影丸のいない日・・・・4/8+あるふぁ | 余生庵 カラスの晴耕雨・読ぶろく…クンセイが肴

余生庵 カラスの晴耕雨・読ぶろく…クンセイが肴

残り少ない余生をテキトーにいきていくブログ
◇監修 左上野 老鶴 ◇GM 経田野 横鋤 ◇照明 当代元 蔵志
☆余生を送っている人間が書いている記事ですので、恐縮ですが
 「記事更新頑張りましょう」といったコメントにはお返事できま
  せん。

             4.幻火 ⇒ 火術 対 闇の使い手(3)

しらない「大方、焼きつくしたな。隠れるところもなくなった。
      それに、ありがたいことに夜が明けてきている。
      ヒトケを感じぬが?それでも、やつはまだまその辺に潜んでいるというのか・・・?
     幻之丞の隠形の法は刑部や刑部補のごときほどに優れおるか??
      いやいや・・・
      賢い奴だから早々に逃げ帰ったやもしれぬ・・・?」
幻之丞「御覚悟!!」
しらない「なんと!!」
幻之丞「よくかわされましたな、はぁ、はぁ・・・」
しらない「地中に潜むとは・・このむずかしい局面でよく思いつきましたな!!
      下手をすれば石焼芋になっていた・・・」
幻之丞「影丸が教えてくれました。地中はそれほど暑くないと。」
しらない「ほー。したが、これからはお主が苦手な陽が高い時間が続く・・・・
      いかにして闘うのか見てみたいものよ。
      今まで、こうまで、ワシを苦しめた使い手、他に思い当たらんでの・・・。
      楽しみよ・・・。
              よいか、皆のものに告ぐ。これからの拙者と伊賀・幻之丞殿とのたたかい、
      ジャマだて、手助け一切無用。

(ぴぽ・しばらく対峙・あるいは刀の切り結び・ぴぽ)

幻之丞「(自信満々だけのことはある、だめだ、影丸のゆーとーり、剣では太刀打ちできそーにない・・・。
               段々、手傷や出血が増えてきている・・・
      不知火内膳と「しらない・しらないぜ」は直接の血縁者ではないが、しらないをここまでの
               達人に育てた内膳の武士の資質と指導力、教わったしらないの素質。
      すべて並大抵のものではないのだ。

      しかも、まわりは焼け野原・・・隠れるものは何一つなし。太陽のみか・・・
      今度こそ・今度こそ、本当に、皆に最期の別れを・・・ )。」

しらない「幻之丞殿、今、おぬしが考えておられることが手に取るようにわかるワイ。
      さきほど、私を一撃で倒せなかったとき、すでに勝運がお主の手の届かぬ遠い所までにげて
      いってしまったのよ。」
△(ぴぽ)

幻之丞
<根来忍法・日輪背負い>!!副頭領殿。闇も日光も目くらましになりましょー。」
しらない「見事!!。お主から、根来忍法が飛び出すとは。ワシには十中八九、勝ったというおごりが
      あった。その一瞬のスキをうまくつかれた。
      お主お若い頃、いや失礼、今でもお若いが、根来衆やほかの流派と修行や、他流試合など
      なされたか?」
幻之丞「いえ、原著・コミック版では出てきませぬが、昭和38(1963)年11月から1年間NHKで
     「伊賀の影丸・人形劇」を放映しておりまして、それには伊賀屋敷に根来衆の大物忍者が侵入、
     先代・半蔵様と対決する場面があるのですが、ここで根来衆が出してきた術が今の手で、
     半蔵様は自らの刃で、日光を根来衆に反射させて事なきを得ております。」
しらない「待たれよ・・・。失礼ながら今お主おいくつぢゃ?」
幻之丞「数えで48になり申した。」
しらない「すると、昭和41(1966)年うまれ!その、人形劇、見ることができぬではないか!!」
幻之丞「それはやむなきこと、副頭領殿。<伊賀の影丸>少年誌の連載、昭和36(1961)年からの
      5年間。始めから、我々の歳を合わせてこの物語を進行させるのは無理があったのです。
     うわさによれば「サ◎エさん」は大正15(1926)年うまれでアニメの中の設定は29歳ですから
     実際とは「59歳」、サバを読んでいることになりましょー。我々はそれよりはいい方でしょう。
     今回は、書き手が " 伊賀の影丸"チュードクで当時のことをよく覚えていたということが、
     あなたさまの不幸を招いたとしか言いようがありません。御同情申し・・・
     しまった。火薬のにおい。
     しかし、もっと早くから、準備できましたでしょうに?」
しらない「そこは勘の良いお主のこと。
      早すぎても、勘づかれて逃げられると思うてな・・・
      もちろん一緒に死んでもらうぞ!!」
幻之丞「(折角、ここまでたどり着いたのに、勝ちに奢ったのは、自分であったか・・・
      このにおいなら火薬も相当な量だ・・・
      サ◎エさんの話などせず、遠くに、逃げておけばよかった。
      そー言えば、火術も達人であったな。自分も人生の最期で一番強い人に当たったことを
      冥土の土産とするか・・・
      どんな手を打っても、間に合わぬ・・・)」

