18歳から化粧をするようになってもう14年。眉は短くカットされ、大幅に抜かれ、もはや自分の本来の眉の形はわからない状態となっている。覚えている記憶では、私の眉は毛は多めで長く、眉山はあまりなく、眉尻にむかって下り坂になっていく下がり眉だったはずである。しかし、今では眉頭には毛が相変わらず密集しているのだが、眉山、眉尻あたりになるとほとんど毛が存在しない。眉が途中で尻切れ状態になっているのである。いつのまにこんなことになったのだろう。抜いているからなのか、それとももう毛穴がなくなってしまったのかよくわからない。
ちぎれ眉で出勤するわけにはいかないので、毎朝ペンシルやシャドーで描いているわけだが、これがどうもなんとなくでやっており、納得できるような眉が作れたことがない。ぼんやりと「このあたりが眉山かな」という場所をきめ、あとは適当に線を流す。それで私の眉メイクは終了だ。前髪でどのみち隠れるしまあいいや、とどちらかというとごまかしているという感じである。
眉が変われば印象が変わるというのはよく言われていることで、私自身も「眉をきちんとしたらだいぶ違う(美人に見える)のではないか」という気持ちを常々抱いている。しかし、ファッション・メイク誌の眉メイク特集も熟読し、ネットに出ている眉講座もお気に入りに入れて何度も見ているし(だいたいどこも似たようなことを書いているんだけど)、黒眼と目じりの間の垂直線上とか、鼻から目じりを結ぶ線とか一応指示どおりにやってみるのだが、それでもどうも難しい。
そこでここはプロに任せた方がいいと、眉カットに定期的に行ったこともあったわけだが(美容室やクイックメイクサロンなど)、数日経つと形がくずれてしまうし、わざわざそんなところに眉だけのために行くのも面倒になり、いつしか自己流に戻るという繰り返しである。
そんなテキトー眉を保持する私が今回思い立ったのが眉テンプレートである。その名の通り、テンプレートをなぞるだけで簡単に眉が作れるというしろものである。これはありがたい。この際、「人によって骨格が違うのでテンプレートではその人に合う眉は作れない」という通説は考えないことにする。
店頭で売っているのを見たことがないので、ネットで検索し購入した。840円である。この安さで眉が作れるのなら大変ありがたい。パッケージの中には説明書も入っており、いつもの「目じりから垂直線の位置に・・・」とか書いてある。
テンプレートは6種類。左側が眉山の角度がついたフェミニンタイプ。右がゆるいアーチを描いたナチュラルタイプである。それぞれ太さも三段階ある。
眉メイクに悩んでいる私が欲しいもの、それは眉山。眉山があれば、もっとあかぬけた感じになれるのではないか、と長年妄想してきた。右側のナチュラルだと変化がなさそうなので、左側のフェミニンタイプを使用してみる。不自然にならないよう今の眉の太さと同じ程度のものを選んだ(一番下)。
眉パウダーでテンプレートの中を黒く塗っていく。テンプレートの素材が柔らかいせいか塗りにくい。「どうなんだ、これは?」と不安になりつつ、テンプレートをはずしてみる。すると、どうだろう。想像していたよりもずっときれいに、しかも自然な眉ができあがっているではないか。これはいい。あこがれの眉山がついたおかげで、私も美人顔になったような気がする。眉プレート、使える。しばらくは世話になるだろう。
