世界遺産に「三保の松原」が富士山と”ワンセット”で登録されなかった件・・・
「キョリが45km離れていて遠すぎたから・・・」・・・
この二つは、単独でも各々世界遺産に登録される価値があると私は思っていますが・・・
また、三保の松原を落選させるなら、富士山も落選と、私は考えています。
日本の外湾砂嘴と申しますと・・・三保の松原、住吉浜(杵築市)、野付半島(標津/別海町)・・・これしか、思い浮かびませんが、外洋からの何物かが運ばれてきて、そして、潮流で削られて、それが多ければ砂嘴が成長するわけで、残念ながら、現在上記3つの砂嘴の面積はいずれも減っているとのこと。
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また似た格好のものとして、河口砂州がありますが、こちらは数々あります。
しかし、河口砂州は、川の上流からの流出物が堆積することが主因で、潮流が速いところにはできません。
河口砂州と、外湾砂嘴はでき方に大差があり、後者の方が偶然性が高く、貴重なものであります。
そしてもっと貴重なものが、内湾砂嘴といわれるもので、「天橋立」が日本で唯一の例と伺っております。
どーやってできちゃうかってぇーのはいろいろでき方があるらしくて、「天橋立」も例外ではなく、出現には諸説あって、<6000年前の海中地殻変動による海面上昇+2000年前の地震>が主因となっているそーですが・・・地質ちょーさって、そんな細かいことまでわかって、すごいんですね!!!
え~、その、45kmとやらが遠い、というのであれば、島嶼群ごと世界遺産になっているところは、どーするんでしょーね?
一つだけぽつッと離れていても、地質学上、地誌上同一の仲間と認められたら、きっと、ゴシャッと固まっている群島部と「一応その群島に属しているような形になっている離れ小島」は一括して、世界遺産になりますでしょ?
とーぜんといえばトーゼンだけど、それってちょっとずるいかも・・・
例えばね、西表国立公園が世界遺産になったとしますよ・・・そしたらね、八重山諸島群自体が世界遺産になりますねー、で、西表の周囲には小浜島だの、武富島だの・・・無数の衛星のように、西表島を囲むように島嶼群があるわけですよ。
ところが、西表から西方約60kmのところにあるポツと一つだけはなれてある与那国島も八重山諸島だっていうのです。当然、ここも世界遺産の指定は受けますね(自然遺産になる可能性はあると思います)。
地質上は西表と同じ第3紀ですので、同時期に海面上に出たのでしょう。でもここら辺の島々の出現は第3紀が多いので、ホントーに八重山諸島群の仲間ですかって疑いたくもなっちゃいますねー。
そして何より、西表島の西端と与那国島の東端の距離は結構あります。いくら洋上とはいえ、もし世界遺産にするには、与那国は「遠くて無理があると思います。」(与那国の皆さんごめんなさい!!)
次に、チョモランマ!(エベレスト!!)ですが、標高を測る時代には、ネパールが鎖国時代でしたので、「大英帝国、初代測量庁長官・エベレスト氏」が200km離れた12地点から測定。8848mの標高を得ましたが、世界遺産に登録するにあたっては、至近からの測定を行い、標高、山容の再評価をすべきであったかと思います。
で、三保の松原さん、このままではいずれ本土と切り離され島になり、いずれ消え去るでしょう。そこを見越しての世界遺産落選でしたら、納得がいかないわけでもありません。
それでは、今や、裏富士はごみ屋敷と化し、日々崩れゆく山容を、時おり必死の保全工事を行って保とうと試みられてはいるものの、何やら全くの焼け石に水とか?
ならば、両者ともに、世界遺産に登録し、がっちり保全工事をしていただく。
さもなくば、崩れゆく自然景観もやむなしと、「東洋のあはれ、わび・さび」など、滅びゆく姿に感じつつも、二件については世界遺産の指定は仲良く落選。
それは45kmとかいう問題ではなく、接していようが100km離れていようが関係ないことであります。