核家族化が進んでいる昨今では、ご家族の死を間近で見る経験はほとんどありません。
大切な家族が死の間際にいるという重大なときに、冷静でいられる人はまずいないでしょう。
薬が効かなくなったらどうすればいいか、
苦しそうに見えるがこれでいいのかと、
震えるような思いで過ごされてているはずです。
私たちは、在宅看取りをするご家族を支援するため、
看取り期には毎日訪問するのを原則としています。
最後の 1 カ月ともなれば、 場合によっては 1 日 2 回、訪問が 1 カ月で数十回になることもあります。
終末期には特に医療行為はなく、本人・ご家族のお話を聞くだけということも少なくありません。
が、医師が話を聞き、そばにいてくれるだけでも、心の痛みは和らぐものです。
そうして不安に寄り添い、その時々に最適なケアを探りながら、臨終までの道のりをサポー トするのが私たちのやり方です。
医師や看護師にとって、度々訪問するのは確かに大変ではありますが、
そうすることで在宅看取りをされたご家族と“一緒に最後ま で戦った戦友”のような感情が生まれます。
これは医療従事者にとっ ても、確かなやりがいとなっています。
「在宅医療」他人事ではございません。
「ブログを見た」と言っていただければ結構です。
どうぞお気軽に、ご相談ください。