こんにちは。

今日は授業アンケートについて書きたいと思います。

相変わらずスマホからの乱文ですのでご容赦ください。

 

 

授業アンケートについては、これまで何度か記事にしてきました。

 

 

 

 

 

これらは8~9年前の古い記事にもかかわらず、今でもアクセスが非常に多いんです。

安定して一日100以上ありますよ。

コメントやメッセージもいただいていますが、そのほとんどは教員をされている方からです。

やはりみなさん苦慮されているようで、

授業の工夫・改善も、学生のご機嫌をとるだけような(大学の品位を損なう)要素を取り入れざるを得ないようですね。

アンケート結果が人事評価に影響する大学も、わずかながらあるようです。

 

 

コロナ禍前の話ですが、

著名な先生(解剖学者様)の講演を聴講する機会がありました。

メインは人生論で、御年80代でありながら切れ味抜群の、

アラサー女にも非常にためになるお話でした。

 

その中で、大学・大学生の質の低下の話題になり、

受け身で自分では何も考えられない学生や、

他人の批評ばかりして自分の行動を認識できない学生が増えてきたことを嘆いておられ、

匿名での授業アンケートなどは愚の骨頂、

授業評価をするアンケートはまともな講義を殺すとまで断言されていました。

この間、私は頷きっぱなし、

授業評価アンケートに補助金を出す国の役人に、非常に厚いバカの壁を感じました。

(「バカの壁」の用法が適切ではないかもししれません…)

 

 

私の現任校は底辺大ではありませんし、

授業アンケートも学生自身の学修を振り返させる自己評価型です。

しかし前任校(底辺)は、相も変わらず10年来、お客様満足度調査型の授業アンケートを実施していて、

学生のウケ狙いの講義ばかりになってきたと、教務を担当している元同僚が愚痴ってました。

学生にじっくり考えさせることもなく、

適当にグループワークさせたり、
講義に関係のない世間話をするなどして、

おもしろおかしい講義が増えてきているようです。

中には講義内容と全く関係ない、学生からの恋愛相談を講義内でしている教員もいるそうですよ。

 

 

他人の批評ばかりで自分では何も考えない受け身の人間たちを、

これからも排出していくのでしょうね。