おはようございます
手書き販促の臼井です。
今、製造工程を店頭で見せたり、
体験させることによってお客様を集める動きが広まっています。
以前、お手伝いをさせていただいた
ある商工会さんとのミーティングの現場でのこと。
「お店でお客様が何か体験デキるようなことって
できないですか? コロッケを作ったりとか・・・」
その場にいた精肉店さんに聞いたんです。
すると、精肉店のご主人さんがこう答えてくれました。
「できますよ。
近所の小学校が子供を連れてお店によく来るんです。
その時、機械を使ってミンチを捏ねさせてあげると
結構喜びますよ。」
僕:「せっかくなら、ミンチだけで終わらず
何か作るところまでイケませんか?
形になった方が、絶対に喜ばれると思うんで」
精肉店さん:「ハンバーグなら作れますよ。やってみますか!」
こんな会話がなされました。
そこで、ちょっと想像してもらえませんか?
ご家庭のお子さんが日曜日に
近所のハンバーグ作り体験に参加することになった。
無事に体験を終えた息子さん、娘さんが家に帰って来て
「お母さん(お父さん)、こんなの作って来たよ!
これ、焼いて!今日食べようよ!」
嬉しそうにハンバーグを見せてくれる。
その時、あなたはどんな気持ちになるでしょう?
「今日1日お肉屋さんで体験したことを
嬉しそうに、自慢げに話してくれたら、どんな気持ちになりますか?」
ハンバーグが美味しい、ハンバーグが安くて作れたとか
そんなの関係ないですよね。
子供が嬉しそうに、見てよ~、と言わんばかりに得意気にしている
何よりもそんな子供の姿が嬉しいことですよね?
結果、あなたはその精肉店に、どのような印象を持つでしょう?
そして、お子さんは?
「またお肉屋さんに行きたい~」
そんな風に言うのではないでしょうか?
こうしたお客様への体験提供は、実店舗ご商売の大きな強みです。
単に商品を買う場として、お客様に認識されているだけでは
ネット通販との過当競争のなか生き残れません。
モノづくりを見せたり、体験させるという
ネット上では提供できない価値を取り入れることは
実店舗のご商売の大きな切り札、強みになるのではないでしょうか。
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