『リーンスタートアップセミナー』に行ってみた | TEF-DO

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TEF北海道テスト勉強会「TEF-DO」

『リーンスタートアップセミナー』に行ってきました~。

日 時 :2013/7/09(火) 19:00 - 21:00
開催場所:ACU 大研修室1606 札幌市中央区北4条西5丁目 アスティ45
主 催 :(株)北海道ソフトウェア技術開発機構 

リーンの説明から始まる。
自分の知識は、
“リーン≒トヨタ生産方式”
ぐらいに知識だったので、このセッションは大変たすかった。
#本当は本を事前に読んでいくはずが時間がなかった(いいわけ)

MVP(minimum viable product)というのもなんとなく聞いたことのある単語だったけど、
何かしらのプログラムが必要なのかなぁと思っていたら、
パワポや絵で書いたものもそう呼ぶとは知らなかった。

あと、MVPで作成したソフトの品質は驚くほど低いとか。
最低限、実現したいこと、動くものを保証する程度。
更新しながら品質を上げていく。
#最近、似たような話を聞いたような…、うわさの「ゆるひん」が近い??

その後、2社の事例発表
・「受託開発と自社製品販売の違い~自社製品を売るための長い道のり」
 新井 俊一氏(株式会社もぐら)(以下M社)

・「リコーUCSの開発をリーンスタートアップ的視点でふりかえる」
 山本 陽平氏(株式会社リコー ネットワークアプライアンス事業部)(以下R社)

自分は組み込みのため、R社の話は非常に面白かった。
UCS(ググって)を作る際に、上から売れるものを作れといわれて始まったらしい。
#無茶振り

UCSを作る過程で、ダンボールと紙でモデルを作る。
そこから動作イメージしたり、使用上の問題を見つけたりする。
ハードを伴うと試作はかなりの負担になるし、ハードが出来上がる前に確認できるというのが良いですね。

ソフトの実際の使い勝手を試すために、同等機能を実現するために集めたハードセットもありなんだと言うことも良かった。
#むき出しのマイクにWebカメラとなぞの箱w
#最初から全てがそろってると思ったらいけないですね。


発表2社の特徴を勝手に比較





会社M社R社
規模中小ベンチャー大会社
対象Web系組み込み系
顧客BtoCBtoC


ここで、2社の話の中で共通していたと思うことは、
・小さく試して、方向修正、すばやく世にだす
・ビジョンはしっかりしている

自分が気になったこと、
チームの規模とスタートアップ時の技術の有無
というわけで質問した。

【M社】
・チーム規模は数名。
・新しい技術、ない技術よりも、持っている技術でできることを考える
 →予算が大きい会社と比べて限られているため、低予算で早く出さないといけない
というのがある

【R社】
・プロジェクトの初期から比較的人数はいる
・技術よりも何を作るが先

ちょっと驚いたのが、R社は開始時に必要であろう技術を持ち合わせていなかったこと。
知識を得ながら進めていったと。
#ビジョンがしっかりしていたから、必要な技術は後から追いついてくるのかなぁ。

全体的に面白かった。
あとは、自分が組み込みのBtoBなので、この辺の事例がないかなぁ、と思ったしだい。


蛇足
R社のチームビルディングに「大富豪」をやるは面白しろそう。
その人の性格がわかるらしい。