いれられながらキスってすごくいやらしいですね、今さらだけど。ねぇ、中でもくっついてるでしょ?唇が密着してるのと同じみたい気持ちいいああっ


彼はラストスパートに向かう一歩手前にはいっていて、絶え間なくリズミカルな動きをして私を感じさせた。

今回のセックスでは、中で何度もいかされ、

Gスポットとクリトリスでもいかされたあとだったからか、快感が段違いだった。

彼がもうすぐ海外赴任でもう会えなくなる、

彼とセックスするのはこれで最後、という

特殊な状況も、快感を強くしたのかもしれない。


わたしのボルテージもどんどん上がって、私は絶え間なくよがり声を出していた。


正確には、自分の意思で「出した」のではなく、呼吸する時の息が勝手に快感にうめく官能的な高音の声(というか、むしろ音)になって「出つづけてしまって」いた。

まるでセックス中のBGMのように、高音で流れ続けた。半分以上、トランス状態のようになっていた気がする。

普段の自分の話し声の音程よりもキー4つ分くらいあがっていたと思う。「話そう」あるいは「喘ぎ声を出そう」という意思による行為とは完全に別のもの。

とても動物的な現象に思えた。

発情期のネコが唸り声のようにロングトーンで

ずっと音を出し続ける状態に少し似ているかもしれない。(私から出たのはかなり高音だったが。)

呼吸と連動して自然に出てしまう音なので、必然的にロングトーンになってしまうのだ。

話すとき以外の呼吸が、ほぼ高音の喘ぎ声になった。



うぁぁううううんあぁっううっ

tefeさん、今すごく女の顔してるよ?」

自分が私をそうさせてるんでしょ?

「あの真面目なtefeさんが、こんなに女の顔してるなんて。たぶんそんなにたくさんの人は見たことないよね。」


「ないですたぶん誰もない

ああ〜っううあうあぁあっ


「女になってるよ?僕の◯◯◯で」

「そおだねはぁぁんううっ気持ち良すぎてなんかどんどん…(呂律が回らない)


ぴちゃぴちゃと音を立てたキスをする。

下半身の方の刺激も相変わらず続けられていて、

気持ちよくてたまらない。


んんっふああぁんあぁああっ


呼吸するたびに出入りする息が全て勝手に高音のよがり声になっていた現象が、ますます自分のコントロール外に向かった。

呼吸をするたびに出入りする息が、高音のよがり声から、まるですすり泣きのような、息も絶え絶えのような、溺れかけて呼吸がちゃんとできなくなった人が高音で喘いでいるような感じになってきた。意識も朦朧としてくる。


あんああっああっあぁっあっ


気持ち良すぎて、うまく呼吸ができない。

声が、息を吐きながら出ているのか、息を吸いながら出ているのかもうわからない。うわずっていて音量も微かな、すすり泣きのいまわのきわのような音になった。


ピストンが素早く小刻みになる。


「よおし じゃあそろそろ」


「いいっだしてだしてだして?」

勝手に出てしまう高音の、もう息も絶え絶えになったよがり声に、なんとか言葉を混ぜて話した。


「ほしい?ほしいっていって?」


「ほしい


懇願するように言った。


「あぁぁぁっ」


「ううっ熱いのいっぱい出てる


「ああっいっぱい出てるね」


ハァハァハァハァ

うぅーっ

吐息が混ざり合う。


「嬉しい


「女になっちゃったね」


「気持ちよかった


tefeさん今すごく女の顔してるよ。あぁ気持ちよかった、、」


彼は私から身体を離して隣に横になった。


まるで、水泳でタイムを競って泳いだり、ジョギングでハイペースで走った後のように、

2人とも息が整うまでしばしハァハァいっていた。

その吐息もなんとなくシンクロしているようで面白かった。


わたし、心臓がまだドキドキいってる脈がすごく速くなってます」

「ふふっ 今日は特に激しかったからね。」

「よかった


彼にぴったりくっついた。強烈な気だるさが襲ってきた。


「あぁ、今日は僕、なんだかすぐには起き上がれないなぁ」

「はい私も同じく

「あぁ今日はよかった。

tefeさんがめちゃくちゃになるまで抱いてやった、そんな感じだよ。」


ばか、って言いたいとこだけど今日はほんとにすごかった。めちゃくちゃになっちゃいました私。なんか腕の血管もドキドキしてるもん

本当に感じるセックスすると、身体の動物的な部分に血液がいって、脳に血液がいかなくなるんですね。」


「まぁ、セックスの最中はね。

男はエネルギーを発散したくなる。

女性はまた違うかもしれないけど。」


「そうなんだ分からないです。いま何も考えられない。」


「頭が真っ白になるのって楽しくない?」

「うん

(無言)

「サウナに30分くらいはいったみたいに汗がすごい

「少し休みましょうか」

(無言)

「ふぅっ本当に悪い身体ですね。

私、ちょっと寝てていいですか?気持ちよすぎちゃったからなんだかぼーっとしちゃって。ちょっと休まないとだめみたい


私はスッと眠りに落ちた


彼に完全に気を許しているわけではないので、彼とのセックスの後にこんなに深く眠ってしまうのは

初めてセックスした頃以来だった。

最初の頃だって彼に気を許していたわけではなく、むしろ隠し撮りしてるんじゃないか?など疑っていて、彼を問いただしたり彼の本棚を点検したこともあったくらいだ。

それなのに、彼との初めてのセックスが想像を遥かに超える快感の強さで、セックスが終わった直後に思わ眠ってしまったのだった。(しかも、どことなく官能的な夢までみた。あの内容は今でも覚えている)


その後、数10分経って目を覚ました。

彼も寝てしまっていたという。

ーーー

目を覚ました後、彼が、奥さんの愚痴を言ったり“離婚したい”という話をしてきた。

私はその手の話は“ただひたすら聞き流す”と決めていたのでいつも通りの対応をした。

そのうちチェックアウトの時間が近づいてきたので、シャワーを浴びて、身支度をして、一緒にホテルの玄関を出た。

ラブホテルではない用途にも使われるホテルだからか、

時間差で出ようとは言われなかった。


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