スロータイム朝。 薄靄を通して見る景色はスローペースだ。 独特の形状をした建物の、丸い屋根に反射した太陽は 中天を目指しゆっくりと昇っていく。 運河の水面がわずかに揺れて、水に映る橋脚がゆらゆらと揺れる。 まだ船は通らない。波を立てる不束者もいない。 昼の賑やかさもない静寂の中で、時折通るトラックがいなければ時間を忘れることだろう。