始めに台風19号及び15号による被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
塚越くんからバトンを受け取りました。
教育学部教育文化学科4年の小川和弥(おがわかずや)です。ポジションはGKです。
なぜこの大学を選んだかというと、保健体育の教員免許を取得することができ、サッカーにも打ち込める環境だと思ったからです。
「サッカーで結果を出す」これが一番のモチベーションです。
長いので目次を作りました。よかったらお読み下さい。
1.自己紹介
まず自己紹介をさせて下さい。
帝京体育局サッカー部に所属し週6日の練習、選手兼学生スタッフ、4年時には主務を務めました。また、東京都大学サッカー連盟の学生幹事として東京都のリーグ運営に携わり、記録委員長、技術委員、研修委員などを務めました。都選抜の台湾遠征などにも帯同しました。
本学では、中高の保健体育の教職課程を履修し、更に日本語養成過程、レクリエーションインストラクターも取得圏内とし、最終的には190単位くらい取得します。さらに学部のゼミに加え、学内で合格した人のみが参加できるキャリアゼミナール、帝京森ゼミで10期ゼミ長を務めました。また現在は、RAとして留学生と一緒に寮生活を送っています。
アルバイトやインターンも限られた時間で行いました。インターンシップではPLM(パシフィックリーグマーケティング)で、パ・リーグの選評記事を書くライター経験もしました。(https://insight.official-pacificleague.com/search?keys=%E5%B0%8F%E5%B7%9D%E5%92%8C%E5%BC%A5)
今年の日本シリーズの第1戦も担当する予定です。
といった具合にまあまあ稀有な存在かなと思います(笑)
本当はひとつひとつの役職に色々なエピソードがあるので、紐解いていきたいのですが、、、
いくつかピックアップしてお話出来ればなと思います。
時間軸が歪んでしまうような生活をしてきた訳ですが、こういう生活して良かったと思った点と良くなかったなという点を書きます。
良かった点として2,3個ほど。部外また、他大学に人脈が広がったことやキャパシティーが増えたことに加え、見える世界や視点が変わったことが一番かなと思います。部内よりもその他で学ぶことが多かったです。
良くなかった点として、2つほど。肝心なサッカーと向き合う時間が減ってしまいました。都学連の会議で少なくとも週1日は練習を休むし、学部ゼミで練習に出られない日もありました。限られた時間の中でという制約は人より重たくのしかかりました。
もう一つは、自分の時間がないことです。基本的に、自由に使える時間はなかったです。みんながバイトや遊んでるときに、チームの仕事や、会議などに時間を割いていました。サッカーする時間は限られるし、オフでも仕事があるという具合です。なんでこれ俺がやんないといけないのと投げ出しそうになったことは一度や二度の話ではありません。
ですので、おすすめはあまりしません…。あくまでサッカーがやりたくて集まった人たちなので、なかなか理解もされにくいかと思います。別に自分もやりたいわけではなかったのです(笑)ただ、誰かがやらないといけないし、やったらやった分、自分に還元されます。(今すぐにではないかもしれないケド…)
あ、やっててよかったこと思い出しました。
自分の姿をみて、後輩たちが都学連や森ゼミなど興味を持ってくれたことです。少しは手本になれたのかと思うと嬉しいです。
「挨拶できない奴はクソ。サッカーはそのあとなんだよ」
これは私の教育実習期間中での一番学びで、心に響きました。
何が心に響いたかは言葉では表現しにくく、まして自分に向けられた言葉ではないので、その先生が意図したことと受け取った自分の間では意味に違いはあっただろうと思います。
この言葉がなぜ自分に響いたか紐解いてみました。
まず、帝京大学サッカー部はプロ育成の組織ではなく、一大学の一部活動です。ましてや強化部としての支援を受けられていないというのが評価です。なら何をすべきなのか、一人ひとりがどんな想いを持って活動するのか、個人がもっと人としても成長しなければなりません。
そして、自分がどれだけチームの裏方をやっても、試合には出れないし、賞賛される訳ではありません。損な役回りだなとも思います。ただ、帝京大学サッカー部としての評価ではなく、個人としての価値を高めることが出来ました。こうした経験はいつか自分の糧になると信じてますし、当たり前の基準は高くなります。
つまり、サッカーだけでなくそれ以外でも成長していく必要があると思い行動してきたこれまでの3年間が、間違っていなかったのだなと確信に変わったからです。サッカーだけ一生懸命にやることが正解なのでしょうか。サッカープラス何かという、それも自分の中で頑張るというよりも人のために何かを頑張れる人がきっと応援される人だと思います。
ちなみにその実習先の部は、去年は市大会で2回戦敗退だったのですが、今年の大会では県大会ベスト8まで行きました。
これは東京都の選抜チームにスタッフとして帯同したときにみた光景です。
