おはようございます。
スポーツクラブ定着コーチの森川友惠です。

クラブを運営していると、日々、様々な問題が発生しますね。色々、経験した私も、いつも、

『大きな問題になる前に、その芽をつんでおきたい。』

と、考えていました。
それは、起こってしまった問題を解決するには、予想以上のパワーと時間を要するからです。

でも、自分一人で気づける範囲は限りがありますからクラブで働くスタッフ全員で取り組む必要があります。

でも、皆さま。
こんな風に言ってませんか?

『問題があったら、報告して。』

問題を見付けるのに、普段から意識的に気をつけとたり、注意深い人は、結構簡単に気付けるのですが、そうではない人、例えば、あまり社会経験を積んでいない学生アルバイトスタッフに『問題があったら報告して』で、報告してもらおうと思ってもなかなか厳しいですよね。

では、どうすれば良いか?

そう言う場合は、『不』のつくことばから手がかりを貰うのです。

不安
不自由
不満
不快感
不適切
不可能
不協和音

ここにクラブのゾーンを掛け合わせるのです。
フロント
ジム
スタジオ
ロッカー
浴室
サウナ

ですので、スタッフに指示を出すなら、
『浴室でお客様が不自由に思ってらっしゃることを聞いてみて』とか

『スタジオにはじめてお客様が参加されるときに不安に思われること、考えてみようか?』とか

の言葉のかけ方にすると、お客様とのコミュニケーションのきっかけにもなりますし、スタッフ自身の気づく力を底上げすることができます。

さらに、『改善したいこと』を加えれば、問題を見付ける力は更に上がりますし、カバー範囲は広がります。

伝え方ひとつに責任者が気を遣うことが、出来れば仕事の効率は間違いなく数段アップします。

伝わっていないと感じたら、まずは、ご自身の伝え方を見直してみてください。

では。
本日もお仕事、楽しんでらしてくたさいね。