大東京。
新宿は色々な思い出がある。埼玉栄に通っていた高校生の時、ある人に紹介してもらったスポーツマッサージの場所が新宿だった。首、肩、腰、脚と、当時から身体中ガタが来ていて、2週に一度くらい通ったことがある。新宿って、人が多くて建物も大きくて、すっごい街だなーって。北海道から出てきた私は、毎回この圧迫感に飲まれていた。新宿の母っていたっけ。進路で迷っていた高校三年の頃、勇気を出し、一人で新宿の母に手相を見てもらいに来た。確か当時3000円。見てると鑑定はあっという間。なのに高い!ドキドキしながら30分以上並び、自分の番が来た。新宿の母は、私の手相を見て、“自分の思った方に行け、間違ったっていい、まだ若いんだから。あえて言うなら、AのところよりもBの方があんたには合ってる。”そりゃそうさ、17歳、まだ若いし、間違ったってやり直しきくさ…あまりにも早口でツッコミなんて入れられるわけもなく、ものの数分で鑑定は終了。結局私は、Aの選択を取る。間違えてたか間違えてないか、それはわからない。でも、間違っていたとしてもやり直しはきいていて、今の私があるはず。北海道から私に会いに来た母親と、買い物したり、ご飯を食べた新宿伊勢丹。そんな伊勢丹に、娘と来る。当時の私よりも意識の高いうちの娘。正面から入店し、沢山のショーケースに入ったアクセサリーを見て大興奮。これは本物?お祭りのネックレスとは違う?“すみません、これは本物のパールですか? 本物のゴールドですか? 本物のダイヤモンドですか?”という娘の質問に、どのショップのお姉さんも優しく対応してくれる。AHKAHにいたっては、娘に試着までさせてくれた。絶対買うはずのない、小学生の子供に優しい対応は、さすが伊勢丹!なのか。そして歌舞伎町まで歩いてみる。娘: なに?ここ。なんの店?私: ここは夜中でもオープンしてる、大人が遊ぶ場所よ。酔っ払いに来るところさ。娘:この女の子たちの写真、すごっ!メイクがひどいね?え?これが普通?私: 夜は店も暗いから顔が見えにくいんじゃない?まぁ、色々な人がいるのよ。私&娘: ぎえー!これ、誰か吐いたやつじゃ!?まぁ、なんで歌舞伎町て、ここに老舗の美味しいタイ料理屋さんがあるとの事で。エレベーター一緒に乗ったおじさん、昔風なあっち系な雰囲気で、ガラガラ声で、“ここ来たことあるんか? ここの店は美味いんか?何が美味いん?”なんて、会話しつつ、あー新宿って色々スゴイ!なんて思いながら。娘“面白いよね、こういう、初めての場所。人多いのとか電車とか嫌だけどさ。”東京、暑いしもういやー!とも思うけど。たまに来ると、面白い刺激を受けるし、ちょっとクセになる、そんな街。