少し前に私のSNSのフィードが「今ここ」というワードで埋まったことがありました。


というのも、その時私の周囲はマインドフルネスブームで、「今ここ」というのがマインドフルネスの概念だったからです。


人ってなんと、一日に6万回も思考しているそうなんです。


そして、そのうちの8割は昨日と同じことを考えているそうです。


ちなみに不安や悩みを感じる時は、だいたい思考は今ではなく過去か未来に向かっています。


そんな思考の世界から抜け出すためには、まずは自分が思考していることに気づくことが必要で、それに気づくのためのものがマインドフルネスであったり坐禅だったりします。


そして、マインドフルネスも坐禅も「呼吸」に意識を向けることからはじまります。


思考の世界から自分の世界へ「ただいま~」って戻ってくるために、「ただ今」の呼吸に意識を向けるんです。


……と、簡単に書きましたが、それが案外難しくて…



私は


自然の中に身を置く

お香を焚く


ということを、思考から離れる際のスイッチにしています。


↑光が綺麗に撮れました





思考からパッと離れるには、大自然に触れるのが一番早いんですが、日々の生活に大自然は存在しないので「お香」が、私が思考を手放すための大切なアイテムになっています。



そしてここで重要なのが、そのお香が「100%天然原料」であることと「手作り」であることなんです。


お香の原料って、ほぼ植物の根や茎、実や樹脂だったりするので、香りを聞くだけで、大自然にいるかのような錯覚に陥ります。


嗅覚は記憶と密接に結びついているので、植物の香りから大自然の記憶を呼び起こそうというわけです。


それで、一つ一つのお香の原料の香りと向き合いながらお香を作っていると、それこそ一歩一歩森の中に足を踏み入れていくような感覚になれます。


ただ、作っている時に思考が入ってしまうとその感覚が味わえないので、ある程度お香作りに慣れて、無心で作れるようになると、その感覚を味わうことができます。


そしてもう一つ、思考を手放すために必要なのが「坐る」ことです


「坐る」とは、文字通り、じっとすわって何もしないことです。


たとえば、お寺にいると

「生きている人が亡くなった人に“執着”していると、亡くなった人が成仏出来ない」

とよく言われるのですが、


“執着”って、思考にも働いていると思うんです。


じっとすわっていると、最初のうちは目まぐるしく思考の波にのまれてしまうのですが、その思考を冷静に見つめてみると、だいたい過去や未来の出来事に対して執着している故に起こっている思考だということに気付きます。


それを、お香を焚き、呼吸に意識を向け、今に集中して「手放す」ことで、本来いるべき自分の世界へ戻ってくることができます。


順番としては


じっと坐る・・・目まぐるしく思考の波にのまれていることに気づ



お香を焚く・・・手放しスイッチオン



呼吸に意識を向ける・・・ただ今の呼吸に集中して、思考の世界から自分の世界へ戻ってくる


という感じです。


目まぐるしく思考していると、一見成長しているように感じますが、内面的な成長は「手放す」ことで為されるように思います。


そんなわけで「手放しスイッチオン」するのにオススメの“沈香のお香”を抽選で3名様にプレゼントしたいと思います。


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※募集ページの期間は先回のままになっておりますが、お申し込みフォームは開けておりますので、そちらからお申し込みいただけます。

雨の時季に自宅で楽しんでいただきたい…!ということで、なんと全6回一気に見れちゃうそうです。

先回タイミングが合わなかった方、お申し込みを逃してしまった方は、ぜひこの機会にお申し込みくださいね。