帝京大学体育局サッカー部は組織としてまだまだ成長していかないといけません。なぜなら、組織に所属しているという意識が低く、チームのことは誰かがやるという風潮がはびこり、個人が自立、自律していないと感じるからです。
大学スポーツは、学生主体のはずなのに、主体的な人はほぼいないし、それに気が付く人も少ないので、誰かの犠牲の上に成り立っているようにしか感じません。歴代の主務でやめた方がいる一因となっているのでしょうか。誰か出来る人がやって、それを周りは当たり前だと思う。周りは我関せずどころか、協力を仰いでもなんで俺がやらなきゃいけないの?他の奴は?的な流れもある。あるいは、監督、コーチに怒られるからルールを守る。誰かに依存している部分と向き合う最後の場だと思います。中学、高校みたいにこれをやれ、あれをやれと指示されることは少なく、自由な時間が増える中で、自分で自分を律せるかどうか、その個人の成長がチームの成長につながるような気がします。勉強のように誰かにやらされるのではなく、自分で考えて行動してほしいと思います。
今年のチーム立ち上げ時に、Googleフォームでのアンケートや、幹部と部員のとの面談、などを部則に反映するなどの取り組みをしました。少数の人間がやらされる形となっていた小さな輪を少しずつ広げ、逆になんでやってなのくらいまで広げることを目標とし、主将、副主将たちとやってきましたが、まだまだ改革の途中です。あとは後輩たちに託します。
(いたらごめんだけど)学生スタッフをやりたくて入部する人はいないと思います。ここで、いろんな想い持ってサッカーをやりたくて、入部する人が大半だと思います。自分もそうです。ただ、サッカーだけとか、自分のやりたいことだけの集団では部として成り立たないし、結果を出せるわけないがないです。ましてやそんな集団が本当に応援されるチームとなりうるのでしょうか。部を運営する上では、学生スタッフは必要な存在です。学生スタッフとしての責任ある行動と、任せた側にも協力する義務を自覚することが大切です。それこそチームとしてのあるべき姿だと思います。
なんでやってるんだろうとか思っている人は、めげずに突き詰めて下さい。無理のない範囲で!!協力できてない人、自分のことしかやっていない人、チームの足をひぱっていることを自覚してください。
さっきの話に付随するのですが、きっとこの部にはアサーティブコミュニケーションが必要です。これは、この部に関わらずあらゆる組織でも同じです。
解説はしません。気になる人は、アサーションやアサーティブなど調べてみて下さい。(笑)
大学に入ってからの部活動を振り返ろうと、2000字くらいの文章があったのですが、あまり面白くなかったので割愛します。一言でいうとグランドの上で思うような結果を出せていないのが今までのサッカー人生です。
今の心境を少しだけ。今年の6月にBに降格し、引退まで残り2週間となった10月1日にトップチームに昇格しました。この時期にトップに上った自分を客観的にみると、最後だからとかが、最もな理由かなと思います。周りもそう思う人が大半なのでは。
Bチームの試合に出て引退するのと、試合に関わることすらないかもしれないけどAで最後まであがいて試合に出れるように挑戦するのと、どちらがいいのか。自分は後者でいたいです。
今までリーグ戦1試合も関わっていない人間がなにをいっているのかと、思われるかもしれません。ただ、今ある環境の中で最善を求め挑戦することはある意味、必然です。
チャンスすらないやつや試合に出たくても出れないやつがいるのに、どうやってそれを諦められるのでしょうか。自分には無理です。
最後まであがきます。試合に出るために。
必死になって本気になって、いろんなやつの思いを感じながらプレーすることは、最後になるかもしれないので楽しみたいです。
東京都大学サッカーやIリーグを運営してくれている人たち、この部に関わってくれている人たち、東京都の大学サッカーに目を向けて下さっている人たち、またこれまでサッカー人生で携わった全て人たちに感謝しながらあと一試合戦います。
明日、明後日全員で勝ちましょう!!
最後になりますが、ここまで続けさせてくれた両親には感謝しかありません。さまざまな面でのサポートありがとうございました。今度は、ひとりの社会人として恩返ししていきます。とりあえず欲しがっていたマッサージチェアをプレゼントすることが目標です。
こんなにも長い文章をお読みいただきましてありがとうございました。
一大学生、一サッカー人としての思いを綴らせていただきました。この他にも、都学連で帝京大学の信用ゼロから記録委員長まで経験した話や、運営ちゃんとしてない大学NO.1からの脱却など、森ゼミのベトナムインターンで学んだベトナムのサッカー育成システムや取り組みについてなど具体的な話はたくさんあるので、興味がある方はぜひ。
一つ言えるとするなら、
変化を楽しみながらいろんなことに挑戦したことで成長できました。
ありがとうございました。
2019.10.18 小川和弥
次は皆様お待ちかねの溝尻キャプテンです。
彼の想いを知れるのは僕も楽しみです。22日公開予定!!