おずおずと浴室にいくと、彼は嬉しそうな顔をした。
「洗ってあげる」
「え、、大丈夫、自分で洗えます」
「洗ってあげるよ、はい、こっち向いて」
立ったまま彼と向かいあった。
「…洗うの好きですね」
「うん、僕洗ってあげるの好きなの。」
いきなり鼻息が荒くなっていた。
それでも私の身体を洗う手つきは優しい感じで、いやらしいことはしてこなかった。
ボディソープの泡を絡めた両手で、抱きつくようにして背中を広い範囲で撫でたり、両肩に泡を広げたりして洗ってくれた。
「なんかお母さんみたい。穏やかな気持ちになります。」
「そう?」
そのうち、身体を洗ってくれる彼の手が、
私の両胸にきた。ボディソープの泡を絡めて
わざと焦らすように両胸の先端の周辺を
そおっと刺激した。
「キスしよう?」
両胸の先端はあくまでそっと触れられているだけなのに、キスは私の口の中まで舌を侵入させて舐め回すような獰猛なキスだった。
身体を洗う手つきの優しさと、犯してくるようなキスのギャップに、私はなんだかすごく感じてしまって、一気に濡れた。
“もっと先に進んでほしい、犯すようなキスと同じように胸も下半身ももっと…”という衝動がわいてきて、身体が勝手にくねくねしてきてしまった。
彼は本当に、私が彼を欲しくなるように仕向けるのが上手い。
それに、ここ数回のセックス特に前回のセックスが
気持ち良すぎて、なかで何度もいってしまった。
そして、私が気持ちよくなるたびに
彼は長いディープキスを繰り返した。
そのせいで、ディープキスとオーガズムが関連づく回路ができてしまったのだろうか…?
自分でもおかしいと思うくらい、ディープキスだけで立っていられなくなるほど感じて、今すぐいれて!と言わんばかりに愛液が溢れてきた。
(こんなになっているのを知られたら恥ずかしい…)
私は、そんなにも感じてしまっていることを
隠した。
「ふふっ じゃあ僕先に出てるね?」
「はい…私はもう少しシャワー浴びてから行きます」
彼が浴室を出た後に自分で手をやると、
濡れるというより既にトロトロと溢れ出していた。
(えっ なにこれ。なんでこんなに…?)
身体がそんなに反応していたことを隠したくて
自分をクールダウンさせるためにも
念入りにシャワーを浴びた。
実際に朝いきなり彼から連絡がきて慌てたし、それがなくても前夜からずっと忙しくてお風呂にも入っておらず、息をつく暇がなかったのだ。睡眠不足気味でもあった。
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