「あぁtefeさんは本当に淫乱だなぁ。僕にこんな恥ずかしいことされて、こんなに感じちゃって。ここがそんなに気持ちいいの?」


「はいすごく気持ちいいですああっうぅんっ


「だいぶ開発されてきたんじゃない?」


「わかんないでも、すごく気持ちいい


tefeさんの身体をここまで開発したのは僕なんだよ?これからもっと気持ちよくなるようにしてあげるからね。」


ううっああっうぅ〜ん


1番最初にこのあたりを彼が刺激してくるようになったころは嫌がっていた。

海外で彼と落ち合って抱かれた時に、

指で中を刺激されながら頭が真っ白になるくらい

いってしまった時も、

2人ともまだおっかなびっくりだった。


でも今回の私は、彼に完全に身を委ねてしまっていて、為されるがままというよりむしろして欲しくなっていたかもしれない。よくはわからない。



私は彼との以前のセックスで、

正常位+クリトリス刺激よりも、

正常位+おしりの刺激の方が

得体の知れない深くて大きな快感に繋がることを

知ってしまった。


クリトリスへの刺激がメインだと

短時間に浅いところでいってしまい、

快感もシャープだけれど短時間しか続かない。

膣がメインでいくにしても、クリトリスへの刺激が

混ざると、1回いくと終わってしまい、繰り返し湧き上がる快感に浸るということができなくなる。


「ふああっ!うぅ〜んっああっ

正常位の快感を加えられたまま、

指でおしりを刺激されると、身体の奥から

とめどなく深くて甘い快感が次から次へと

わき出てくる。


もどかしさと気持ちよさで、身体がよじれる。



正常位で頭から湯気が出そうになるセックスをしながらの刺激だからこそ気持ちいいのだとは思うが、入れられながら触られると、深くて甘美な快感が身体の奥底から湧き上がる。コントロール不能だし、どのタイミングでどこまで行けてしまうのかわからないから、もっと知りたくなる。

この快感は、貪欲に求める衝動が隠せない種類の感覚で、自分でもどうしようもなくなってしまう。

きっと強烈にもの欲しげな顔をしてしまったのだと思う。


急に彼が私に言った。


「ねぇ、あの後だれかとセックスした?」


えっ、なんでですか?」


「だって知りたいじゃん」


「…」

Lのことが頭に浮かんで一瞬動揺した。


「あ、したんだね」


「してません…」


「したんだ?」


「してませんよ」


「ほんとかなぁ」


「ほんとにしてませんってば」


「ふぅ〜ん」


(だって、他の誰としても、あなた以上に気持ち良い相手がいるとは思えないから)


そう思ったが、それは口に出さなかった。


ーーー


本当は、今日は彼とは友達として爽やかに会うつもりだったから、『実はLという気になる男性ができた。仕事も趣味も極めていて、とても尊敬できる。しかも趣味が同じだから刺激を受けて楽しい。』ということをサラッと話そうと思っていた。

だいたい、彼だってよく女性の知り合いの話のことを私に話してくるし、元交際相手の話やら何やらもざっくばらんに話してくる。私が近況報告の1つとしてLのことを言っても別にどうってことないだろう。彼と離れる前の雑談でも、Lのことは少し話していた。

“固い仕事の人なので

あまり不用意に頷いたり笑顔を見せることがなかったけど、最近やっと笑ってくれるようになって嬉しい”などと話した気がする。


Lのことは、彼に対する当てつけなどではなく本当に惹かれている。

ただ、理性的な面で惹かれているので、彼とするようなぐちゃぐちゃになるセックスはきっとできない。


尊敬する気持ちが強いLのような相手とは、ぐちゃぐちゃなセックスどころか普通のセックスすらできない気がする。それ以前に、裸になるのも無理だ。


ーーー


だから、“良いと思う人はいるけどセックスしてないです”と言ってもよかったのだけれど言わずにいた。


セックスの最中に言うことでもない。


何かと察しが良い彼は、言外の何かを感じとっているかもしれない。


嫉妬するか、嫉妬したと見せかけて

単に刺激的なセックスの材料にするつもりだったのか、

どちらにしても面倒だ。



何も言わなくて良いや、と思った。


(そもそも、私が彼と離れた後に

誰かと付き合ってるのか本当に気になっているなら

セックスする前に聞くはずだ)


彼は黙々と私を抱いた。