横断歩道 | 余生庵 カラスの晴耕雨・読ぶろく…クンセイが肴

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残り少ない余生をテキトーにいきていくブログ
◇監修 左上野 老鶴 ◇GM 経田野 横鋤 ◇照明 当代元 蔵志
☆余生を送っている人間が書いている記事ですので、恐縮ですが
 「記事更新頑張りましょう」といったコメントにはお返事できま
  せん。

歩行者用信号が青になった。

娘が勢い良く横断歩道を渡ろうと飛び出した。


と、同時に白いRV車が急ブレーキをきしませ、娘の直前ギリギリで止まった。


オレは娘のジャケットの背中を思いっきり引っ張っていた。

二人とも紙のような顔色になっていた。


「こいつ・・・!」

文句の一つも言ってやろうと、運転席に向かおうとしていると、


黒ずくめの影のような塊が運転している自転車が、

RV車の前をものすごいスピードで横切った。でもペダルをこぐ音はしない。


「?」

ふりかえるとそいつはもう影も形もなかった。


もう一度似たようなのが車の後ろをかけぬけて行った。

と思った瞬間、道路が三角形に割れてRV車は中にすいこまれて・・・?


そうおちていった。


しばらくすると、三角形の黒い跡が残ったたいらな横断歩道と

ボー然とした我々親子が残されただけ