私が先にシャワーを浴びて浴室から出た。
厚い生地のバスローブを羽織る。
彼は入れ違いで浴室に入った。
彼が出てくるのを待つ間、部屋に置いてある備品を見ていた。ふと見ると、サイダーのような瓶に入った飲み物がある。手にとって見たら谷川岳の水と書いてあった。ちょうど彼がシャワーを終えて出てきた。
「この瓶のお水飲んで良いんですよね?」
「良いんだよ」
栓抜きで開けるタイプだった。
瓶の横に置いてあった栓抜きで開ける。
シュポッ!という勢い良い音がして、なんだか爽やかだ。
「なんか美味しい。まろやかで美味しいです。飲みます?」
「うん、美味しいね」
「瓶のバージョン初めて見ました。やっぱり高級ホテルだと、ペットボトルじゃなくて一味違う瓶入りの水なんですね」
「ちょっと特別感あるよね」
彼は気もそぞろという感じで私をベッドに誘導した。
私は、この綺麗な眺め、特別感のある部屋、彼が海外赴任に発つ前の特別な時間と雰囲気をもう少し楽しみたかった。谷川岳のお水をゆっくり飲みながらお話ししたり。
でも、全裸の彼はもう鼻息が荒くなっていて
それどころではなさそうだった。
一緒にベッドに入ると、
彼はキスをしながらバスローブの紐を解いて
私の胸をはだけさせた。
彼はもう止まらなさそうだ。
「…明るいとなんか落ち着かない」
「窓の外を見てごらん?」
「映画みたいですね 向こうに人がいる…
やっぱり落ち着かない…」
「どうして?」
「だって向こうのビルの工事現場の人がたくさんいるし、クレーンで何か釣り上げてるの見えるし…」
「いいじゃない、見せてあげようよ?」
「恥ずかしい…いやですよ」
「もし暗い方がよければ暗くもできるけど、これはこれで興奮するなぁ」
「暗くもできるの?それなら暗くしたい。
できれば…」
「向こうから、双眼鏡とかあったら丸見えじゃないですか?」
「ねぇ、見えるでしょうね」
そんなことを言いながら、彼は厚い布の方のシェードを下ろして暗くしてくれた。
彼はベッドに私を押しつけてキスしてきた。
吐息が荒い。
せっかくの素敵なホテルなのにやっぱりセックスするんだ…、と、最後の抵抗のように無理に雑談を続けようとした。
はぁはぁ はぁはぁ
「…ねぇ、さっきのレストランにおじさんと若い女性の組み合わせが2組いて…やっぱりそういう関係なのかな」
「そうだね。みんなそうだよ?」
キスを続けられる。
「…だいぶ年齢違いましたね」
「うん、だいぶ離れてたね。僕らみたいな真面目なカップルではないね」
「真面目…?確かにわたしたちはまだ年が近い方でしたけど」
「ふふっ、10年も付き合ってたら真面目じゃない?僕の方が若いけどね」
彼はぴちゃっぴちゃっと音を立てて私の身体のいろんな場所を吸いはじめた。同時に指で刺激してくる。
「ううっ…なんかいやらしい…ばか…指ってなんかすごく気持ちいいんですね…」
はぁはぁ はぁはぁという吐息が止まらなくなってきた。
彼は私の下腹部から鼠蹊部に舌を這わせ、そのまま下半身を舐めようとした。
「やだ、やめてやめて…恥ずかしいやめて…やだやだ…キスして」
「ここにキスしたい」
彼は私のクリトリスを舌と唇で刺激した。
脚を閉じようと軽く抵抗したが、ちゅーっちゅーっと吸われたりチロチロ舐められると、その快感に身を委ねてしまい、本気で抵抗するのはやめた。
(どうせもう最後なんだし、恥ずかしい姿を見せてもいいや…)
開き直って、クリトリスを舐められる快感を堪能することにした。彼の舌の熱が直に私の敏感な場所の粘膜に伝わる。
「あぁんっ…舌がいやらしい…」
「tefeさんのここ美味しいなぁ、いい匂いがする。」
愛液がどんどん出てくる。
チロチロチロチロと、焦らすように舐め続けられて、私はもう腰が勝手にくねくねするのをとめられなくなった。
「ふふっtefeさん腰がいやらしく動いてるよ?
どうしたの?」
「…」
「もう準備万端なんでしょ?」
「うん…だって気持ちいいんだもん…」
「キスしよう?キス」
彼はディープキスをしてきて私の口の中に舌を入れていやらしく舐め回した。
下半身が一気に熱くなる。彼のキスはとても官能的で、彼の舌を入れられるとセックスそのもののように錯覚する。
「ううっ…なんか気持ちいい…んん〜っ…!」
「ねぇ、いれて?はやく…」
「ははっ」
「ねぇ…熱くなってるの…なかに入れられたいの…」
「もう一回言って?」
「…はやくいれて」
「なにをいれてほしいの?どこに?」
「もういれて…?」
「せっかちだなぁ」
「だってもうぐちゃぐちゃなんだもん…」
「ん?ん?ちゃんと言って」
「ね…いれて…はやくいれてよ」
「ん?」
彼はわざと入り口付近に彼にものを当てただけで
いれてくれない。
「ぅう…意地悪…はやく入れて…もっと奥に入れてよ…ねぇ!」
「ほらっ!」
「ううっ…‼︎
んん〜…‼︎嬉しい 泣いちゃいそう んっ…」
さんざん焦らされてやっと入ってきた嬉しさ(?)と気持ちよさで、なぜか本当に涙が出てきた。
「可愛いよ僕のtefeさん。今日はいっぱい可愛がってあげる。焦らなくていいからね。今日は、あとはずっとこうやって繋がってようか?
何時まで大丈夫なの?」
「夕方まで大丈夫…ううっ…」(涙声になった)
「ううっ…ううっ…ばかばかばか…ばか…ううっ…あっ…もう身体が変わっちゃって困ってる…」
「4時間くらいこうやってよう?4時間くらいセックスしよう。ずっとこうやってようね。」
▶︎(プロフィール画面の、フォロー中•フォロワーの数字の近く)→「すべての記事」→「テーマ別」に進むと、分類があります
このブログの構成についてはこちらをご覧ください。
↓↓