底辺大学教員のブログ

底辺大学教員のブログ

首都圏の偏差値40未満の底辺大学に勤める教員のブログ。底辺大学の現状を書きなぐります。

1年以上ぶりに書きます(また乱文です)。
研究もそれなりに順調、講義も嫌な思いをすることなく、

(一部を除いて)まともな学生たちに囲まれ、

現任校(底辺ではない)ではあまりトラブルもなく平穏に過ごしております。

 

 

先週、知人の大学(底辺)に打ち合わせに行きましたら、

思いがけず、久々に底辺を味わうことができました。

エレベーターに乗ったところ、

ドアの閉まりかけに3人の学生が駆け込んできました。

女子2人はおしゃべりに夢中、男子1人はハンバーガーを食べながら。

私と学外の方(佐川のお兄さん)も乗る狭いエレベーターの中は、この3人のおかげで嗅覚も聴覚もにぎやかなものでした。

学内にキックボクサーでもいるのでしょうか、

エレベーター内の階数ボタンのところに靴跡も無数にありました。

 

エレベーター奥にいた私と佐川のお兄さんですが、

途中階で佐川のお兄さんが降りようとしたところ、前の学生3人がどきません。

佐川のお兄さんが「すみません~」と言ってもチラッとお兄さんを見るだけ。

ドアが閉まりかけ、私がたまらず「降りるので開けてください」と言うと、

「チッ」という舌打ちとともに、少しだけどいていただけました。

この学生さんたちは保育学科にいらっしゃるようですが、

どのような保育士になるのか、どのように子供を保育されるのか非常に楽しみです。

私だったらこのような保育士に大切な子供を預けるなんてことは絶対にしませんが。

 

 

 

前置きが長くなりましたが、

今日はこれまでにいただいたコメントやご相談で、比較的多かったものについて私の考えを書きます。

 

 

(1)授業アンケートで辛辣な評価や嫌がらせ評価をされる

これまで授業アンケートについて3度ほど記事を書きましたが、

反響が非常に大きく、悩まれている先生方がこんなにも多いのかと驚かされております。

しかも悩まれている先生は真面目な方々のようで、

しっかり学生に向き合っていらっしゃる上でのアンケート結果にがっかりされているようですね。

どんな講義であっても、一定数はアンチコメントがあるものですし、

匿名性が高いほどアンチは出てきます。

できるだけ多くの学生にとってプラスになる講義をしたいものですが、

全員が満足するような講義はできないと思っておいたほうがいいのではないでしょうか。

反省・改善したほうがいい的確な指摘もあるでしょうけど、

嫌がらせや適当に悪口を書いたというレベルのものもあります。

こんなことで腹を立てては損です。

バリバリ研究し、その成果を講義に反映させて学生たちにプラスになる講義づくりに精を出しましょう。

 

実は私自身も底辺大在任中に嫌がらせ評価(私がセクハラ・アカハラをしたとの)をされたことがありました。

いずれも事実無根でしたが、あまりに不愉快だったので学部長に相談し、

書いた学生らも分かっていた(文体からすぐわかりました)ため学生部長が呼び出して事実確認を行いました。

この学生たち、講義中にスマホゲームをしていたので注意したのをずっと根に持ち、嫌がらせで書いていました。

これら以外はすべて良好な評価でしたし、全く身に覚えがなかったですから、さすがにショックでした。

しばらく学生を注意するのを躊躇したくらいです。

 

底辺大ではこのようなことは日常茶飯事なので、何を書かれようと学部長も教員たちも軽く受け流してましたが

(本当にハラスメントが起きたらちゃんと対処できるのか・・・)、

中には人事査定に加味する大学もあるそうですので、教員にとっては気が気でないでしょう。

学生たちの意見を汲み取るのは大事なことですし、

的確な指摘は講義をよりよくするために必要なものですが、

アンケートの中身や方法をしっかり吟味する必要があります。

問題なのは学生の「満足」を重視したり、教員への「批評」ができるような内容があることです

(公人ではないにも関わらずネットで個人名を出して批評できるサイトまでありますね)。

講義をサービスとしてとらえれば満足度や教員批評もアリです。

しかし大学では、学生にとってプラスになることであっても、学生が嫌だと感じてしまうことが多々あります。

講義への出席、態度指導、レポート、試験、その他課題や活動などがそうですが、

評価の方法が間違っていると、
(特に底辺大では)学生にとって楽で、短い時間しかやらず、
面倒なことはやらず、難しいこともやらず、課題もなく、試験も簡単な講義が評価され、
ダメ講義とともに、まともな講義まで淘汰されていく危険性があります。
これでは教員だけでなく(真面目にやっている)学生まで馬鹿を見てしまいます。
補助金目的のくだらない授業アンケートはやめ、
学生たちにとって本当にプラスになるようなアンケートを考えたほうがいいと思うんですけどね。
ちなみに、私の現任校(くどいようですが底辺ではない)でも授業アンケートはありますが、
学生自身がどの程度学びにプラスになったかを問う内容が中心で、教員への批評もありません(要望欄はある)。
これを基に講義の改善点を見つけることもできますから、良いアンケートだなと思っています。
要望欄に無理難題を書かれることはありますが、理不尽な嫌がらせを受けることはないので、教員の精神衛生上も非常に良いですよ。
 
 
 

(2)学生の態度が悪すぎる

講義中の私語、スマホいじり、学内外でのマナーの悪さ、教員への悪態など、

学生の態度に関するご相談やコメントを多数いただいております。

これは底辺大だけでなく、中堅大や有名大でも同様の問題になってますね。

教員の教育力不足・努力不足を指摘する人もいますが、

現場いる方ならわかるはず、学生の資質の問題が相当に大きいんですよね。

大学に何をしに来ているのか、

自分たちのやっていることが客観視できているのか、

そもそも他の人に迷惑であることを理解できているのか、

態度からは何も考えていないように思われます。

これまでの環境(家庭・学校)が相当に悪かっただろうことは容易に想像できますが、

そんな環境で幼少期から過ごしてきたのですから、

いくら指導したところで聞く耳を持たず、

マナーや態度を改善させるのは難しいでしょう。

 

大学は高校の延長ではありません。就職までの遊びの期間を保証する機関でもありません。

本来は社会人が高度な専門知識を学ぶ場です。

受け身では学べません。

 

私は、高校卒業後は全員一度就職させたほうがいいと思っています。

2~3年社会に出て、お金を稼いで生活することの大切さと厳しさ、

そして自分がどのような生き方をすればいいかを考えさせるのです。

社会の荒波に揉まれれば、自分の弱さ・ダメさを知り、何が必要かを実感できるでしょう。

そこで学びが必要だと感じたら大学に進学したほうが、

目的意識もはっきりしてるでしょうし、学びに対する意欲もあるでしょうから、

態度も多少は改善すると思うのです。
(でもこんなことしたら相当数の弱小大学はつぶれるでしょうね・・・)。

 

少子化時代で底辺大学も生き残りに必死ですが、

ともかく誰でもいいから入学させて定員を埋めるということではなく、

目的意識と学習意欲をもった学生を集めたいですね。

学費が高いとはいえ、かなりの税金が投入されているのですから、

在学中にしっかり学び、社会で活躍してもらいたいものです。

 

 

 

以上、コメント・ご相談の多かった2点について私の考えを書きました。

思いつくままキーを打っていますので、乱文お許しくださいね。
 
 
 
※10/1 訂正(済)
 授業アンケートに関する記事をこれまで「2度書いた」と書いていましたが、「3度」の誤りでしたので訂正しました。