帝国経済興信所管理部です。

 

「小1の壁」をご存じでしょうか?

 

子どもが小学校に入るまでは、幼稚園や保育園の延長保育を利用することで両親が共働きできていたのが、小学校入学と同時に預けられる時間が短くなって仕事を続けにくくなる問題のことをいいます。

 

子供が登校するまでに出勤しなければならない保護者や、フルタイム勤務等で夕方以降まで留守にしなければならない保護者にとっては、勤務形態の変更をせざるを得なくなるという、共働きの子育て世帯が働く上で大きな障害の1つになるのが「小1の壁」です。

 

この問題を受け、大阪府豊中市は2024年度から市内全ての小学校で、午前7時から校門を開放することで、本来の登校時間まで児童を預かることを決めたそうです。前述したように子どもの小学校の入学に伴って、保護者が仕事をしにくくなる「小1の壁」への対策で、豊中市によると、関西では初めての取り組みだそうです。

 

保護者の立場からすると、この試みは大変ありがたいことだと思います。午前7時から本来の登校時間までの間、子供たちを見守る人員の配置で予算は必要になりますが、このような取り組みが各地に広がって行けば良いなと思います。