70の手習い で始めた DTM ですが、当面の目標だった「楽譜化」が取りあえず完成しました。前回は、先生から教えてもらった MuseScore を使って Cubase で作成した音源データを楽譜化したのですが、そのまま使える状態ではありませんでした。

 

 

 

その後、MuseScore 上でこの楽譜を修正しようと試みたのですが、マニュアルもない状態でどうやったらいいのかさっぱり見当もつきません。一方、表記は変な楽譜ですが、音を鳴らすと自分が思った通りの演奏になっています。左手と右手が混在した表記にはなっていますが、音の高さや長さは正しく採譜されているからでしょう。そこで発想を変えて、これをもとに「手入力」することにしました。

 

MuseScore には白紙の五線紙上に一から譜面を作成する機能があります。そこでヘ長調の4/4の五線紙を用意して上記の楽譜を参照しながら書き込んでいったのです。

 

 

書き込んだ譜面は音を鳴らすことができるので正しく入力されたかのチェックが可能です。また、MIDIキーボードから入力することもできますが、音階で弾いた音がスケールにならず、縦に積みあがってコードになってしまうなど最初はかなり混乱しました。しかし、レッスンの時に分からないところを先生に聞いて「習うより慣れろ」の精神で取り組んだところ何とか基本的な操作ができるようになりました。そして私が弾いた最初の8小節はこんな譜面になりました。

 

 

これで、次回のピアノサロンのレッスンでは先生にアレンジをみてもらうことができます。多少の手直しがあったとしても、2月の発表会までには十分練習を積む余裕ができました。

 

思いのほか早く「楽譜問題」が解決したので、DTMの教室では本来の Cubase を使ったコンピュータミュージックの基礎を学び始めました。今回の宿題は、前回教えてもらったドラムの打ち込みに、ベース、キーボード、ギターなどを重ねて16小節ほどのアンサンブルを作ることです。コード進行がシンプルな "Summertime" を題材に悪戦苦闘中ですが、最初は「何のこっちゃ」と五里霧中だった プロジェクト/トラック/イベントといった Cubase 独特の基本的な枠組みがようやく見えてきた感じです。こちらも「習うより慣れろ」が上達の鍵なのかもしれません。