」


影丸「はい。もう2年、いや1年半待って頂けませんか?」
天真「何のことだ?」
影丸「いえ、今天真殿がお話になろうとしていた、私が江戸に出てきて、
    一緒にここで働くことですよ。」
天真「そーなのか?ほんとーか?」
影丸「今、私の親族から2名程選んで上野学校で教育中です。15と20歳で、
    あと1年半もすれば基礎の基礎ができましょーから、そのあとは、
    杢兵衛殿にゆだねて・・・」
天真「そーか。待ち遠しーのー。ところで、お主、<日陰一族>の末裔か?」
影丸「さようですが?私、天真殿にお伝えしてありましたでしょうか?」
天真「お主、さきほど、最後の手段があるとゆーとったではないか。」
影丸「そーでしたね。」
天真「皆に話しても良いな、最後の術の話。」
影丸「ええ。私が陰の者といつ頃からお気づきで?」
天真「初めて会ったときからだよ。なんとなくだがな。類は・・・とかで雰囲気でわかるもんよ。」
影丸「私は、天真殿に何も感じませんでしたが・・・」
天真「経験のちがいだろう・・・」

源太郎「村雨、御命令にて参上つかまつりました。」
天真「相変わらず、コチコチのおとこよ、サッサとあがってくれ!!」
サンマルコ・幻之丞「サンマルコ・幻之丞参上。」
天真「おー、こっちだ。
     皆、集まってくれ。
     柳生は絶対来る。おそらく裏・表合わせて100名程な。
     そこで、ワシと影丸で<日食の術>という陰陽寮に伝わる古武道術
    使ってみようということになった。
    屋敷内に杭を立て、その間を黒塗りの鉄線・釣り針に毒をぬったものを張り巡らせる。
    武器庫の周囲は火走りの準備ができている。
    そこまでで、討ち漏らした敵は、東西南北、担当を決めてあるので、各個、撃破
    してくれ。
     だが、鉄線に気付かれ、鉄線・釣り針を通過してきた段階で、相手が50名以上
   残っていたら 我々の負け戦になるかもしれん。
     それから、万一戦況が極端に不利になったとしても、無意味な自害やそれに類する
    刺し違いなどしないこと。この勝負、負けは論外だが、引き分けでも意味がない。
     圧倒的大差で勝たなければ、負けと同じよ。そのためにも最後まで粘ってくれ。
    では、日食を作りだすのにおよそ四半刻かかるでの。
    この図の通り、くい打ちと、鉄線塗り、鉄線張りなど半刻の間かかってくれ。
    それから、各自待避個所は確保のこと。
    かかれ。」
****************************************************
<それから半刻>

(ぴぽぱぴぽ)
裏柳生総帥屋敷前
  オブチ隊伝令「ごかいもーーーん、拙者、オブチ隊の伝令にて、直に、総帥様か副総帥様に   
          ご相談したき御用件がございまーす。
          是非、ご開門を、お許し願いたーい!!」
  副総帥A「急ぎ入りなされ。総帥もお待ちじゃ。」
  伝令「は、御配慮ありがたく。」
  総帥「あ、もしもし、陰陽寮自然災害キンキュー回線
      私、柳生忍者隊責任者のマスゾエ・エゾ松と申します。
      これ、日食ですね?閏月でもないのにどーして日食が起こるの?(※)
     調査中だが、原因不明でおわりそー。ふむ、江戸管区きしょーだい、か、江戸幕府立
     天文台に聞いたらなにかわかるでしょーか?多分だめだろうー??いや、どーも、
     いろいろと御親切にありがとうございました。

     ※)ごぞんじの方も多いと思いますが、陰陽師は天文学にも秀でていたため、
      閏月によく日食・月食をぶつけて、不思議さを、さも予言したごとく振る舞い、
      人心を掌握したといわれております。
      ですから、この場は、「今回、日食は平月ヒラツキにいれたんだね?
      あるいは、閏月もってこなかったの?」とでもなりますか?

   総帥「時経ずして、漆黒の闇となりましょー。
        これは、伊賀組頭目・日輪ナニガシの古武道奥義、日食法。」
   副総帥A「なんと、人為的に日食を起こすことができるのですか?」
   総帥「やつめの名字、日輪が陰陽寮開設以前より宮中で天体運行をみてきた一族である
        何よりのしょーこ。「ひのわ」も畏れ多くも、26代継体天皇陛下様
       (在位:507?-525 or 527?年)からの拝領の御名であると聞くぞ(☆)。
       どうじゃ、今回の攻撃はやめるべきと思うがの・・・」

    (☆)もーお気づきかと思われますが、全くのヨタです。横山先生許してね。
   副総帥B「それでは、伊賀組頭領が変わらぬ限り、我々は伊賀組をつぶせぬと?」
   総帥「やむをえず。向こうは日食の対応もできていましょー。が、こちらは、
       今攻め入っても、闇に突っ込むだけじゃ。負けは見えとるわい。
       お主の言いたいことはわかるぞ。 
       これから、柳生はこのままだと冬の時代がやってくる。
       だが、人命を粗末にするのは、弱者のあがきじゃ。」
  副総帥B「しかし、それでは総帥のお立場が・・・」
   総帥「こんなおいぼれの立場やらメンツやら、ないと同じよ。
       今引き返せばわしだけが表柳生に責任をとればいいがの。あとはABEちゃんが
       うまくやってくれよー。
       しかし、今、伊賀を強襲、仮に全滅ともなれば、よくて裏は取りつぶし、悪ければ
       柳生本家さまにも類がおよぶぞ。
       悪いことは言わん。機会が来るまで待て・・」

影丸またたび・・・再び⑤1/2・・・最終回の予定でしたが・・・次へ・・・