  ◆次の瞬間、天空から流れ落ちるかのように、あるいは、地面からはわき出るように、
     きらびやかな幅広の布が次々と無限にあらわれて、しらないと幻之丞の間に完全な隔壁
    作ってしまった。
脳天鬼「そう簡単にはさせん。<忍法・布瀑布>!!
      幻之丞殿!!伏せてくだされ!!!!」
  
  ◆間一髪のところで上がる数本の大火柱・・・
しらない「おお、あれだけ炸薬を費やしたというのに、ただの布切れに穴すらあけられなかったのか・・・
       公儀隠密組は人材に恵まれておりますのー.。
       始めから、勝負はついとった・・・のか・・・」

天真「脳天鬼、お主、長身だけあって足が速いの。
     幻之丞、生きていてよかったよかった。」
幻之丞「天真殿。先ほどの発言撤回してお詫び申し上げる。」
天真「ん?」
幻之丞「いや、今こうして、脳天鬼殿に助けられ申して、つらい時はやはり無理せず応援を頼むべきと
     思いました。
      しらないは<窮鼠猫をかむがごとく>してまぐれで勝ったようなものでござった。」
天真「いや、お主の場合は元々腕が立つから・・・」
幻之丞「いえ、やつは、さすが副頭領というだけあって、影丸から聞いていた不知火内膳より強大だと
      思いました。火術もほんとの火を使いましたし。出だしは火走りの術から始まりました。
      こっちは幻術やぶりの火花が出る「仕掛け苦内」を使ったのですが、その時から逆に相手に
      こちらの内心を見透かされっぱなしでした。

              天真殿には今まで通り、ご指導と現場での闘いもお願い申します。」
天真「なんだ、いつになく素直だな、何があったのだ?」

幻之丞「はい。いつもだったら、困ったことがあれば、自分の経験で何とか処理ができたのですが、
     今回に限っては、いざという時に役立ったのが、影丸や半蔵様が敵に返し手として使って
     おいでの手段でした。」
天真「もーいではないか。そー元気がないおまえは気持ちが悪い。
    ところで脳天鬼。それ本当にただの布なのか?」
脳天鬼「いえ。先代将軍様(7代・家継)が東照宮にお参りの際(フィクションです)拙者、影の警護を
     仰せつかりました。東照宮の中にはいろいろな人形がありまして、それはきれいな、金糸・
     銀糸・錦糸を使ったものなどあまたあり。
   
     ”布フェチ”であります拙者としては見過ごすことなど到底できるはずもなく、御坊様に、
       布の入手先を訪ねましたところ、大宮から与野(いずれも現・さいたま市、特に旧・与野市は
               江戸期以来の人形の町)にかけての職人さんの作である。
   
     自分が知っているのは、職人さんたちが、幕府から「もえにくい布で作った」人形を東照宮に
     おさめたい、と相談を受けてこれを運んできた、と話として知ってはいるがそれくらいです、
     とのことでしたが、 自分には十分でありました。
     そこから与野に直接向かい、燃えない布は企業秘密と渋る職人さんに、こちらも幕府の役人で、
     火事にならない城造りを頼まれていると、嘘を言って、織り方を教わってきました。

    後は、こいつを2枚重ねにして間に漆喰を入れて火が通りづらくしてあります。」
天真「それでは、これはお主が編み出したわざか?」
脳天鬼「はい。」
天真「この布は、自分で織ったとはいえこれだけの量となると、糸代がばかにならんかったろう。
    半蔵様にケイヒセーキューしてみたか?」
脳天鬼「え?そんなことができるのですか???それでアルバイトをやっていたわけでして・・・」
天真「そーか事情も知らず、小言を言ったりして悪かった。
    それにしてものーてんきな奴じゃの。」

  5 分銅 VS  布 (1)

救命丸(くめまる)「お、そーか。お主の忍法の中心は布か。いいことを聞いたぞ。
    しらない殿の危ない場面をお助けできないで、このまま本拠地に帰られようか!?
    救命丸と申す。いざ。」
天真「おい。俺が。」
脳天鬼「いや、天真殿も、未だ万全ではありますまい。幻之丞殿をお連れして伊賀屋敷にお戻り
      ください。」
天真「何だ、これなら、不利になった味方を一人敵地においてく条件は
    さっきと変らんではないか
     

**************************************************
公儀隠密伊賀組  <メンバー表>   飛騨忍群
                ● 陣頭指揮者(●:臨時)
**************************************************   
 (●)  (6代目、服部半蔵)          ●首領  寒天斎
 ●小頭 影丸                  首領相当 半月斎
      日輪 天真            X 副頭領 しらない・しらないぜ
      脳天鬼                      大五郎
      十六夜幻之丞                  救命丸(くめまる)
      後鬼                        独眼房機甲
      村雨源太郎                 ******************
      彦三縁者※                                                 ▲刑部補
      左近丸縁者※                     靄丸
================================
 ※:伊賀屋敷到着の             ▲前回までに落命している忍
めどが立っていないもの            X 今回の戦いで命を落とした忍


後鬼+天真ー機甲
日小僧+たぬしっまるー寒天歳
源太郎   大五郎

影丸のいない日・・・・4/8+あるふぁ    了