3.落ちてきた雪
「ごめんよう。ごめんよう」
と言ってとしお君は笑いながら走って逃げました。
これを真っ白になっている杉のてっぺんから見ていた者がいました。
テドゥウです。
テドゥウは都会から来たこの二人がこまったことにあったら助けてあげようと見ていたのでした。
でも、としお君のこのふるまいを見て
「ちえちゃんがかわいそうだ。ようし、としおをこらしめてやろう」
と思い、姿を消してとしお君のそばに行きました。
そして、としお君のせなかをおして木の下に連れて行きました。
でも、としお君はせなかをおされたとは思っていません。
走っているうちにいつの間にか大きな木の下に来てしまっていたのです。
としお君は、上を見上げました。
「大きな木だなぁ」
とつぶやいたしゅん間。
ドドォー。
と、大きな音とともに大きな雪のかたまりが落ちてきました。
いくら雪といっても、こんなに大きなかたまりだととしお君は大けがをするかもしれません。
あっ、あぶない。
ゆきだるま4「やさしい風」につづく