洞窟ホテルの難点は素敵なのだが空気がどうしてもこもりがちとなってしまう点だ。
このため、カッパドキア滞在中はあまり子供の具合はあまり上むかなかった。

また、薬があまりにどろっとしていること。
味が馴染みがないことで嫌がってほとんど飲まなかった。
ミルクも吐いてしまい、かつ熱も高く非常にかわいそうであった。

ということで、カッパドキア3日目は下の子は静養。
上の子は僕と観光と言うことになった。

早朝には2回目の気球にも無事に乗ることが出来、上の子供は2日連続で気球を堪能させてあげることが出来た。

カッパドキアにはキリスト教初期の遺跡が多くある。
特に見たかったのは地下都市と言われるものだ。

地下都市はいくつかあるのだが、最大5万人が暮らしたと言われており、人類が作り出した壮大なアリの巣のような構造になっている。

入ってわかるのだが、ひたすらにアリの巣だ。
おそらくは4畳半ぐらいのスペースに家族で暮らしていたのだろう。
宗教心のためであったのであろうが、ここで生涯を送ることになった人たちを思うとちょっと暗鬱になる。

後で聞いたのだが行方不明者もいるらしく、また、明かりがついていて観光用になっている場所であっても見た目が同じようになっていて迷ってしまうぐらいだ。
結局、子供が怖がってしまい、韓国人観光客の後をついて観光することにした。

その後、山のようになっている元はお城として使われていたという岩山などを観光し、ホテルに帰った。

カッパドキアの総合的な感想としては自然としてはグランドキャニオンのようだな。
という印象だ。

グランドキャニオンの方はこれほど大規模な居住が見られなかったと思われるが、カッパドキアは歴史上、キリスト教徒の隠れ家として利用されてきたこともあり、人類の痕跡が極めて濃いのが違いだ。

この後、4日目の朝となって予約していた空港バスが来ず、ホテルの従業員をたたき起こしてタクシーを手配してもらい、カイセリ空港へ飛行機の25分前に到着するということになった。

国内線の空港に入るためのセキュリティチェックの行列はどう考えても間に合わないレベルで、他のトルコ人の子供連れの人と一緒にくっついて出発15分前にカウンターに着き、荷物を預け、無事に乗ることが出来た。

乗れなければイズミルはもはや日程的に不可能であったので本当に良かった。
トルコ人たちの旅人に対する暖かいサポートと融通の利かせ方には大変助けられた。

そんなこんなの混乱の中、一挙に回復した下の娘と無事イズミルという憧れのエーゲ海沿いの町に向かうこととなった。

つづく
病院はカッパドキアのネヴシェヒルの町にあった。
私立病院だそうで、英語が話せる人が通訳してくれるとのことだ。

個人的には病院の前に一仕事。
あこがれの気球に上の娘と乗ってカッパドキアを空から堪能するのだ。

4:45分に迎えのバスがくる。
下の子が病院にいくぐらいなので、初日奥さん、2日目僕の予定が逆転し、僕が初日に回った。そもそも、1歳児は非常に気球に乗ることをお薦めしない。
と言われたので2日に分けていた。

しかし、天候が少しでも崩れれば危険であるため、気球はキャンセルされる。
2日取っていたのは予備日をもうけるためであったのだが、仕方がない。
最悪、僕しか飛べないかもだ。

カッパドキアは2泊3日であこがれの洞窟ホテルに宿泊した。

トルコは人治の国だ。
様々な予約を事前にしていくと安心であろうが、個人旅行であれば現地の事は現地で手配した方がいい。約束は守られるし、よくしてもらえるからだ。
今回は色々と事前に手配してしまったためにホテルにはあまりアカウントを付けられなかった。良くはしてもらったが、その後の手配トラブル等もあり、ホテルで依頼すれば良かったと実感した。

