こちら、あまり知られてないことなのですが、

遺族の悲しみに寄り添い、死別後の新しい日常生活を支障なく送れるように支援するグリーフケアも、私たち在宅医療チームの仕事の 1 つです。

 

家族を失ったあとは、悲しくつらい気持ちはもちろん、人によっ ては後悔や自責の念などに苛まれることもあります。死別後、少し 時間が経ってから、つらさや喪失感が強まるケースもあります。

 

 

在宅看取りをされたご家族と私たちチームは、看取りへの道のり のなかで何度も話し合いを重ね、その時々でうれしかったことも悲 しかったことも、たくさん共有してきています。 

 

そうした関係があるからこそ、身内のような感覚で亡くなった方 を一緒にしのぶことができますし、見送ったあとのご家族の思いに も丁寧に耳を傾けることができると思っています。

 

 

1 人の命の灯が尽きても、

その人が遺したものは次世代へと必ず引き継がれていきます。

 

家族で看取りをするという経験は、親御さんから息子さん・ 娘さん、そしてお孫さんへという、命の大きなつながりを実感するまたとない機会です。

 

看取りによって経験したこと、そこで感じたこと、学んだことが、次の世代やその次の世代へと、確実につながっていきます。

 

高齢世代、親世代のためだけでなく、そのあとの世代の方々にとっ ても、在宅医療・在宅看取りはとても意義のあるものなのです。

 

 

 

「在宅医療」他人事ではございません。

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