マッチングしてメールはやり取りしているけど、会うことはないと思われる人
41歳未婚なのだが、管理職との事
課長かな?課長代理かな?そう思ったが
「部長さんですか?」 ← そんなわけねーだろ!?
届いた返信
「部長です」
41歳で部長ってことは、取締役確実ぢゃね?
永遠に平社員とは釣り合わねえ!!!
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カフェを出て駅まで歩きだす。
この時にアプリ談義になる。
アプリ談義?アラフォーアラフィフ男女の悪口大会と言った方がしっくりくる。
なな 「駅でキョロキョロしてましたが、なんでですか?」
おれ 「アプリの顔写真じゃ全く分からないし、服装の連絡もないからおれを見つけた人の反応を見ようと思っていたし、どっから来るのかも分からないから、探していた」
なな 「私、服装を教えるが嫌んだんです。前に会った53歳の人は写真ではまあまあだったのに、写真と全然違って帰りたくなったことがあったんです。なので、写真と全然違ったらバックレようと思うので教えないんです」
写真詐欺は仕方ないにしてもバックレは人としてどうなんだ?と思った。
ってゆーか、おれはアプリの男で2番目だったそうな。
なな 「私とのメールはどうでした?」
おれ 「話が合うと思ったし、コミュ力がある。だから会ってみないと分からないから誘った」
なな 「あれで話が合ったと思ったんですか?」
おれ 「だって話が全く続かない人とかいるでしょ?質問が続くでしょ?全く話にならない人は多いから、充分合っていると思ったよ」
なな 「私が言うなって話ですけど、40歳にもなって女で話が出来ない人がいるんですか?男なら分かるんですけど」
おれ 「男は分からないけど、ひどいらしいね。でも女性もひどいのばかりだよ」
駅の改札に到着するも、アプリ談義で話が全く途切れない
ななさんの緊張も完全にほどけて、軽いタメ口にもなっている。
改札前で10分話をしていて、邪魔だと思ったので、少し離れた隅で話を再開
なな 「私にいいねをしてくれた理由は?」
おれ 「プロフィールを軽く見て手あたり次第にいいねを送っていただけ」
なな 「えーー!!それショック!かなりショック!!」
おれ 「男はそういうもんだよ。中々マッチングしないし、吟味して送ったってマッチングするかどうかなんて分からないし。逆になんでマッチングしてくれたの?」
なな 「男で40過ぎって未婚は変な男ばっかりじゃないですか!今まで結婚出来ないなんて人としておかしいとしか思えません。だから私はバツイチとしかマッチングしないんです。そしてデブとハゲが絶対にダメなんです。私が言うな!ってはなしですけど」
おれ 「40過ぎの独身男は変な人が多いのは分かるけど、一部には何で独身なの?って人もいるよ。そして女性もバツイチ子なしは人気だよ。独身はこだわりが強すぎるし、そのこだわりは結婚には全然関係ないのにダメだしする、バツイチは細かい事は気にしないから」
なな 「女性のバツイチが人気とは思いませんでした。35歳までなら未婚同士じゃないとイヤって人は分かります。でも40越えたらバツイチのほうが魅力でしょう。友達に結婚願望がある40前半の子がいるんですけど、ものすごくこだわりが強い人がいますね」
おれ 「女性の40前半でもバツイチが嫌って人は多いですよ。」
なな 「そんな訳ないんじゃないですか?」
今回は言わないつもりだったんだけど、言ってしまうことにする
おれ 「ちょっとだけですけど、結婚相談所に入っていたんですよ」
そういって、結婚相談所で使っていた写真を見せる
なな 「えー!!結婚相談所の写真、めちゃくちゃ悪いですよ!アプリの写真の方が絶対にいいです」
おれ 「よく言われます。で、結婚相談所で年齢で検索した時に、2000人いましたけど、再婚者との結婚を構わないとしている人は200人だけでした。なので40前半女性もバツイチよりも未婚同士で結婚したい人の方が多いんです」
なな 「あずまさんはモテるでしょう。離婚後、彼女が出来た事はありますか?」
おれ 「モテていたら離婚後6年も独身をやってませんよ。彼女は出来た事はあります」
話しが終わらない。
どうやら、ななさんは夕方から用事があり時間を潰したいそう。
なので、ショッピングモールを歩くことにする。
歩きながらもアラフォー男女の話になるが、ななさんは
40歳を越えた未婚男は変な人間しかいない
40歳を越えた未婚女は自分の市場価値を正確に判断出来ていない
全てを同意は出来ないが、あらかた合っていると思う。
ななさんは、男の不満ばかりではなく、女の不満も言っている。
つまり、考えが未熟な女と一緒にされたくないようだ。
ショッピングモールを一周し改札まで戻ってくる。
次は一緒に登山にいきましょう!って言って解散。
はっきりいって恋人っていうよりも友達って感じだった。
付き合う感じがお互いになかった。
そもそも、ななさんに結婚願望が全くないから、おれ的にはナシでいいと思った。
気は凄くあったから、ランチ→お茶→立ち話→散歩までしたし。
いちおー次回もお誘いはします。
理由は誘うって言ったから
嘘つきにはなりたくないからね
帰りの電車の中で同僚でカッパハゲの略してケンタ君にLINEを送る
おれ 「ぴー だったけど、気はあった。相手に結婚願望がなく、彼氏が欲しいだけ」
ケンタ 「ヤンキー君におめー何様だよって思う?と聞いたら、何様だよとは思わなかったそうです」
ケンタ 「弄んでもいいんじゃないです?」 ←原文のまま