おはようございます。
スポーツクラブ定着コーチの森川友惠です。
ここで質問です。
皆さんのクラブに、『熱狂的なファン』はいらっしゃいますでしょうか?
私も長く、スポーツクラブで働いてきて、『熱狂的なファン』というと、クラブそのものというより、フリーインストラクターという『人』やプログラムという『商品』に熱狂的なファンを何度も見てきました。
が、クラブそのものに対する『熱狂的なファン』を作る。これは、なかなか、イメージしづらいものですね。でも、『熱狂的ファン』を作り続けることが出来れば、人の定着に『強い』クラブが作れそうですね。
熱狂的なファンを作る第一段階は、クラブを特別な場として認識頂くための何らかの体験が必要です。
そもそも、お客様は、かなりの『期待』をして入会されます。
“夏までになんとか3kg落としたい!”
“健康診断無事パスしたい!”
“クロール泳げるようにさせたい!”
“逆上がり、習得させたい!”
その上、入会手続~初回説明会終了まで、クラブ側も、“あ~してください。”“これもルールなので守っていただかないと困ります”とか、色々、お願いするもんだから、更に、『期待』は高まります。
以前のブログでもお伝えしましたが、
期待=現実で『満足』
期待>現実であれば『不満』
期待<現実で『感動』です。
『感動』を生む体験。
皆様のクラブであれば、どんなものが考えられますでしょうか?
クラブの特別な体験の場を作るのは、やはり…。そこで働く『人』がカギになってくるでしょう。
そこで働く『人』が、クラブに対して、そこで提供するサービスに愛着をもって、仕事が出来ているか?
これが、結局は、クラブの『熱狂的なファン』を作る基礎ではないでしょうか?もちろん、色んなクラブでレッスンを持っているフリーインストラクターであってもそれは同じです。その一瞬を100%以上の力を発揮してもらえるようなコミュニケーションを取るべきなのです。
私は、よく、
『今日はレッスン何本?』
『そうか~うちは、4本目か~大変だね~』
『でも、他のクラブよりも、楽しい感じでお願いします~』とあえて言葉をかけた上で、スタジオの外からレッスンを見学するということを
たまに、やるようにしていました。
それは、自分のクラブに来ている瞬間だけは、100%の力を出してほしいと思う気持ちからです。
もちろん、それをやられたインストラクターは、ちょっとしたプレシャーを感じてたと思いますよ。でも、クラブの一員として認めるということを定期しておかないと、クラブに対しての思いがなくなってしまうから。
レッスンフィーを上げたら、頑張ってくれるのでしょう。
それだけでのつながりでは、他のレッスンフィー高いクラブが出来ればそちらへうつっていくことは明らかです。
お客様に愛着をもってもらいたいなら、まずは、クラブで働くスタッフにクラブに愛着をもってもらう。
これが基本です。
皆様、本日までは良いお天気のようですね。