初めてのオーガズムシリーズ(11)
(ふふっ、僕から離れようなんて、もう2度と思わないようにしてあげる)
そんな歯の浮くような言葉を、また言っていた。
普段なら、そんな言葉を言われたら、“よくそんな調子の良い事を平気で言えますね”など返事しながらも、とても嬉しがったと思う。
でも、もう恥ずかしいくらいに快感に没頭してしまっていて、返事もできなかった。
彼は他にも色々な事を言っていたが、もはや私の耳にはあまり入ってこなかった。
彼の粘膜が私を最も気持ちよくするポイントに集中して腰を小刻みに高速で動かすと、面白いようにすぐに達してしまう。
(あっ…あっ…!また来る… また来ちゃうっ…!)
達する時は毎回、彼をキツく抱きしめていた。
※こうやって、腕や上半身に力を入れながらイク感覚も身体が記憶してしまったようで、バーチャルセックスの時に役立つようになりました。。
好きな人をギューっと抱きしめながらオーガズムに達する事の甘ったるい快楽と、頭が真っ白になる感覚に何度も浸っていた。
(...もうダメ…)
(とってもいやらしくて良いよ。そんなに僕が気持ち良いんだね。イッてる時どういう感じなの?)
(…空に向かって飛んでいくみたいな感じ。それと頭が真っ白になる感じ。)
(ふふっ)