私が通うピアノ教室の待合コーナーで先日こんなポスターを見かけました。レッスンのとき先生に聞くと、フルートの先生と一緒に企画した、それぞれが受け持つ生徒たちの発表会とのことでした。最後に二人の先生によるアンサンブル演奏があるというので、今日の11時半からの第1部のコンサートを妻と一緒に聴きに行ってきました。

 

 

音楽教室の発表会というと、孫娘たちが通うピアノ教室のような、幼稚園児から大学生くらいまでの若者が馴染みのあるクラシック曲を演奏するといったイメージでしたが、今日の発表会の演奏者は全員が大人でした。30代から上は私と同年配かそれ以上と思われる方までの男女11名が、クラシック曲のみならず YOSHIKI の "Forever Love" や坂本冬美の "まだ君に恋してる" などのポピュラー曲を、緊張しつつも楽しそうに演奏していました。フルートとピアノの両方で登場した男性もいました。

 

演奏が始まる前に、それぞれの演奏者の簡単なプロフィール紹介があったのですが、初めて習い始めた方もいらっしゃいましたが、私がジャズ・ピアノをまたやりたいと思ったように、昔習っていたピアノやフルートを再開したくてこの教室に通い始めたという方がほとんどのようでした。だからこそそれぞれのレベルで演奏を楽しんでいたのかもしれません。そういう意味で "大人" の音楽教室というのは、生徒の人生経験が異なるだけに みんなちがって、みんないい の精神に溢れているように感じました。

 

発表会のトリを飾る、先生お二人によるアンサンブル演奏は久石譲さんの "Oriental Wind" という曲でした。知らない曲名だったのですが、始まったとたん聞き覚えのあるメロディーが耳に飛び込んできました。「サントリー伊右衛門」 のテレビCMで使われていたあの曲でした。ピアノとフルートの息があったとても素敵な演奏でした。