ホテルの部屋のドアを開けて、

私に先に中に入るよう自然に促す。


彼は自然にレディファーストができる。


テーブルにバッグを置き、

コートをハンガーにかけた。

その時もハンガーを渡してくれた。

 

彼は、

ガラステーブルの下のスペースに、

外した結婚指輪と時計を置いた。

 

その光景を見ると、

自分が既婚者とこういう関係にあることを

実感させられる。


私は、彼の結婚指輪を見てみぬふりをした。


ソファに座る間もなく、

彼は私をそっと抱きしめてきた。


「お子さんが産まれても、全然変わらないんですね。」


「そうかな?褒め言葉として受け取っておくよ」


「お父さんになったら、こういう形で会うのは

やめなきゃと思ったのに…」


「ふふっ、でも会いたくなっちゃったんでしょ?」


「はい…」


抵抗はやめて、

彼に抱き締められるがまま身を任せた。


唇を何度も交わす。


微かにコーヒーの香りがした。 

さっきの喫茶店で飲んでいたのだろうか。



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当日の朝5:30頃に、

もともとの予定より30分遅れます

連絡があった。


ゆっくり行けばいいなと思って

のんびり準備していたら、

新しい待ち合わせ時間よりも15分遅れてしまった。

途中で連絡したら、

喫茶店に入っていますとの返事があったので

ホッとした。


連絡を取りながら、それぞれホテルに

向かうことにした。


駅前の大きな交差点で、

大勢の人と一緒に信号待ちをする。

青になって横断歩道を渡っている最中に、

右前方に彼の後ろ姿を見つけた。 

 

23メートル離れて彼の後ろを着いていく。

こんな移動の仕方も、もう慣れてしまった。


歩行者とする違うたびに、

どんな表情でいればいいのか気恥ずかしかった。

 

暗黙の了解で、

彼が部屋を決めて受け付けを済ませ、

ホテルのエレベーターに乗り込む直前に

やっとお互いの顔を正面から見た。 

 

「遅れてごめんなさい」


「どうしたんですか?」


珍しく、声に不機嫌なトーンを感じた。 

とって付けたような言い訳をするより

正直に言った方がましだと思って、

「あ、集合時間が30分後ろにずれたので

ゆっくりでいいやと思ったら

家を出るのが遅れました。」



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「いつがいい?」


「来週なら、月木金のご都合いかがですか?」

 

「月曜日はどう?」


「はい、大丈夫です」


とんとん拍子に時間と場所が決まった。


私は、とてもドキドキしていた。


今までとはまた違う、一線を超えてしまうと

思ったから。


彼も私も、彼の奥さんの出産を機に

会うのをやめようとして線を引いたはず。

少なくとも私はそう決意したはずだった。

それなのに、わたしたちはまた、

自分たちで引いたはずの線を踏み越えようと

している。



少し時間を置いてからメッセージを送った。


「この前の激しいメッセージのせいか、

抱かれることを想像しただけで

体が熱くなって変な感じです」


「もうすぐ会えるよ」


「そうですね」



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