今回は底辺大のことではなく、現任校(の大学院)に関して愚痴を書きます。

 


現任校では大学院の指導も担当しています。
約5割の方が社会人入試で入学されていて、これがまた癖のある方々なんです。

そりゃあね、入学者が減っているこのご時世なので大学にとっては有難い存在ですけど。

 

もしかしたら、

もっと専門的な学びをしたい、

仕事が嫌になっちゃってよい条件で転職をしたい、

学歴ロンダリングしたい(最終学歴をよりよくしたい)、

大学の教員になりたい

とか、そんな思惑を持った方もいるのでしょう。

 

学部からストレートで大学院に上がってくる学生がかなり減ってしまい、

大学にとっても社会人を優遇して入学させたいという思惑があります。

だから大学と社会人入学者の思惑はマッチしているんですよね。

 

しかし問題は、社会人大学院生の中には困った人もいるということ。

一部、といいたいところですが、結構な割合でいるように感じます。

今回はそんな「困った社会人大学院生」の特徴について書きなぐります。

いつものように、私の偏見が相当に入った乱文です。

 


(1)謙虚さがまるで無し

うちの大学院だけではないみたいですが、とにかく図々しい。

学生であることを忘れないでください。

歳が近い、あるいは歳下であっても、教員にタメ口を使ったり、友達のような態度をとらないでください。

確かに、学費を支払っていただいてはいますが、

お客様然とした態度は人間性が疑われますよ。



(2)無知なのに批判精神がとても旺盛で攻撃性も強い
これ、ほんと困ってます。
私が担当している院生たちはそうでもないのですが、
同僚が担当している院生たちの批判精神・攻撃性の強いのなんの。
研究には批判的な思考が必要ですが、とにかく他者を批判したがる。
「分析が足りない」、「統計をわかっていない」、「不十分な根拠」など言いたい放題ですが、
ご自身の無知が原因であることがあまりに多い。


例えば、学会発表の要旨について分析が足りないと猛烈に批判していた博士院生のA氏。

ちゃんと付帯論文を読んでから批判してください。

分野にもよりますが、学会発表レベルでは研究の概要を少しの結果だけで示し、

論文化するときにしっかりまとめる研究者も多いのですよ。

短い要旨に多くをまとめるのは無理というものです(根拠を示すスペースがない)。
それに、A氏がやれと言っていた分析手法は単なる「検定」であって、

要因を調べたり関連性を調べることはできません。

なんでもかんでも検定ばかりしたがる理由は知りませんが、

検定は魔法の分析法ではありません。

 


(3)社会人経験があることを鼻にかけたがる
社会人経験があるというだけで、他の院生よりエライわけではありません。

先日も、とある口頭試問で聴講していた修士院生のB氏(20年以上公務員をされていたらしい)が大暴走。

質疑応答で、

「実際の行政の運用は・・・」、

「裁判所はいい加減で・・・」、
「これじゃ調査が足りないだろ・・・」
などと偉そうに発表者に講釈をたれてましたが、

C先生(発表者の指導教官)だってB氏の指摘したことくらいは十分に理解したうえで指導にあたり、

でも今回の研究の本筋ではないから説明しなかっただけ。

配布資料を見ればそのくらいは十分に理解できたはずですが、社会人経験があるくせに理解力は全然ないのね。

B氏は知らなかっただろうが、近くに裁判所の職員(C先生の教え子)がいて苦笑いしていた。

 

 

 

こんなところでしょうか。

私が院生だった頃を思い返してみると、

院生の中でもとくに40代以上(の公務員)におかしな人が多かったような…

私の分野だけかもしれないけど。

プライドだけ高く、中身はすっからかん、理解力もないのに

他人を見下す態度で批判しまくり、みたいな。

公務員ってそんなに偉いんかい。