②ガボット・ショーロ
③ クロリスへ
④もし私の詩に翼があれば
⑤ニュー・シネマ・パラダイス
⑥カヴァティーナ
⑦Fly Me To The Moon
⑧Rusalka
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2月に彼と最後に会ったとき、彼は
“もうすぐ海外赴任になります。”と
キッパリ言っていたので、
本当にもう会えなくなるんだな…と思った。
そんな時期に、運命的な絵に出会った。
アダムとイブをモチーフにしているのに
悲壮感とは程遠い、
明るくて軽快な絵だ。
パステル画のような幻想的な雰囲気で輪郭が曖昧。
薄いフィルターが1枚かかったような画風なので
よく見ないとモチーフがなんなのか
すぐには分からない。
リンゴの木に蛇が巻き付いている代わりに
細長くて可愛らしい魚が海底の巨大なサンゴの樹に
巻きついている。
サンゴの枝には一面の星が散りばめられ、
背景は星が際立つ深いネイビーブルーなので、
そこが銀河のように見えた。
アダムとイブらしき人物の足元には、
カラフルなイソギンチャクや小型のサンゴが
描かれていた。
絵そのものの色合いや雰囲気も素敵だったし
否が応でも、
彼と私のことを連組させる絵だ。
それに、古典的なアダムとイブの絵と違って
ポップで明るい感じで、
禁断の木の実としてのリンゴではなく
サンゴの枝に散りばめられている小さな星を
嬉しそうな顔でつまんでいる様子が描かれていた。
海底に生えているサンゴの樹の
葉っぱ部分が濃いネイビーブルーで、
その中に、たくさんの白い星が
木の実であるかのように描かれていた。
海底に住んでいるアダムとイブが、
禁断の木の実(星)を、嬉しそうに
銀河から選んでいるように見える。
そして、サンゴの樹に巻き付いている細長い魚も
泳いでいる小魚も、
2人を祝福しているように見えるのだった。
だから、“禁断の”なにかをとった絵ではなく
牧歌的でほのぼのした絵に見えた。
思わず即買いしてしまった。
私はその絵を寝室に飾った。
もともと絵が好きなので私はときどき絵を買う。
各部屋に数枚ずつ飾ってあるし、
季節ごとに絵を入れ替えたりもしている。
だから、新しい絵が1枚増えたとしても
家族に何も言われなかった。
(この数年後に見た書道展の記事です。この展示の絵があったら、これも即買いしていたと思います)
↓↓
休日の昼間、家に誰もいない明るい時間帯に
自分のベッドに横になり、
海底のアダムとイブの絵をぼんやり見ていた。
サンゴに散りばめられた星を
嬉しそうにつまんでいる男女は
きっとつい最近までの彼と私だ。
出会った最初の頃に盛り上がった時期に
一緒に聴いたラブソングは、
星をテーマにしていたな…と思い出した。
でも現実はどんどん現実を進んでいく。
“彼と海外に移って、一緒に子育てをしながら
色んな新しい経験をしていくのは奥さん。
彼は、奥さんとお子さんと、
海外で新しい生活を始めるんだ。
向こうで新しい人間関係を作ったり、
日本ではできない体験をしていくのは
奥さんなんだ”という
ごく当たり前のことを思った。
明るく描かれたアダムとイブの絵を眺めながら
現実を思っているうちに、勝手に涙が出てきた。
(やっぱりけっこう好きだったんだな…)
涙が止まらなくなった。
これはもう、気が済むまで泣くしかない。
前にも似たようなことがあったときは、
中島みゆきの曲を聴きながら泣いた。
今回は、青葉市子の曲を聴きながら泣いた。
包み込むような歌声、柔らかいギターの音色
不思議な歌詞、そのどれもこれもが、
絵の雰囲気にも、私のシチュエーションにも
驚くほどピッタリだったので
かなり没入してしっかり泣いてしまった。
だってどうしようもない。
海外にいくのは彼の長年の夢だし、
彼には家族がいて、
彼は家族と海外にいくのだ。
そんなことはじゅうじゅう分かっている。
だから、これはお別れの涙で、
区切りをつけるための涙なんだと思った。
私の目は、アダムとイブの絵を見ているのに、
頭の中には、別のイメージが広がった。
彼が奥さんとお子さんと一緒に、
現地の新しい仲間と屋外でバーベキューやったり
楽しそうに過ごす映像が浮かんだ。
その映像が、あるべき姿なんだ。
そう思えて、今までのことを葬ることが
できる気がした。
アダムとイブの絵は、記念にしばらく飾っておこう。
まるで、古い祠の中の何かが出てきて
悪さをしないように封印するお札のように。
こんなに綺麗で輪郭がぼやけている絵に
なっているのなら、彼との思い出も
綺麗なものとしてとどめておけそうだ。
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その年の晩秋から年明けの2月にかけて、
私たちは火がついたように頻繁に会った。
会えば必ず激しいセックスをしたし、
会うたびに彼は新しい趣向を用意していた。
新しい、というか、変わった趣向というか。
そして、お子さんが産まれる前に比べて
明らかに、獰猛で変態ぽく変わった。
不思議なもので、身体の関係が深くなるほど
気持ちは少し冷めていく気がした。
彼が、素の姿を私に見せるように
なっていくプロセスはドキドキしたけれど、
彼は私に素を見せすぎた。
この時期は、彼に会うたびに
獰猛な感じだったり変態ぽいセックスで、
彼が何かに追われているような気持ちにさせられた。
単に、奥さんとセックスレスになったから
ガツガツしていたのか、
すでに1才近くなっていたお子さんの育児で
ライフスタイルやライフステージが
変わったからなのか、
それとも海外赴任を希望しているから
仕事が大変だったからなのか?
彼は、そういう激しいセックスをして、
私を性欲発散の相手として
扱っているようでありながら、
セックスが終わると別人のように爽やかになり、
ラブホテルから出た後は私を食事に誘い、
さらにカフェに移動して
お茶までしていくことが多かった。
そして、奥さんの仕事の仕方に対する愚痴、
奥さんと子どもの関係に関する愚痴などを
延々と聞かされた。
私は絶対に、
奥さんの育児の仕方に対する彼の悪口を
肯定せず、ただ相槌をうって聞き流していた。
それでも彼は、私が尋ねてもいない
奥さんと衝突した色々なエピソードを
長々と話してきた。
私の同い年や、私より上の年齢の男性だと
よくも悪くも昭和なタイプが多いので
そんな風に女性の愚痴を延々と言う人はあまり
知らなかった。
私が育児した頃は、イクメンなんて言葉もなかった。
彼は若いので、昭和な男性と違って、
育児によくコミットしている分、
奥さんの育児に対する愚痴も出るのだろうか…?と
不思議に思ったりもした。
(わたしはほぼワンオペでしたよ、とか、
うちのダンナは全く育児をしなかったので、
奥さんは幸せですね、とか、
私が口を開いたら余計なことを言うに決まっていた。ダンナの話になったらこちらも悪口ばかりになるし、何より、自分のプライベートは話したくなかった。)
そういうわけで、刺激的なセックスをした後は
彼の奥さんの悪口をカフェで聞かされる、
そんなパターンが何度か続いた。
そのうち、新型コロナウイルス感染症が広がったため、会うのをやめた。
3月、4月は年度の変わり目であった上、
テレワークに対応した新しい働き方になったため、
作業量が増えて忙しくなった。
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