「今日は暑かったから、シャワー浴びたらスッキリしました」
「どうせまた汗かくけどね」
彼がニヤニヤしながら言った。
「どうしてそういう余計なひとことを言うんですか?」
「だってそう思うでしょ?」
習性で、バスローブをはおった。実際、食後すぐだったし、少しひと休みしたかったというのもある。
「あれ、また着ちゃうの?」
「今日は朝から息つく間もなかったから、ちょっと休憩したくて」
「じゃあ一服しよう?一服」
「はい」
ゆっくり休むという意味の一服かと思ったのに、
彼は鼻息荒くしてキスしてきた
はぁはぁはぁはぁ、と、息が荒い。
どういうわけか、最初からすごく感じてしまうキスだ。さっきピザを食べた直後にされたキスも
おかしなくらい気持ちよかったし、
お風呂での口を犯されるようなキスもすごく興奮した。
シャワーを浴びてすっきりしたあと、
クールダウンして冷静に少し休憩したかったのに、
たくさんのキスを浴びせられ、
チュッチュッと吸う音と荒い鼻息を聞いていると、
“寝不足だから休憩したい”という欲求が
いとも簡単に消えてしまい、性的な興奮が高まってしまった。
やっぱり、前回のセックスが激しすぎたことを身体が記憶してしまっているのだろうか?
私の吐息も勝手にすごく荒くなってしまった。
自分でもよくわかっているのに、とめることができない。
前回のセックスは、自分の身体のOSがバージョンアップしてしまったと思うくらい気持ちよくて、
何度もいってしまった。
前回のセックスの後で別れる時に、
もう次の約束を決めたくなっていたくらいだった。
(それは、スローセックスを初めて知った時の感覚や行動パターンと全く同じだった。)
前回のセックスの最中、私がいくたびに彼は時間をかけてディープキスをしていた。
(もしかして、私をこういう風にしようと思って、
いくたびにディープキスしてたのかな…?)
今までだったら、キスだけでこんなにも感じて鼻息が勝手に荒くなるなんてことはなかったし、
女性が鼻息を荒くするなんてみっともないと思っていた。(比喩じゃなくて、本当に、運動した後や動物のように荒い息になってしまうのだ。)
なのに、身体が勝手にそうなって、止めることができないし、止めようと思う余裕もなかった。
走った後に息が荒くなる生理現象のようなもので、きっと止めようとしても止まらなかっただろう。
フーッフーッフーッ、はぁはぁはぁはぁはぁという
お互いの荒い吐息の音と、
ぴちゃぴちゃ、じゅるじゅる、ちゅーっ、ぴちゃっぴちゃっ…というキスの音が混ざり合っていて
私は彼の感触と、熱量と、音の全てで感じていた。
(ああ…これもクオリア…?)
キスだけなのに、まるでセックスの中盤に
ポルチオで感じさせられて快感が深くなって
少し気が遠くなるような、興奮しているのに
眠くなるような感覚に襲われた。
…
ぴちゃっぴちゃっ、じゅるっじゅるっという音が大きくなって、現実に引き戻される。
「ううっ…一服っていってたのに…激しい…今日朝メッセージが来て、どういうお誘いかな?って思ったの…こういうお誘いか それとも、やっぱり出国前は忙しくて会えません、のどちらかだと思ったの…こっちだったんですね…」
キスをしているだけなのに、
お互い吐息がますます荒くなっていた。
私はもう、うまく話すことができなくなっていた。
「ご飯だけの方が良かった?」
「どうして私たち、普通にお話しだけってできないのかな…?」
彼は無言で、私の唇全部をふさぐようなキスをしてきた。
彼の唇がとても熱い。
「んんん…っ!」
そのままベッドに押し倒される。
フーッフーッフーッフーッ…
彼の鼻息がとても荒い。
全裸の彼は、私のバスローブをはだけさせて
私の手首をベットに押し付けて
私のふとももの間にはいってきた。
まだなかにはいれていなくてその手前に
彼のものがある。
その状態で彼はまた、私にディープキスをしてきた。私の口に彼の舌を深くいれてきていやらしく舐め回す、犯すようなキスだ。
私の下半身周辺にある彼のものが、とても大きくなって熱い熱を発しているのがわかった。
彼はわざと、それが私の入り口すれすれに触れるか触れないか、の位置に来るようにして、
お風呂場でしてきたような激しいディープキスをしてきた。
指もなにもいれられていないのに、私は快感でますます濡れてきて、キスが擬似セックスのように感じられて、どういうわけか軽い潮吹きのような現象が起きた。
(まだセックスする前からこんなことってある…?
お漏らしみたいで恥ずかしい…)
「…キスだけですごい濡れちゃった…」
(ピュッと何かが出てしまったことを誤魔化したかった。なにもあそこに入れてないのに潮吹きなんて意味がわからない…)
「すごい反応だね、ここからおつゆがたれてるんじゃない?」
彼は右手で自分のものを握って、その先端を
私の入り口にそっとこすりつけた。
「あああ…っっ」
彼のそれはとても熱い。まるでディープキスをしてきていた唇のように熱を持っている。
(あぁ…早くいれてほしい…)
「tefeさんのいやらしいおつゆ、足まで垂れてるんじゃない?」
「…え、なんでわかったの…?」
「だって垂れてるもん」
「…わかってたんだ…」
「おつゆがあそこからどんどん垂れてる来てるでしょ、僕わかってるよ」
「ばか…バレてないと思ってたのに…」
「さっき僕のにかかったよ?tefeさんの。とろ〜って」
「やだもう…自分しかわかんないと思ったのに…」
「なんでおつゆがこんなに垂れちゃうの?」
「自分でもわかんない…頭と身体がバラバラ…」
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