駅まで行く割には細い道を通るなぁと

思いながらもに着いていく。

軽自動車がギリギリ入ってこられるかな?という位の

昔からあるような細い道だった。


なんとなく話が途切れた。


「…忙しそうなのに、今日は時間をとってくれて

嬉しかったです。」


歩きながら、言葉を選んで話した。


彼は私の方を向いて微笑む。


そのままスタスタと進んでいくので、

駅または講演会場に急いでいるのかな?と思って

一緒に歩いていくと、

彼は和風居酒屋の玄関前スペースに入り込んだ。


縦向きのスリットが並んだ木製フェンスで囲まれた

1畳程度スペースで、完全ではないものの、

道路からはなんとなく目隠しされている。


彼は、そこでぴたっと止まって、と向かい合った。


「ん?どうしたんですか?」


彼は、左右をキョロキョロ確認した上で、

顔を近づけてきた。


「え?なに?」


想定外の行動に、

も思わずキョロキョロしてしまった。


遠くに人が歩いている。


何をしたいのか分からないが、

とにかくこの場を立ち去りたいと思った。


でも、彼の勢いと熱気が止まらない雰囲気を感じた。


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