TICHOUCHOU | アニーとボンボン

アニーとボンボン

彼女は天国にいる気分




TICHOUCHOU
1994,l'ecole des loisirs
texte et illustrations de Nadja


●あらすじ
アメリは、かばんにティシュシュを入れて
学校へ行きました。

ところがふたをきちんと閉めなかったので
ティシュシュは道に落ちて迷子になってしまいます。

街をさまよい
疲れ果て
ついに眠り込んでしまうティシュシュ。

ところが目を覚ますと
本物のゾウに囲まれていました。
知らないうちに動物園に来ていたのです。

ティシュシュは子ゾウのトニーと友だちになり
楽しい時間を過ごしますが
やっぱりアメリのところに帰らなければなりません。

ティシュシュはトニーに手伝ってもらって
すてきな方法を思いつき...。



つぶらな瞳がたまらなく可愛いピンクの小象ティシュシュ
これはナジャの型抜き絵本シリーズのひとつ

ぞうの他にうさぎ・くま・かめ・さい・人形があるよ

表紙がとってもかわいいの
ぽてんと座ったティシュシュが
まっくろな目でこっちを見ているーん




BOBBY


作者のナジャは作品の内容によって
画風をがらりと変えます。

シリアスな物語には暗めの重々しい色彩を
ティシュシュのような作品には色もユーモアもたっぷり
文も絵もまるで別人のよう。

13歳まで学校に行かず
絵本作家のママンがつくる物語や
レバノン人で医師のパパンが
いつも両手に抱えて買ってくる本に
囲まれて育ったナジャ。

彼女特有のユーモアや
細かいことに頓着しない
のびのびした絵は
そんなところからも培われたのかな?


私、絵本は大人になってからも大好きで
本屋でお気に入りを見つけたら座り込んでしまう
翻訳されていない絵本を読むときは
語学の勉強にもなるんだ!
素敵!!