今日は退院の日です。
まだ腸がかなり浮腫んでいるようですが
腹痛なし、熱なし、下痢なし、食欲あり
なので、家に帰れることになりました
年末まで、気づけけば、あと2週間。
体調に気をつけて、
クリスマス・お正月と家で過ごせたらなぁ。
巷はインフルエンザが流行ってるそうなので
気をつけたいです。
ところで、去年の今頃は
私、腹水が10-15キロ溜まり
腹水で肺が圧迫され、
呼吸ができず苦しんでました。
胃が圧迫されて、飢餓状態なのに食べることができず、
それなのに緑色のゼリーのような胆汁というものを
マーライオンのように一日中吐き続けてました
筋力が落ち、寝返りも打つことができず
24時間介護の寝たきりオムツ生活。
車椅子に乗ることさえ出来ませんでした
ベッドから1ミリも動けませんでした。
体重は生命がギリギリ維持できる25キロ前後。
体に脂肪は一切なくなり、頬はこけて、
目がギョロッとして、歯は飛び出したようになり
骨だけの手足。それなのに、パンパンのお腹。
苦しくて一日中唸っていました。
覚悟を決めて母にお葬式のことを頼みました。
それでも、お見舞いに来てくれたティースケ姉に
「ไม่อยากเสียชีวิต!( 死にたくないよ!)」
と大声で泣いて騒いでしまいましたが。
先生にもこの病院では、もう出来ることはないと
言われ、死の淵を歩いていました。
先生に会うたびに
「先生、助けて。助けて。」
と唸っていました。
それが、
今、生きています
一昨日のCT結果を見ると、
ついに腹水がほぼ全部なくなっていた
とのことです
腹水がなくなる日が来るなんて信じられない
これはもう本当に転院先のC病院の先生のおかげです!
C病院で見ていただけて、本当に良かった
CART治療をしたり、いろんな検査をしたり。。。
胸に溜まった水を抜いたり。。
でも、どんな検査でも主治医の先生が
いつも来てくださり、立会い、励ましてくれました。
毎日微妙な量の薬を調整しては
様子をこまめに見てくださったり、
正直、自分でも生きられると思ってなかったのに
C病院の先生が
「大丈夫だよ。元気になれるよ。
春には元気になる!桜🌸が見られるよ。
夏には家に帰れるよ。子供と花火が見られるよ
今が一番辛い時なんだ。今がピークだよ。
抗ガン剤は必ず身体から抜けてくる。
これから、どんどん良くなるよ」
と毎日毎日励ましてくださったので
単純な私は
そうなんだ!私、生きられるんだ!
元気になれるんだ!!
と希望を持ちはじめました。
C病院の看護師さんたちの
「元気なったら、トム子さん飲みに行きましょうー」
「私の田舎にも、遊びに来てくださいねー」
なんて言葉に勇気付けられ、
生きられたら、私にもまた
外に外食に行ったり、旅行に行ったり
そんなことができるようになるんだ
と、ハッと思い出させてくれました。
長い長い闘病生活でそんなことは諦め忘れていました。
だから、お世辞でも何でも凄く嬉しかった
看護師さんの恋バナを聞いたり、
旅行の話を聞いたりすると
自分が普通の人みたいで、すごく嬉しくて
すごく毎日楽しかったです。
だから、C病院からB病院に戻るのが辛かった。。
C病院を出る日、偉い先生も、主治医の先生も
看護師さんも皆あつまってくれて、見送ってくれて
まるで卒業式みたいでした。
で、、今はB病院で新しく本院から来た
ベテランの先生に見てもらってます
熱血で細やかに見てくださる先生です。
この先生もとても素敵な方です
なんか、いつも とても素敵な先生に
めぐり合わせていただいています。
神さま、ありがとうございます
こんなんで、病院漬けの一年でした。
でも、苦しかったけど、死にかけていた1月からは
今の12月の私は想像できないくらい元気に回復できた
本当に楽しい一年でした
時々、退院して家にも帰れたしね。
病気を告知された時に、諦めた夢のひとつ。
娘の七五三姿を見ること。
11月には、近所の神社に七五三へ。
(↑ティースケさんと、ナーちゃん)
とてもよくお着物が似合いました
お芋掘りの遠足の日には
がんばって、お弁当も作りました。
まぁ、力を振り絞って作ったので
その夜に救急車で運ばれましたが。
娘の運動会も少しだけ見に行くことができました。
一所懸命練習していた、かけっこ!
ゴールしたとたん、180度回旋して、
私のところまで走って会いに来てくれました。
ママ、うれしかったよー!がんばったね
がんばって、ごはんを沢山食べられたね。
えらかったねぇ。
一緒にお料理もしました。
この日はカルボナーラ
いつもお手伝いを頑張ってくれる
優しいお姉さんに成長してくれました。
本当はどこかに遊びに連れていってあげたい。
動物園、水族館、デパート、ハイキング、温泉、旅行
いろんな体験もさせてあげたい。
でも、毎週お見舞いにきてくれるナーちゃん。
そして家にいても、体力的に
どこにも連れて行ってあげられない。。。
ごめんね。ごめんね。
こうして振り返ると
闘病生活で、一年の大半を病院で過ごし
何度も死にかけたりしましたが
それでも今年は、去年起きた病気判明、
無菌室に隔離、予後不良判定、移植、
移植後の苦しみ、腹水問題、、、などを考えると
はるかに幸せで、本当に楽しい一年でした。
こうして今生きていられるのは
先生方、看護師さんのおかげと
家族の献身的な看病とサポートのおかげです。
それから保育園の先生方のおかげ!!
周りの皆さまには感謝してもしきれません
ありがとうございます。
ブログを通して、励ましてくださった方々
いつも見守ってくださる方々もありがとう!
これからも頑張って生きます!
急性骨髄性白血病だろうと、
それが予後不良でFLAT3で移植後の生存率20%でも
頑張って生きます!
絶対に20パーセントに入る!!!
今は移植後1年半たちました。
まだまだ生きるぞ!!!
ナーちゃんのランドセル姿は絶対に見る