浴室のドアを開けて部屋を見ると、彼は私に背を向け、
全裸の状態で大きな窓を覆うシェードを調整していた。
私は、彼に気づかれないよう、身体にバスタオルを巻きつけた状態でそろそろとベッドに向かった。
彼はそれを察知し、クルッと身体の正面を私に向けた。
全身を見るのが恥ずかしいので、照れ隠しで顔を背けてベッドの掛け布団を剥がして潜り込んだ。
「ねぇ、ちょっとゴロゴロしてゆっくりしましょうよ。時差もあって疲れてるでしょ?」
「なに言ってるの?こっち見て?僕もうこんなになってるよ。」
彼は私がかぶった掛け布団をバッとはがすと私の上にのしかかってきた。両手首を押さえつけられて強引なキスをされた。彼の唇がとても熱い。
「ううっ…いきなり…」
「ずっとこうしたかったんだ」
私の気持ちも反応もお構いなしにキスし続けてくる。
そして性急に私の胸の先を強く摘んでくる。
たったそれだけのことで、理性に反して一気に濡れた。
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