気球自体は素晴らしかった。
朝焼けも見られ、時間どおりホテルに戻る。

休む暇なく病院へ。
ホテルからタクシーを手配してもらい病院へは30分ほどで着いた。
病院は実に清潔でかつキレイな病院で受付に行くとすぐに英語の出来る人が応対してくれて、予約をしていたこともあり、診察室に通された。

英語を話せる人は一人しかおらず、フランス語は出来ないかと聞かれたが出来ないので結局、その人を拘束してしまった。

診察室内は4人ぐらいの看護士さんとお医者さんがいて、まずは採血して見ようということになった。

これが、うわさに聞く保険だからなんでも検査かとウンザリしたが、不安ではあるので採血に移った。あまりに1歳の娘が抵抗するので小児科に移送され、そこで採血され、簡単な質問をされ、薬を処方してもらい、あとは血液検査の結果を待つだけとなった。

10時に病院に着いて、11時には全て完了したかに見えた。

検査結果がところがどっこい、15時半までかかり、1日が潰れた。

ランチは病院に社食で食べさせてもらい、名物の白インゲン豆のトマト煮をここで食べられた。
かなりおいしい。

血液検査の結果、何もなく。
安心だけをもらい(これはかなり心理的に大きい)帰ることが出来た。

警備員の方から看護士さん、お医者さん、受付の方に至るまで大変に親切で一切不快なことはなかった。

薬をもらいに病院から車を出してもらい(吹っかけられたが、前日のタクシー代を告げると減額してもらえた)薬局に向かい薬を処方してもらい、スマホを使って解読してこの日はホテルへの出前をお願いして、ゆったりとした一日が終わりを告げた。

あまりに疲れていて、泥のように眠った。

つづく
旧市街観光をして、メドューサの首が土台になっているという地下宮殿をあるく。
地下宮殿と言う名前だが、要は昔の貯水池であり、水道橋をつかって運ばれた水が蓄えられていた場所だ。

巨大化した鯉や金魚が暗闇の中を泳いでいる。
実際には観光用にそこここにライトがあるがうすぐらい。

この地下宮殿が見つかったのはそう前の事ではないらしい。
まだまだ地下に埋もれている偉大なる人類の遺産が多くあることだろう。
実にロマンがある。

ブルーモスクはあまりの行列にパスし、ガラタ塔へ向かうガラタ橋の麓にあるサバサンドの店で昼食をする。

が。

停電でビールを飲みながら食べられそうな場所はすべてサバが焼けないとのこと。

仕方ないので、船の上でサバを焼いている場所にて昼食。
ビールが飲めないのが唯一の不満だが、それ以外はおいしいし言うことない。
ピクルスと共にいただき、レモンと塩をかけただけのシンプルなものだがおいしい。
飲み物は不本意ながら水とレモネード。

日本に帰国後、パンとサバを炭火焼して食べようと思う。

食後、エジプシャンバザールで日本人駐在員御用達という店でキャビアやからすみ(最高に美味)だが、値段は正しいのか不明(建前は日本人駐在員たちの長年の付き合いで値段交渉なく買えるようになっているらしいので言い値で買ったが実際どうなのかはわからない)スパイスやナッツを買う。

この辺から子供がむちゃくちゃ熱っぽいのでホテルに帰って休むことにする。
はかってみると40度を超える高熱なので、入って来た東京海上の保険を使ってカッパドキアでの病院の手配をした。

ホテルのベルボーイは薬局で熱さましを買ってきてくれたり、何かと気を使ってくれたが熱さましを手に入れたことでだいぶ気が楽になった。チップをはずむ。

苦しそうでかわいそうなのだが、元気はあることもありそのままイスタンブールからカッパドキアへフライト。

到着後、ホテルでは保険会社手配の病院では無駄な検査で1日潰されること、薬を手に入れるだけなら地元の医者のがいいとおすすめしてくれたが、保険代を払っていることもあり、総合病院を選択した。

つづく