在宅医療というと、「末期がんの患者さんが終末期(=亡くなる直前)に利用するもの」などと思っている人も多いかもしれません。

 

確かに、病院で手術や抗がん剤治療を受け、

病院の治療を終えたところで、残りの余生は自宅でゆっくりと過ごすべく、在宅医療に移行するというケースは多々あります。

 

 

在宅医である私からすれば、病院の治療の最中から、在宅医療を検討していただくといいと思っています。

昨今は、痛みを和らげたり、一部の抗がん剤治療を在宅でも行えるようになってきています。

 

生活の質の確保という点でも、早めに在宅医療を利用してほしいと思います。 

 

病院でギリギリまで治療をして亡くなる前の数週間だけ自宅で過ごすというのでは、せっかく自宅に戻っても、そこからの時間が足りません。

 

早くから在宅を併用し、在宅医療チームと濃い関係を築くことで、看取りについての方針や患者さん・家族の希望について、十二分に話し合うことができます。

 

ですから、終末期になってからではなく、もっと前の段階から、在宅医療を活用してください。

 

 

 

 

 

 

このブログをきっかけに、

在宅医療でしかできないこともたくさんあることを、一人でも多くの人に知っていただけたらと思います。

 

 

 

 

 

「在宅医療」他人事ではございません。

「ブログを見た」と言っていただければ結構です。

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