タロットの数字の2はお互いに影響を与え会うこと、自分以外は相手との関係しか見えないことを書きました。
それではタロットの数字の3は何かと言うと、自分と相手以外の第三者が関わってくるということです
恋人、夫婦、上司と部下、親子など二者間の関係から第三者の存在を考えなければならないことを表します。
お互いの関係という狭い関係から世界が広がって来るのが数字の3です。
そして生み出されるということも表します。
三人寄れば文殊の知恵と言われるように、2人だけで考えていても分からなかったことが、2人の間のバランスを取ってくれるような存在が出て来ることにより、新しい物が生み出されるのです。
男と女(陰陽)から子供が生まれるのも数字の3です。
タロットでも数字の3が割り当てられている女帝は妊娠しているとも言われています。
数字の2である女教皇は白と黒のバランスを取ることに終始していて何かを生み出すことはありません。
第三者の出現は社会性の芽生えをも意味します。
母親しか見えていなかった赤ちゃんは数字の2の状態であるが、そこに父親という第三者が現れることにより、少しずつ社会性が芽生えてきます。
そこで初めて意識を振り分け、考え、社会性を身につけていくのです。
数字の3は広い世界に目を向ける第一歩となるのです。